昨日の続きです。
バクストン Buxton は、ピーク・ディストリクトの中にある、そこら中 坂だらけの町です。
昨日の記事も読んで下さい。リンクを下に貼りました☟。
バクストン、古代ローマ人の愛した鉱泉の湧く町、ジョージアン様式のクレセントまである「北のバース」
急な坂を上がり切ったら、駐車場のある広場、 マーケット・プレイス Market Place があります。
正面の、時計塔と鐘楼のある立派なたてものは、タウン・ホール(町役場)...と(一階が)公衆便所。
地元の スケートボードとスクーターの愛好者たちのたまり場でした。
動きが早くて、心霊写真のように写ってしまったのは、スク―ターでジャンプの練習をする少年です。
毎週火曜日と土曜日には、この広場で昔ながらの露天マーケットが開かれているそうです。
広場から続く大通りの道幅はかなり広く、ここにも車がとめられています。
マーケット開催日には、タウン・ホール前のマーケット・プレイスだけではなく、道のまんなかも駐車禁止になって、露店がずらっと並ぶそうです。
丘の下にある、ハイストリート・ショップのならぶショッピングエリアとちがって 、道の両側には個性的な個人商店が多いようです。
観光地ではありません。
実は、わざわざ上がってきたのは、パブ・ディナー(昼食)を食べるパブを見つけるため。
パブを探すなら よりどりみどり、丘の上だ、と夫が勧めるだけあって、道の両側にあるパブの数が半端ではない多さです。
イギリスの典型的な宿場町であり、マーケット・タウンであった歴史がしのばれます。
遠くからやってきた商取引の人が寝泊まり、商談したり、遠い農地に空の荷車を引いて帰る前に一杯ひっかける農夫のたまり場だったり...日用品や食品を買い出しにきた一般市民の憩いの場でもあったはずです。
パブをめぐる想像がふくらみます。
夫がここに入ろうと独断で決めたパブ。
チェシャ―・チーズ Chesire Cheese という名前のパブは、よそでもけっこう見かけます。
Titanic Brewery というエール醸造所の直営店です。
もちろんタイタニックというのは1912年、アメリカへの処女航海で氷山に衝突して沈没した、あの有名な豪華客船です。
縁起でもない命名では...?
タイタニックにちなんだ命名のエール各種。
やっぱり家でコンピューター・ゲームばっかりやっている夏休み中の息子を、「パブでフィッシュ&チップスを食べさせてやる」という名目で外に連れ出した私たち、本当は家の近所のパブに行くつもりだったのですが、天気もいいし気分を変えて...というか、ついはずみでバクストンまで足をのばしてしまったのです。
目的のフィッシュ&チップス、堪能しました!
チェシャ―・チーズのフィッシュ&チップスのコロモは水ではなく、タイタニック・エールで溶いてあります。
夫が注文した、少ないポーションのフィッシュ&チップス。
おなかをすかせた息子が注文した普通ポーションのフィッシュ&チップス。
私が注文した、小さいポーションの スカンピ scampi(クルマエビ)&チップス。
スカンピは、イギリスのパブではおなじみの、丸まったエビのフライです。
このパブでは すべてのメニューに、普通サイズと小さめサイズの選択肢が用意されていました。
なんて気が利いているんでしょう!
もちろん、小さめサイズは値段も安めです。
イギリスで外食すると、たいてい日本人、特に女性には食べきれない量が出てきます。
イギリス人でも、近ごろは普通サイズが多すぎると感じる人が増えているそうです。
お年寄りや、食べすぎを気にする人など。
イギリスでも、どの業界も、お年寄りの需要が無視できなくなってきています。
お年寄りは「多ければ、残す」のを非常に嫌がるのはどこでも同じ。
これからも量の選択肢が、どんどん増えていくことを期待しましょう。
パブの向かいの、古本屋。 製本、修理もしているそうです。
「無料、ご自由におもちください」と書かれたプラスチックの箱が店の外に ありました。
戦前のピアノの楽譜と、第一次世界大戦に出征した兵士の詩集をもらって帰ることにしました。
ただもらって帰るのも悪いかと、中に入って、「ブック・バッグ book bag」と、カードを買いました。
ただの「トート・バッグ」なのですが、本屋で売られているのは、ブック・バッグと呼ばれます。どこの大手本屋でも売られています。
店のロゴや、古典文学の登場人物の名などの入ったクリーム色のキャリコ布のは格安です!お土産におすすめします。
私が買ったのは3ポンドの、夫が大好きな Tin Tin のイラストいり。
日本では、「タンタン」と呼ばれているこのベルギーの漫画キャラクター、イギリスでは「ティンティーン」といいます。
(原語、フランス語でもタンタンのはずです! ちなみにタンタンのコンパニオンの白い犬はミーユといったと思いますが英語では スノゥイー。勝手に変えるな!)
