ロード・マーシャル時事報告場

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お疲れ様!そして、Am I not merciful?

2006-09-27 02:03:41 | 日常
わが親愛なる友人の一人が、大学院試験の一つを終わらせたようである。いまだ結果はわからぬものの、本人からは「全力を出し切れた」とのコメントが寄せられており、ひそかに応援していた身としても、大変喜ばしい限りである。
この調子で全力を出し切れることを、切に祈っている。
そして、とりあえずの段階ではあるが、一区切りついたことで、
「お疲れさん」
私は、貴方を応援しています。

さて、彼のこの“ゼンシン”の努力に対し、ここ最近の私の生活はといえば、実験での成果が出ないところを見るに、どうも飯を食って糞を生産しているだけの、日本経済以外何の貢献もしていないような按配である。

まあ、腐っていても仕方あるまい。

というわけで実家よりアサリが届いた。

私の故郷である広島の、特に宮島の対岸、大野のアサリは大変美味いことで有名である。一般的に、アサリといえば春が旬であるが、実は今現在の秋においても、アサリは非常に美味いのである。
というわけでさっそく生産的活動も含めて、アサリを使った料理を作ってみた。

プロトコールは以下のとおりである。
まず第1波としてパスタを沸騰した水で満たされたなべの中に投入し、規定の時間茹で上げる。この際に少数の塩類部隊を投入することで、調理の戦線でより有利な方向へとことを進めることが出来る。

最初に言っておくが、独り身の男の場合、こういった変なのりにしておかないと、ひどいものが出来た際は当然として、いざすばらしいものが出来た際にも食す場面になって非常にやるせない気持ちになってしまうのである。ここら辺は結構重要である。

さて、パスタが熱湯に投入されている時間を無駄にすることは出来ない。電撃戦は一にも二にも時間との戦いである。
隣のより火力の強大なコンロにて優勢火力調理を行う。
まずフライパンにオリーブオイルを撒き、刻んだガーリック2個片隊を投入する。ガーリックが狐色になってきたら、マンネルヘイム線の完成である。後はアサリの大軍を待つのみである。出来れば鷹のつめなども用意しておきたかったのだが、国力の弱いフィンランドにこれを要求するのは酷というものだろう。当のアサリ側の準備は、あらかじめ水流の中で互いをこすり合わせてぬめりを落とすのみという、万全とはいわぬ体制であった。
さあ、いよいよ戦闘開始である。
アサリ第7軍約700グラムは、真正面から熱したフライパンに突入を開始した。が、フライパンの独特の凹み地形に足をとられ、下からの集中火力に大いに苦戦を強いられることとなる。そこにすかさず上空より日本酒を投入。これは白ワインでもよいが、個人的には日本酒の方が好きである。この点は個々人の好みであろう。さらに“フライパンの蓋”によって退路を遮断し、一気にアサリを蒸し焼きにする。
途中での塩・コショウなどによるかく乱工作ももちろん怠らない。
走行するうちにアサリ第7軍はその装甲である殻を開き始めるほどの士気低下を引き起こしてきた。
いよいよ反撃のときである。
丁一権率いるパスタ軍が38度線を突破一気にアサリ部隊へと突撃し、部隊は敵味方が交じり合う地獄絵図がフライパン-マンネルヘイム線上に形成される。
だが、ここで終わってはならない。まだ攻勢は航空支援と歩兵の集中攻撃だけである。これでは重要な要素が欠けている!この現状へ、ハインツ・グデーリアン率いるバジル部隊が一気に突破を図る!
くどいようだが電撃戦とは時間との戦いであり、かつ綿密な下準備が必要である。バジルはあらかじめ新鮮な摘みたてを洗って水をきり、ニンニク、塩、オリーブオイル、さらに松の実とともにフードプロセッサーで混ぜ砕いた、ジェノバ・カンプフグルッペにしておくべきである。このカンプフグルッペの投入により、戦線は一応の終結を見せ、ここに広島の大野に来たイタリア人が当地のアサリのおいしさに驚き、ヒントを得たというアサリパスタジェノヴァソース風味が完成した。

