雪沢トレイル・ラン
後半は国道7号3.5kmと、「農免道路」8km計11.5kmだ。
すでに25km走ってきたので、自信はある。
だがこの区間で「リタイアランナー」が出てしまった、T 氏(67)。
レスキューなし・・・・だったが、そうも行かない。
山の中で、25㎞地点まで当管理者と「びり」を争って
一緒に走っていたT 氏。
あまりにも、来ないのでサポーターが山の中に「捜索」に
3km入ったところで、
トレイルに、靴を脱いで両脚「痙攣」状態で座っていた、と言う。
最後の国道は、気温32℃、実際は35℃はあっただろう。
目がくらむ暑さ。風景が白く輝いているのだ。無風。
そのあとの「農免道路」8kmの暑さは、
脳天にハンマーを打ち込むような、環境。
びりだった管理者は奮い立つ。
200m先から2km先に仲間が4人いるという情報。
まず200m先のS氏(68)に追いつきたい。
だがスピードは上がらない。8分/kmでしか進めない。
しかもサポーターがいない。
水が飲みたい。冷たい水が欲しい・・・・。
残り7㎞地点で見慣れない黒い車が止まった。
リタイアしたT氏ではないか、
凍ったペットボトルガ、窓から出てきた・・・・
冷たい、うまい、ガーット喉にいれる、生き返った。
Tさん、ありがとう。
また走る、太陽はここぞと、迫ってくる。景色は、真っ白だ。
S氏が前に見えた、しかも歩いている。
比高差50mの3段登りの坂で追い抜く。
追い抜く際に消耗してしまい、また追い抜かれてしまった。
残り3㎞地点に、「商人留」の峠がある。ここで、S 氏を再び追い抜く。
この登りは、秋田100kmの、93㎞地点の、「大野台」の登りと思って
走ろうとT 氏に言う。
気力はもうなえているが、ここでがんばらないと、秋田100㎞はない。
最後の3kmは、平均8分10秒だった。
でもゴール200m前からは、6分/kmにスパートできた。
S 氏は約500m遅れて、やってきた。
足の故障で、躊躇しながらの参加だったS氏はよくがんばった。
大館ドームのゴールまでの37㎞を5時間16分で走りきった。
30才の若者は4時間だった。
参加者10人、完走者8人。サポーター4人。
このあと、さ楽しいBB(バーべキュー)で盛り上がったことは
言うまでもない。
写真:雪沢トレイル・ラン 地図。計37km。山中25km。
秋田県北部。
曲げわっぱの森付近には「まむし」多い。
熊避け鈴を、チャンチャン鳴らしながら走るので、耳障りなところもある。
次は、八幡平ランをしてみる予定。
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