イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

また行ったバクストン!で食べたかったフィッシュ&チップス...丘の上に密集する古いパブの写真多数

2021年11月11日 08時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
実は先週の話を今頃...なのですが。


またまた、ピークディストリクトの鉱泉の湧く街、バクストン Buxton に行きました。




山あいの田舎道をドライブして、久しぶり(パンデミックをはさんで実に2年ぶり!)に贅沢にパブでフィッシュ&チップスの昼食でもとるつもりで。

前回バクストンに行った時はクレセント Crescent と、メイン・ストリート(ショッピング街)にしか行きませんでした。

その時(2週間前)のバクストン記事2本のリンクです☟
(2本目のリンクにもっと以前のバクストン関係の記事のリンクがしつこく貼ってあります)

かつての温泉町、おなじみのバクストンのパンデミックのさなかに修復が完成した建築史上の大傑作クレセント


今に残る湯の町の歴史、改修で裏側までも手抜きなし、クレセント(三日月)の裏にまわってバクストンの名物建築をすみずみまで堪能


今回は、古いパブがいっぱい集まった坂の上のマーケット・ストリートに行ってみることにしました。
ピークディストリクトの真っただ中にある丘陵の町、バクストンには坂がいっぱいです。

坂の途中には有名な「バクストンの人魚」を嬉しそうに展示するバクストン博物館/美術館 Buxton Museum & Art Gallery もあります。

ぜひ見てほしい、バクストンの人魚!☟
ついに見た!念願のリトルマーメイド、これがまさかの自然科学郷土博物館の展示品、ウケねらいか?天下のグロ物件


坂の上は今でも火曜日と土曜日に市場が立つ古くからのストリート・マーケット街です。

坂を登り切って平らになった広場(Market square )から坂の終わりを見返したところです。


古くからのマーケット街には昔ながらのパブがいっぱい。



英国のパブが日本の読者の方の興味をひくのではないかと、撮った写真を載せてみます。










以前に行ったこのパブが目当てだったのです。


チェシャー・チーズ the Cheshire Cheese 。
以前に娘もいっしょに来た時に食べたフィッシュ&チップスがおいしかったそうです。
(私はスカンピーという小さい丸まったエビのフライを食べました。)

とても気の利いた、大人向きの「小さいサイズ」まで用意されていました。

その時の記事のリンクです☟
鉱泉の湧く町バクストン、マーケット広場のある丘の上、パブのフィッシュ&チップス、人魚、他いろいろ

ところが、中に入ってバー(カウンター)で聞いてみたら今は週末しか食事を供していないのだそうです。

帰宅して the Cheshire Cheese のウェッブサイトを見てみたら、12時から3時までおいしい食事を出すので評判のパブのふれこみでした。
ついでに好奇心に駆られて「平日の昼間に食事ができますか」とわざわざ電話で聞いてみました。

「シェフが確保できなくて平日は食事を出していない」とわりと率直に教えてくれました。
人手不足か...納得です。
(ウェッブサイトをアップデートすればいいのに!)

丘の上の古いマーケット街には人がほとんどいなくてガラガラでした。



バクストンでフィッシュ&チップスにこだわる私たちは、同じ通りにある庶民的で流行っていそうなチッピー chippie (フィッシュ&チップスレストランのことをふつうこう呼びます)に入ることにしました。



入ってみたら、中で食事のできる、長い調理台に沿って奥にのびる細長いスペースのカフェ部分には椅子を積んで立ち入れないようになっていました。

現在テイカウェイ(持ち帰り)専門だそうです。
近所で仕事をしているらしい人たちや建築作業員のような客がカウンター前に列を作っていました。

さすがに持ち帰る職場も家も近所にない観光客の私たちには持ち帰りの選択肢はありませんでした。
天気のいい日で、坂の下には公園やベンチのある広場もあったのですが、テーブルでナイフとフォークを使って食べたかったものですから。

キングス・ヘッドというマーケット・プレイスに面した小さくてこぎれいなパブ(☟)...


...でもこの日は料理を作っていないと言われました。
ウェッブサイトによれば、ここも料理が有名な「ガストロ・パブ」なのだそうです。
やっぱり好奇心に駆られて、食事ができるか電話で聞いてみました。
12時から3時まで通常のパブの食事時間に食事を出しているという返事でした!

...あれ~、私たちが行った時はやってないって言っていましたよ、1時ごろでしたが。

日によっては人出不足、なんてことがあるのかもしれません。

症状が出ない人を含めたコロナウィルスの感染者がまだたくさん自主隔離をしているということです。
物流も滞っているようですが、あたりまえになったのかテレビのニュースではもうあまり話題にもしていないようです。

マーケット・スクエアをはさんで、キングス・ヘッドわきの、行きに上ってきた時とは反対側の坂を下りることにしました。

坂を景観に取り入れた、その名もスロープス the Slopes という緑の丘からバクストンの坂の下の町と町の向こうの山並みが一望できます。







人通りが多くてにぎやかなショッピング街(スロープスから見えています)でチッピーを探すことにしました。


観光地です、もちろんすぐに見つかりました。


Sam's place (サムんち)という口語表現にひっかけた Sam's Plaice という英国中どこにでもあるダジャレ系パターンの命名の屋号です。
plaice プレイスというのはコッドcod (タラの一種)とともにフィッシュ・フライによく使われるカレイに似た白身魚です。

やっと食べられた、(しかもテーブルでゆったりと)フィッシュ&チップス!


テーブル・サービスのものは、注文を受けてから調理するのでカラッと揚がって美味しかったです。

ちなみに小耳にはさんだ店員と常連らしい客の会話によると、女性店主サムはこの時フランスにバカンス中でした。

ついでです。
坂の上のマーケット・ストリートで見かけたくだらないダジャレ系屋号の一例;


バクスタン Bux Tan という日焼けサロンがバクストンに...
私はけっこう好きですが。

以前はストックポート Stockport のうちの近所に ストックスポート Stocksport というスポーツ用品店、というかおもに学校や地元チームのスポーツユニフォームを扱う個人商店がありましたっけ。



平日に電車でピークディストリクトに行って山歩き、出発点は18世紀の温泉保養地、バクストン・

バクストン、古代ローマ人の愛した鉱泉の湧く町、ジョージアン様式のクレセントまである北のバース





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1 コメント

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犬と暮らせば (浅井洋)
2023-04-17 00:09:16
ついでです。
坂の上のマーケット・ストリートで見かけたくだらないダジャレ系屋号の一例; pig and pepperと言うパン屋さん 
  くだらなく無いですよ
    たのしいですよ
  どうせ 人生は 泡沫(うたかた)の夢ですから
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