もちろんウソである。
こう考えると捏造してまで地元起源にすることの恥ずかしさがよくわかる。

このような料理にはワインが似合っているが、残念ながらロード・マーシャル様はワインがお嫌いである。パスタ→イタリア→地中海→スペインでもいいだろうということで、スペイン密造酒の代表、アブサンでいただくことにする。まあ、本場はスペインではなくフランスではるがフランスも地中海に面しているから大丈夫であろう。今家にあるのは海から離れたチェコ産アブサンであるがな。大丈夫。胃に入ればみな同じである。

で、まあ食べてみたわけであるが、うむ、基本は美味いのであるが、どうも塩によるかく乱工作が少々足りてなかったようである。

というわけであまったアサリパスタを再び加熱して塩分を加えて自体の打算的解決を図り、さらにここに飲めないで残っていた高級泡盛(古酒)を加えて自体の抜本的解決を図るがこれがいけなかった。泡盛の風味が強すぎである。

というわけで少々完全消化せぬ微妙な結果となってしまったが、まあ冬戦争といえばこんなものだろう。
結局お前はフィンランドなのか韓国なのかドイツなのか、この日記は友人への励ましなのか料理レシピなのかハーツ・オブ・アイアンなのか、どれなのか、と。

まあ、あれである。生命は混沌の中に生まれた奇跡の秩序なのである。なんかありがたそうでまったっくそうでない言葉であるな。

さて、ハーツ・オブ・アイアンといえば、ちょうど現在いいところであるにもかかわらずマウスが壊れた。このゲームはフルマウス操作のためこれは由々しき事態である。日本軍よりもはるかに脅威である。というわけで2000円も払ってマウスを買ってみると、今度はゲームを立ち上げるときにエラーが出るようになった。なんということだ。いや、まったく。なんということなのだ。泣く泣く再インストールをするもだめだったので、吹っ切れてパソコンのほうを初期化して再び再インストを試みたがこれまた何度やってもだめであった。

なんということだ。全く、全く以ってなんということなのだ。

仕方がないので近所の大型レンタルビデオ店に行き映画「ブラジルから来た少年」を見ながらブラジルつながりでカイピリーニャをいっぱいひっかけようと思ったら、なんと「当店にはない」というのである。
なんということなのだ。いや、全く、なんということであろうか。

その瞬間、私はアマゾンサイトへ行き、「ハーツ・オブ・アイアンⅡ ドゥームズデイ完全日本語版(not拡張パック)の購入をクリックしていた。

諸君、惨劇は、speciallizeされた不幸は、運命は変えられる。お金と引き換えに。

ただでさえ金がないのに、ツィタデレ作戦を中止してでもイタリアに戦力を回したヒトラーの気持ちが少しだけわかるような気がした。

というわけで今日は以下の言葉を言って終わりとしたい。


父上(Father)は以前、君主となる四徳を
“知恵” “正義” “忍耐” “自制心”
どれも私に欠けていますが、別の美徳を持っています
“野心” 人の上に立つのに必要です
“知略の際”
“勇気” 勇気を発揮するのは戦場とは限りません
“献身” 肉親と、あなたへの
なぜ私にない徳だけを?
心に添ぐわぬ息子だから?
私は神に祈り続けました
“父上を喜ばせ誇りと思っていただける息子に”と
優しい言葉の一つ
一度でも私を抱きしめて下さってたら それは
1000年輝く太陽に思えたでしょう
なぜ私を うとまれるので?
ひたすら ご期待に応えようと
シーザー・・・ 父上(Father)・・・

父上・・・

あなたの愛のためなら全世界を血祭りに上げたのに


この言葉において「父上」を「天に召します我らの父」と取ると、こんな気持ちである。

追記 レンタルビデオ店に「リディック」が100円で売ってあったので購入して帰った。相変わらずヴァーコ司令官カッコイイ。

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