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デート&ウォルナット・ローフ date and walnut loaf (ナツメヤシとクルミのケーキ)を作りました。
夫のリクエストです。
これも実はカフェやチェーンのコーヒー店でも出しているイギリスではとてもとても人気のある定番ケーキです。
実は私はこのナツメヤシ(日本ではデーツというようですね、以下デーツとよびます)が苦手です。
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袋にぎっちり詰まった、へしゃげて小さめのお菓子の材料用のデーツです。
異国情緒たっぷり、タネを抜いて天日で干したナツメヤシの実です。
ベッタベッタ、噛むとねっちょり.....えぐみのある干し柿みたいな食感と甘さがどうも好きになれないのです。
イギリスでは大きくてブリブリしたラグビーボールのような形の上等のデーツがクリスマスの頃に好んで食べられます。
夫はこれが大好きでクリスマス前に買い込んで年末年始に1日1個ずつ食べています。
食物繊維がたっぷりで便秘に効くらしいので、おなかを下しやすい夫はたくさん食べられません。
とにかく私は好きではありません。
干し柿も干したアプリコットも干したパイナップルも好きではありません。(ねちゃねちゃが)
.....そんなわけで敬遠していたデート・ケーキ作りですが思い切って挑戦しました。
デーツを刻むのにウンザリしました。
手や包丁にネッチャネッチャくっついて、へこんで、よく研いだ包丁でもすぱすぱ切れません。
もしかして、ハサミで切ったら楽だったのかも....と後で思いつきました。
お料理ウェッブサイトで見つけたレシピです(簡単です);
225gの粗く刻んだデーツ、ティースプーン1杯の重曹、85gのバター、85gの砂糖(種類の指定はありません)に熱湯120mlを注いでよくかき混ぜます。
(バターがするするとあっという間に溶けてらくちんだったのですが、黄色い脂が油膜になったのが気持ち悪くて不安になりました)
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完全に冷めるまで待って、溶いた卵1個と225gの*セルフレイジングフラワーをくわえ、ていねいによく混ぜ、最後に85gの粗く砕いたクルミを混ぜてローフ型に入れて....
170℃で、1時間焼きます。
*セルフレイジングフラワー self-rising flower は150gの小麦粉にティ―スプーン2杯のベーキングパウダーがすでに混ぜ込んである市販の小麦粉です。
ほとんどのイギリスのお菓子レシピにはこのセルフレイジングフラワーが使われています。
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デーツがどっしりとした重いケーキです。
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焼いたクルミの香りがします。
砂糖が少なめなのにデーツの甘みがしみわたって、びっくりするほどおいしかったのです!
私がきらいなねっちょりベタベタの食感もどこかへ行ってしまって、デーツが好きではない私もいくらでも食べられるなかなかの出来上がりです。
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夫の母が作ったデート&ウォルナット・ローフ/ケーキはもう少ししっとりしていたそうです。
だけど、こっちのほうがだんぜん好みだ、と言ってくれました。
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ロックダウンがあけたら、コーヒーチェーン店、コスタ Costa に行って一切れ注文してみるつもりです。
私が作ったデート&ウォルナット・ローフとカフェで出しているデート&ウォルナット・ローフ/ケーキの違いを突き止めなければなりません。
ローフとケーキの違いは何かというと....。
パン焼き型 loaf tin に入れて焼いたこの底の四角い長いケーキが「ローフ loaf 」、丸いケーキ型 cake tin に入れて焼いたケーキが「ケーキ cake」です。
クリスマス前に買った殻に入ったクルミもティブのおもちゃ用に1個だけとってあります。
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写真を撮るために前を転がしてみたのですが、無視されました(飽きたようです)
ローフには、やはりお菓子の材料用の形がそろっていない砕いてある袋入りのクルミを買ってきて使いました。
美味しそうですね。
デーツ、聞いたことはあるけど食べたことはありません。
ご主人が気に入ってくれて良かったですね。
ローフとケーキの違い、はじめて知りました。
私も日本にいた時、食べたことはありませんでした。
食べてみて!不味いから。