イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ブラックプールからトラムに乗って行ってきたもうーつの海岸の町、(写真多数)

2024年06月07日 05時23分13秒 | イングランド北部

ブラックプール Blackpool に滞在中、海岸沿いを走る名物のトラム tram(路面電車)で行ったもう1か所の場所。

夕方ブラックプールを発つ予定の帰宅する日曜日、チェックアウト後、ホテルに荷物を預けて行ってみた、海辺の町クレヴリーズ Cleverys です。

前日の土曜日、フリートウッドに行く途中(前回のストックポート日報参照)に通った、クレヴリーズの町が楽し気に賑わっていたので行ってみることに。(クレヴリーズの少し手前からトラムの路線は海岸を離れ少し内陸を走ります)

滞在したホテルからトラムで30分足らず、遠浅の砂浜と整ったプロムナードと謎のアート群が見どころの海沿いの町です。

 

10時半ごろ着いた晴天のクレヴリーズの町は日曜日なのに、たくさんのチャリティショップまで含めすべての店やカフェが営業中でした。夏の書き入れ時にはまだ間がある5月の小さな海辺の町は、もう準備万端ハイ・シーズンのようでした。

トラムの停留所がある通りから海岸まで500mぐらいの「目抜き通り」のすべてのボラード(ガードレール代わりの、歩道に沿って並ぶ車止め)のてっぺんが、編み物(かぎ針、棒針)のマスコットで飾られていました!

貝、タコ、ヒトデ、クラゲなど海の生物がテーマ...ネタ切れか技能的な問題か...簡単そうな花やカップケーキのモチーフも紛れ込んでいました。道の両側に(数えてはいませんが)300ぐらいはあったのでは?ものすごい人的起動力です!編み物コミュニティが充実した町なのかもしれません。

海岸は商店街が途切れたところの高い堤防のような白壁の向こう側です。

上の写真のはるか向こうにブラックプール・タワーが見えています。

 

商店街からまっすぐに下ったあたりの砂浜はジェッティ jetty という、岩ゴロゴロの人口の防波堤に区切られていました。

他の場所は砂浜が現れているにもかかわらずなぜかここだけプロムナード下まで海水に浸かっていた区切り(☟の写真の左側)で1時間ぐらい過ごしました。

 

30分ぐらいたって(11時12分)潮がだいぶ引いたところです。

正午にはこんなに潮が引きました。

 

岩の上には夫と、年配のカップル、早く潮が引いたジェッティの反対側で潮遊びをしていた家族が座っていたのですが...

誰ひとりとして、海に顔を向けて座っている人がいないのです!!

全員が太陽に顔を向け、プロムナードの方に向かって座っていました。おなじみ日焼け願望は欧米人(白人限定)の宿命です。日が照っていたら顔は太陽に向けるのは人生の鉄則です。

私は、すっかり乾いたコンクリートのスロープの上のほうで帽子を顔に載せて寝転んですごしました。

町に戻り、昼食替わりのケーキとコーヒーを注文したカフェの屋外席(夫が屋外に座りたがるので。私のためにパラソルを広げてもらいましたが)に1時間以上座って午後、続く海に向かう人たちであふれ始めた歩道を見つめて過ごしました。

午後は北(ブラックプールの反対方向)に向かって海岸沿いを少し歩きました。

持参のキャンプベッドで日光浴をする人に注目です☟

 

空飛ぶ円盤のような丸い「あずまや」がところどころに設置されていました。

上半身裸の、本格的に日焼けに取りくむ男性2人を写真におさめることができました。

出たっ、アート作品!ボートの櫂(?)

 

砂浜に放棄された粗大ゴミのように横たわる金属製の..巨大な.巻き貝(?)

 

「インスタ映え」しそうな写真スポットですね。

ブラックプールと、フリートウッドに続き、三つ目の浜辺です。いちども素足を海水に浸さずに帰宅するのは惜しい気がして...海に入ってみました。

夫はプロムナードのベンチ(アート性の高いコンクリートの直方体)に座って推理小説を読むことに決めたのでバッグと靴を預けていきました。

救命浮き輪のそばに座っているのが夫です☟(見えない!)

ちょっと後悔しました。波のない海際に行くのにはゴロゴロ足裏にあたる小石の上を、遠くに見えている気持ちのよさそうな「中州」まではベチョベチョした泥状の湿った砂浜の上を歩かなければならないのです。

寄せてはかえる白波に足を浸すなら、前日のしっかりした白砂が美しかったフリートウッドのほうがよかった...。

 

あきらめて、プロムナードに戻り、持参した手ぬぐいをもってすぐそばのシャワー施設で足を洗いました。

クレヴリーズの浜辺は、浜続きのブラックプールと全く違いほんとうに静かでした。

大音量でポップミュージックを鳴らす店もカフェも、それどころか海岸沿いには店も飲食店もー切ありません。

ピアもゲーム・アーケード(ゲームセンター)も観光馬車も...その他、海辺にあるべき娯楽施設もー切ない、雄大な海と砂浜と波の音とわけのわからない屋外芸術で勝負するシンプルな海辺の町です。

のんびりと「海」そのものを楽しめました!

商店街の雑貨やでは、ブラックプール・タワーの模型やら、Blackpoolと書かれたキーホルダーやらのブラックプールのお土産物が売られていました!

私がクレヴリーズで買ったのは、1本60ペンスの棒アメ、 昔ながらの有名なお土産モノ、ブラックプール・ロック Blackpool rock 2本。標準の半分サイズです。

バブルガム味とフルーツ・カクテル味。 練り込んであるBBLACKPOOL という文字が金太郎アメのように切っても切っても出てきます。

ブラックプールの町の多くの土産物屋に行けば、30種類近くの味のバリエーションから選べます。

 

ブラックプール・タワー前、ブラックプール・ロックにされたゾウのエルマー。☟

 

 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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犬と暮らす日々 (浅井洋)
2024-06-08 16:26:29
ゾウ さんを 飴の 形に
 して 輪切りで 飾るなんて
  素晴らしい 発想ですね

 泥の砂浜でも ゴミが落ちてないのが
   凄いですね
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