イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ピーク・ディストリクトを歩く・・・ 石灰質がたっぷり溶け出す神秘の河!・

2015年05月25日 09時58分11秒 | ピーク・ディストリクト
きのう、おとといの続きです。

バクストン Buxton を出発し約7キロ半の、ピーク・デイストリクト Peak Districtウォーキングの初心者むきルート、「No.19;ソロモンズ・テンプル Solomon's Temple」を行きます。


上の写真のガイド本に載っているウォーキング・ルートはすべて景色のいい場所を巡り同じ場所を通らないで出発地点(たいていは駐車場か公共交通機関との接点)へ戻るよう工夫されています。

景色を楽しみながら上り下りも緩やかな7キロ半のコースを歩くのは約3時間かかります。

初心者向きは、民家の間を抜けたり、トイレや売店、電話、案内所等がある駐車場やキャンプ場のそばを通ることが多く、それほどワイルドではないルートが意図的にえらんであるようです。



通りがかりの馬の放牧場でみかけた…


おかしなマスクをかけられた馬。

女の子かな、変態的ですね…。
興奮しがちな馬には目隠しをして落ち着かせるそうです。

丘を登って下って道路をわたって しばらく歩くと、さらさら小川が流れています。


水は澄んでるのですが、浅い川底が何かへん。白くてねっとりしています。

もう少し上流に歩くと、川の水が完全に白濁して見えます。(さっきと同じ水なのですが・・・)


手をつっこんで川底を突くと、くっきり指のあとが残ります。

小川から離れ、丘をあがったところで見下ろした上流です。


上の「湖」になってるところが、(左奥)エメラルド・グリーンなのは、この写真じゃわかりませんね。


雨続きで、川幅が増したようです。

ドライ・ストーン・ウォール dry stone wall と呼ばれる、石をつんだ塀を越えて河がひろがっています。

この広大な原っぱは、ライム・ムーア Lime Moorとよばれています。「石灰の荒地」ですね。

この写真には、エメラルド・グリーンがちょっと写っています。



石灰採掘は、かつてこの地方の一大産業でした。
陰気でびんぼーったらしい18世紀の話です。この話はまた、明日かあさってに。

で、「ソロモンズ・テンプル」っていったい何?
この話もまた。

明日に続きます。

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4 コメント

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なにこれ (kakowaka)
2015-05-25 12:46:36
公害じゃないよね。自然現象なのよね。
なんか、不思議な光景。

それにしても、ストーンブリッジ(懐かしい)もそうだったけど、イギリスの小川って絵本に出てくるみたいに川ぎりぎりまで草がはえてるのね。
日本の小川は石や岩がごろごろしてる真ん中を流れるイメージ。もっとも、そんな小川、ついぞみませんが・・・。みんな護岸工事されてるし。
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エメラルドグリーンには (八幡@若林の弟)
2015-05-25 13:47:13
見えませんなぁ…。
底が粘土質の石灰なんでしょうか。
魚はいなさそうですね。
返信する
神秘でしょ (江里)
2015-05-25 19:55:49
裸眼で見るとエメラルドグリーンなんですよ。

曇天で写真の色が鮮やかに写りません。

この地は石灰が豊富です。
詳しくは、ピークディストリクト最終回をごらんください。
とけだして、河状に流れてるんです。ちょろちょろ小川部分は幾筋もの雨水が流れ込んで、上流から流れてくる石灰溶き水が薄まってました。
イギリスの野原を流れてる川は、たいてい降水量によって勝手に川幅が広まったり狭まったりします。護岸工事、されてないし。
川っていうより、水がはけ口をもとめて動いてるって感じ。


草地を歩いてて足を浅瀬に踏み込んでしまうことも、しょっちゅう。
返信する
犬と暮らせば (浅井洋)
2023-03-14 09:25:31
70年まえ 子供の頃 母の実家の 加子母村(岐阜県恵那郡)に 土手のない川が ありました
 川の風景は 似てますが 日本ですので 直ぐ 後ろに もっと 大きな 杉の植林があって その上は 険しい登り坂でした
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