ロード・マーシャル時事報告場

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白神博士

2016-11-06 15:24:52 | Weblog
「ゴジラ vs ビオランテ」に出てくる白神博士は、冷静な紳士の様で、かなりのマッドサイエンティストである。

ストレンジラブ博士級と言ってもいいだろう。

しかし、それをあまり感じないのはやはりあの落ち着いた感じのなせるわざか。

頭の中身が危険でも、表面上が普通だと受ける印象はずいぶん軽減されるものである。

見た目の大切さがよくわかる(対照的にストレンジラブ博士は見るからにマッドサイエンティストである)。

世の中、外見が重要であるな。

ちなみに、白神博士の遺体を映してからの「ゴジラ vs ビオランテ」のエンディングは不可侵領域である。

「いつから私たちは、こんな時代に生きるようになったのでしょう。 神に向かって一歩、歩み出した日から、それは始まったのかもしれません。 思い出してください、もう一度…。」

生命倫理を含めた科学技術を題材に、核の申し子ゴジラを出しての、このラストは卑怯ともいえよう(褒め言葉)。

シン・ゴジラのラストが霞む。

シン・ゴジララスト

「いつだってこの国はスクラップ&―」

外山恒一「今はただひたすらスクラップ&スクラップ
     こんな国は壊してしまえ!」


牧悟郎、外山恒一説。

こんな皮肉・批判が成り立ってしまう余地がある時点で、シン・ゴジラは「深そうで深くない、でもちょっと深い」ラー油のような存在である。

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