「ワンピース×スターリングラードの硫黄島和え」
ジンベエ「失った物ばかり数えるな。無いものは無い!お前にまだ残っておるものは何じゃ!」
フルシチョフ「祖国を守るという責務がある!」
栗林「祖国の為、我々は最後の一兵になろうとも、この島で敵を食いとどめることが責務である。生きて再び祖国の地を踏めることなきものと覚悟せよ!!」
このように、質疑応答の「つながり」的には正しくとも、そこに「歪さ」が存在する事実は、我々の常識という文化メガネに偏りが存在する証拠ではなかろうか。
「内弁慶ドリーム」
常識についてより深く言えば、栄光ゼミナールが電車広告で「内弁慶ドリーム」というフレーズを用いて、今後国際的に活躍する人材の育成に力を入れていることを示していた。
しかし、はたして我々日本人のどの程度の人数が「グローバル」の具体的な認識を持っていようか。
「グローバル」で活躍できるように経験すればするほど、「ローカル」の存在とその各社会での重要性が鮮明になってくる(昨今のイスラムなテロは代表的な例である)。
日本で主流となっている均質化された曖昧な概念の「グローバル」に適した教育を行えば、当然立ち行かなくなることは明白である。
「ソフトキル」
兵器を物理的にではなく、たとえば電子的手段を用いて使用させなくすることを「ソフトキル」という。
現代の戦闘は先進国を中心に、電子機器を用いて高度に組織化されている。
第一次大戦では、最高司令部へ報告が届き、それを受けた命令が前線に届くのに2日かかった。
空陸の緻密な連携が肝要となる電撃戦が運用された第二次大戦後、数十年経ってなお、湾岸戦争では現地の部隊の空爆要請は翌日実施された。
コソボ紛争では数時間後、そしてイラク戦争では数分後でこの要請は実行されるに至る。
また、一つの目標を破壊するために必要とした爆弾数も、ベトナム戦争時では1500発だったのが、現代ではたった2発(実質初弾命中率100%の成績もある)となった。
このような状況においては、兵力・兵器の多さよりもむしろ「適切な時期に適切な支援を受けた適切な規模の兵力を適切に投入する」といったことが戦闘効率を経て軍隊を強大化ならしめる主要因である。
逆に言えば、衛星破壊兵器などを用いて敵部隊が使用する兵器をソフトキルで無力化すれば、それだけで敵は大混乱をきたし、その戦闘能力は減少する。
少し前にソ連の軍艦で多数のアンテナをつけて強力な電磁波を出すものが、日本領海近くをうろついていた。
その船から出される強力な電磁波により、自衛隊のレーダーは真っ白になり何も映らなくなったという。
「ソフトキル」の原初的な試みであり、そのようなシステムに頼っている現代戦の盲点でもある。
アニメ「ヨルムンガンド」では、この点に着目し、永続的なソフトキルにより、戦争を人類から取り上げる試みがなされた。
しかし、生命の進化と同じように、状況が激化しても一度発生した事象が変化に適応するのは明白なことで、例えアニメ「ヨルムンガンド」で主人公の計画が成功したとしても、とりあえずは対症療法措置として第二次大戦のような戦闘による戦争は継続的に発生するだろう。
当然、単一目標を指向して破壊できないたのだから、それを実施するために、東京大空襲のような大量破壊が引き起こされる。
敵が存在する限り、そのような出血を敵に強要することは容易に決断されるだろう。
となると、果たしてアニメ「ヨルムンガンド」における主人公の「ソフトキル」による戦争“中止”の試みは達成できるのかやはり疑問であるし、むしろ第二次大戦よりさらに大規模な総力戦の確立を促進してしまう可能性すらある。
ジンベエ「失った物ばかり数えるな。無いものは無い!お前にまだ残っておるものは何じゃ!」
フルシチョフ「祖国を守るという責務がある!」
栗林「祖国の為、我々は最後の一兵になろうとも、この島で敵を食いとどめることが責務である。生きて再び祖国の地を踏めることなきものと覚悟せよ!!」
このように、質疑応答の「つながり」的には正しくとも、そこに「歪さ」が存在する事実は、我々の常識という文化メガネに偏りが存在する証拠ではなかろうか。
「内弁慶ドリーム」
常識についてより深く言えば、栄光ゼミナールが電車広告で「内弁慶ドリーム」というフレーズを用いて、今後国際的に活躍する人材の育成に力を入れていることを示していた。
しかし、はたして我々日本人のどの程度の人数が「グローバル」の具体的な認識を持っていようか。
「グローバル」で活躍できるように経験すればするほど、「ローカル」の存在とその各社会での重要性が鮮明になってくる(昨今のイスラムなテロは代表的な例である)。
日本で主流となっている均質化された曖昧な概念の「グローバル」に適した教育を行えば、当然立ち行かなくなることは明白である。
「ソフトキル」
兵器を物理的にではなく、たとえば電子的手段を用いて使用させなくすることを「ソフトキル」という。
現代の戦闘は先進国を中心に、電子機器を用いて高度に組織化されている。
第一次大戦では、最高司令部へ報告が届き、それを受けた命令が前線に届くのに2日かかった。
空陸の緻密な連携が肝要となる電撃戦が運用された第二次大戦後、数十年経ってなお、湾岸戦争では現地の部隊の空爆要請は翌日実施された。
コソボ紛争では数時間後、そしてイラク戦争では数分後でこの要請は実行されるに至る。
また、一つの目標を破壊するために必要とした爆弾数も、ベトナム戦争時では1500発だったのが、現代ではたった2発(実質初弾命中率100%の成績もある)となった。
このような状況においては、兵力・兵器の多さよりもむしろ「適切な時期に適切な支援を受けた適切な規模の兵力を適切に投入する」といったことが戦闘効率を経て軍隊を強大化ならしめる主要因である。
逆に言えば、衛星破壊兵器などを用いて敵部隊が使用する兵器をソフトキルで無力化すれば、それだけで敵は大混乱をきたし、その戦闘能力は減少する。
少し前にソ連の軍艦で多数のアンテナをつけて強力な電磁波を出すものが、日本領海近くをうろついていた。
その船から出される強力な電磁波により、自衛隊のレーダーは真っ白になり何も映らなくなったという。
「ソフトキル」の原初的な試みであり、そのようなシステムに頼っている現代戦の盲点でもある。
アニメ「ヨルムンガンド」では、この点に着目し、永続的なソフトキルにより、戦争を人類から取り上げる試みがなされた。
しかし、生命の進化と同じように、状況が激化しても一度発生した事象が変化に適応するのは明白なことで、例えアニメ「ヨルムンガンド」で主人公の計画が成功したとしても、とりあえずは対症療法措置として第二次大戦のような戦闘による戦争は継続的に発生するだろう。
当然、単一目標を指向して破壊できないたのだから、それを実施するために、東京大空襲のような大量破壊が引き起こされる。
敵が存在する限り、そのような出血を敵に強要することは容易に決断されるだろう。
となると、果たしてアニメ「ヨルムンガンド」における主人公の「ソフトキル」による戦争“中止”の試みは達成できるのかやはり疑問であるし、むしろ第二次大戦よりさらに大規模な総力戦の確立を促進してしまう可能性すらある。
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