この古本屋、迫力でした!床から天井まで、上階も地下も階段下まで本がぎっしり!
「ハリーポッター」の映画にでも出てきそうな店内です!(と日本人受けするように書いてみました。事実です)
違う道を通って、下に降りる途中で通りかかった、バクストン博物館、美術館 Buxton Museum & Art Gallery。
今回は時間がなくて、はいりませんでした。
入館無料。
12年前、入ったことがあります。
地元の産業や歴史を紹介する、郷土史を中心とした(あまりぱっとしない)展示内容でした。
自然科学の展示コーナーでは、なぜか威嚇するポーズがつけてあるクマのはく製があって、3歳だった息子が怖がって泣きました。
今、売店で、不気味なクマのはく製写真がプリントされたティーシャツやノートブックが売られているようです!
所蔵品のひとつ、「バクストンの人魚 Buxton Mermaid 」
人魚のミイラ!
博物館のウェッブサイトで見つけました。
前回(12年前)見た覚えがありません。
最近の DNA 鑑定で素性が判明、下半身は魚、胴体と頭は木、頭髪は人毛でできているそうです。
異質な素材を器用に継ぎ合わせた傑作グロ物体。
19世紀の日本で制作された可能性が高いとのこと。
ヨーロッパ中の見世物小屋で引っ張りだこだった、この種の奇怪な「学術資料」各種が今でも多くの場所に保管されてほこりをかぶっているということです。
最近改装され、展示内容を充実したようです。ウェッブサイトを帰宅後見て、知りました。
また行く機会があれば覗いてみるつもりです。
人魚、見なきゃ。
丘の上、興味深い建物が多かったんです。
どこの町にもたいていある、「嘘つき時計」とか。
バクストン、時間があれば訪ねてみる価値のある面白い街です!
バクストン Buxton は、ピーク・ディストリクトの中にある、そこら中 坂だらけの町です。
昨日の記事も読んで下さい。リンクを下に貼りました☟。
バクストン、古代ローマ人の愛した鉱泉の湧く町、ジョージアン様式のクレセントまである「北のバース」
急な坂を上がり切ったら、駐車場のある広場、 マーケット・プレイス Market Place があります。
正面の、時計塔と鐘楼のある立派なたてものは、タウン・ホール(町役場)...と(一階が)公衆便所。
地元の スケートボードとスクーターの愛好者たちのたまり場でした。
動きが早くて、心霊写真のように写ってしまったのは、スク―ターでジャンプの練習をする少年です。
毎週火曜日と土曜日には、この広場で昔ながらの露天マーケットが開かれているそうです。
広場から続く大通りの道幅はかなり広く、ここにも車がとめられています。
マーケット開催日には、タウン・ホール前のマーケット・プレイスだけではなく、道のまんなかも駐車禁止になって、露店がずらっと並ぶそうです。
丘の下にある、ハイストリート・ショップのならぶショッピングエリアとちがって 、道の両側には個性的な個人商店が多いようです。
観光地ではありません。
実は、わざわざ上がってきたのは、パブ・ディナー(昼食)を食べるパブを見つけるため。
パブを探すなら よりどりみどり、丘の上だ、と夫が勧めるだけあって、道の両側にあるパブの数が半端ではない多さです。
イギリスの典型的な宿場町であり、マーケット・タウンであった歴史がしのばれます。
遠くからやってきた商取引の人が寝泊まり、商談したり、遠い農地に空の荷車を引いて帰る前に一杯ひっかける農夫のたまり場だったり...日用品や食品を買い出しにきた一般市民の憩いの場でもあったはずです。
パブをめぐる想像がふくらみます。
夫がここに入ろうと独断で決めたパブ。
チェシャ―・チーズ Chesire Cheese という名前のパブは、よそでもけっこう見かけます。
Titanic Brewery というエール醸造所の直営店です。
もちろんタイタニックというのは1912年、アメリカへの処女航海で氷山に衝突して沈没した、あの有名な豪華客船です。
縁起でもない命名では...?
