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こんなに、きわどい完走は、初めてだ。
もう二度とできないだろう
鷹巣商店街から右折したら、ゴールまで残り400mだ。
右折したとき、うす暗いのと、疲労、老眼で、
ストップウオッチは、見えなかった。
予備のトーキングウオッチが「ただ今、17時27分」と、発声した。
このウオッチは、1分刻みのため、59秒の誤差がある。
17時27分0秒~17時27分59秒、の時刻は全て、「17時27分」、と発声する。
残り時間は、3分0秒~2分1秒だ。
2013年(H25年)、100㎞に出場したときも、
この地点辺りで、競技終了の「煙火」が上がった。
フラフラとゴールした。17時30分20秒ぐらいだったか。
今年は、50㎞の部にも関わらず、同じことをやってしまった。
2015年から、連続4年100㎞の部DNF(リタイアー)だった。
2019年は、確実に完走したかったので、50㎞の部にエントリーした。
最後の400mは、
6分/㎞=2分24秒、~7分/㎞=2分48秒、
で走るのが、今のラン力だ。
シルバーの、ラン力では、
最速で、400mを2分24秒で走るのがやっと。
ゴール前、100m付近で、秋田のラン友が、
「30秒前、29秒、28秒・・・」とカウントしてくれた。
えー・・・・、残り100mで30秒しかない・・・・。
100mを30秒で走るためには、6分/㎞以上のスピードが必要だ。
この披露困憊状態で、本気で走った。
最後の100mは、5分30秒/㎞ぐらいで走った。
頭から、血の気が引くようなスピードだ。
この400mを、2分44秒95で、走り切った。
完走タイムは6時間59分58秒だった。
この15年で、
競技締切2秒前~0秒前のきわどいゴールを勝ち取った選手は、
100㎞の部、3人、
50㎞の部、6人、(シルバー含む)
計9人しかいない。
2秒前でも、完走は、完走だ。
完走できなかった選手の無念さも、背負って走った。
写真:
ゴール20m前の必死・壮絶ラン。もう前が見えない。
真剣な応援の人垣がゴールまで続いた。
秋田の応援者にあと押しされた。
空港トンネルから、
4㎞も一緒にがんばった、女性選手(51、宮城)が、
10m前を力走している。
画面左に、綴子大太鼓がみえる、
その前を左折すると、7mでゴールゲートだ。
この貴重な、写真を、友人が撮ってくれた。