タイタニックにちなんだ命名のエール各種。
やっぱり家でコンピューター・ゲームばっかりやっている夏休み中の息子を、「パブでフィッシュ&チップスを食べさせてやる」という名目で外に連れ出した私たち、本当は家の近所のパブに行くつもりだったのですが、天気もいいし気分を変えて...というか、ついはずみでバクストンまで足をのばしてしまったのです。
目的のフィッシュ&チップス、堪能しました!
チェシャ―・チーズのフィッシュ&チップスのコロモは水ではなく、タイタニック・エールで溶いてあります。
夫が注文した、少ないポーションのフィッシュ&チップス。
おなかをすかせた息子が注文した普通ポーションのフィッシュ&チップス。
私が注文した、小さいポーションの スカンピ scampi(クルマエビ)&チップス。
スカンピは、イギリスのパブではおなじみの、丸まったエビのフライです。
このパブでは すべてのメニューに、普通サイズと小さめサイズの選択肢が用意されていました。
なんて気が利いているんでしょう!
もちろん、小さめサイズは値段も安めです。
イギリスで外食すると、たいてい日本人、特に女性には食べきれない量が出てきます。
イギリス人でも、近ごろは普通サイズが多すぎると感じる人が増えているそうです。
お年寄りや、食べすぎを気にする人など。
イギリスでも、どの業界も、お年寄りの需要が無視できなくなってきています。
お年寄りは「多ければ、残す」のを非常に嫌がるのはどこでも同じ。
これからも量の選択肢が、どんどん増えていくことを期待しましょう。
パブの向かいの、古本屋。 製本、修理もしているそうです。
「無料、ご自由におもちください」と書かれたプラスチックの箱が店の外に ありました。
戦前のピアノの楽譜と、第一次世界大戦に出征した兵士の詩集をもらって帰ることにしました。
ただもらって帰るのも悪いかと、中に入って、「ブック・バッグ book bag」と、カードを買いました。
ただの「トート・バッグ」なのですが、本屋で売られているのは、ブック・バッグと呼ばれます。どこの大手本屋でも売られています。
店のロゴや、古典文学の登場人物の名などの入ったクリーム色のキャリコ布のは格安です!お土産におすすめします。
私が買ったのは3ポンドの、夫が大好きな Tin Tin のイラストいり。
日本では、「タンタン」と呼ばれているこのベルギーの漫画キャラクター、イギリスでは「ティンティーン」といいます。
(原語、フランス語でもタンタンのはずです! ちなみにタンタンのコンパニオンの白い犬はミーユといったと思いますが英語では スノゥイー。勝手に変えるな!)
この古本屋、迫力でした!床から天井まで、上階も地下も階段下まで本がぎっしり!
「ハリーポッター」の映画にでも出てきそうな店内です!(と日本人受けするように書いてみました。事実です)
違う道を通って、下に降りる途中で通りかかった、バクストン博物館、美術館 Buxton Museum & Art Gallery。
今回は時間がなくて、はいりませんでした。
入館無料。
12年前、入ったことがあります。
地元の産業や歴史を紹介する、郷土史を中心とした(あまりぱっとしない)展示内容でした。
自然科学の展示コーナーでは、なぜか威嚇するポーズがつけてあるクマのはく製があって、3歳だった息子が怖がって泣きました。
今、売店で、不気味なクマのはく製写真がプリントされたティーシャツやノートブックが売られているようです!
所蔵品のひとつ、「バクストンの人魚 Buxton Mermaid 」
人魚のミイラ!
博物館のウェッブサイトで見つけました。
前回(12年前)見た覚えがありません。
最近の DNA 鑑定で素性が判明、下半身は魚、胴体と頭は木、頭髪は人毛でできているそうです。
異質な素材を器用に継ぎ合わせた傑作グロ物体。
19世紀の日本で制作された可能性が高いとのこと。
ヨーロッパ中の見世物小屋で引っ張りだこだった、この種の奇怪な「学術資料」各種が今でも多くの場所に保管されてほこりをかぶっているということです。
最近改装され、展示内容を充実したようです。ウェッブサイトを帰宅後見て、知りました。
また行く機会があれば覗いてみるつもりです。
人魚、見なきゃ。
丘の上、興味深い建物が多かったんです。
どこの町にもたいていある、「嘘つき時計」とか。
バクストン、時間があれば訪ねてみる価値のある面白い街です!
今は交通網の発達で、九州出張すら日帰りです。
岐阜は繊維の取引で、やはり商人が泊まるため旅館や風俗店が多くあったのですが、すっかり廃れてしまいました。
フィッシュ&チップスは美味しそうですね!エビもあるんですか!
次にイギリスに行く機会があれば、試してみたいです。
そして…怪奇大作戦好きの私としては、見逃せないのが「人魚」!
さすがはメイドインジャパン。朽ちてもおどろおどろしさは残っています。
尻尾に使われた魚が何だったのか興味があります(^O^)
おうちのエビの新居はととのいましたか。淡水にすむエビ?
イギリスでおなじみの大きなエビ、スカンピの生きた姿をグーグルして初めて先ほど、見ました。味の通り、やっぱりエビです。衣をつけてあげてあるスカンピはまん丸で脚も頭もしっぽもなく全然エビに見えません。スーパーで、その冷凍を売ってます。
日本のしっぽ付きの長いまっすぐなエビフライが食べたい!あの長いエビ、長いまま売ってないんです。
今度スカンピ&チップスを食べるとき、とんかつソースをかけてみます!日本のご飯と、キャベツの千切りも欲しい。
イギリスではお塩とお酢がご当地流。お試しあれ。
東北のお寺に河童のミイラがありますよね。あれもDNA鑑定が可能では?夢は壊さないほうが、いい?
私も怪奇もの、好きなんです!
古本屋もいいですね。大好きです。
スカンピチップス、私も好きです。
マッシュピーズではなく、絵里さんはグリーンピースを選んだんですね。
人魚のミイラ。。。。これ、日本製だったらすごいなぁ。
ミイラとちょっと違いますが、マンチェスターの北にあるWhitaker ギャラリーには、本物の干した小さな頭があります。干していって小さくなった頭。。。ビクトリアンルームのテーブルの真ん中に展示されてます。
イギリス人って不思議なものをコレクションしますね。
コケや魚の食べカスを食べてくれるので、一緒に入れてあります。
大人しくて働き者ですね(^O^)
スカンピは、むいてアタマや尻尾を取って冷凍して売られているのでしょうか?日本のスーパーにもそんな感じのが売られてますね(^O^)
スカンピは、むき身をゆでた冷凍食品しか見たことがありません。丸まっていて、エビに見えない。
尾頭付きは、高級鮮魚店などに行くとみられるのかもしれません。
アイルランド海でとれる大きなエビのことをスカンピと論で居ます。フィッシュ&チップスと並ぶ国民食にもなっていますが、スカンピというのはイタリア語でエビのことらしいです。なぜイタリア語?
Whitakerを調べてみたら、ヒットしました。草スキー場のあるロッセンデールですね。生首、じゃなくて干し首、見たいです。
そこそこ裕福なご家庭がおおかったのか、公民館でやるようなアンティークフェアでも、オールドノリタケのフルセットやグレイやスージークーパーのセットがきちんとそろった状態で出品されていました。
おばあちゃんがもう高齢でこれが最後で売り切りたいから、と全品1ポンドというブースがありました。
もうセットのものはなかったけど、オールドノリタケのフルーツ皿やスージークーパーの小皿を家族総動員でテーブルの山から探したのは、いい思い出です(ちゃんと5枚そろいました)。おばあちゃん、ちゃんとそろえておけば、セットっていって高く売れたのになぁ。そういうのも面倒になったから、やめちゃうのかな。
スカンピのカクテルとか、なつかしいなぁ。
おばあちゃんのような一般の人も店を出しているって知りませんでした。プロのディーラーばかりだと思っていました。そのうち行ってみたいです。
おばあちゃんのような一般の人も店を出しているって知りませんでした。プロのディーラーばかりだと思っていました。そのうち行ってみたいです。
パビリオンのはプロの人ばかりでした。家具も時計もきちんと修復の済んだものばかりでした。
おばあちゃんのストールが出ていたのは、別の日にやっていたアンティークフェアで、それは一般の人ばかりで無料でしたが、ほかの町のアンティークフェアよりも展示の仕方などがおしゃれで、あまりガラクタはありませんでした。