ストックポートのカエル探しイベントに話題を戻します。
ロナルド Ronald (作品番号6)
ハンバーガーがペイントされたロナルド、スポンサーはマクドナルド Mac Donald's (マクドゥノーズと読みます)です。
今年のカエル探しのイベント名は 、The Great Frog-tastic Invention Trail 、有史以来の偉大な発明がテーマです。
「アメリカで発明されたハンバーガーはファーストフードレストランにとって欠かせない食べものである云々」の説明がガイドマップに添えられていますが...。飛行機や蒸気機関車、電話なんかに比べると発明の偉大さのグレードはググッと落ちるような...?(多くの人にとってはどうでもいい)
描写力はなかなか!です。クローズアップでお見せする価値はあり。
マンチェスターに草間彌生展を見に行った日曜日、1人でマクドナルドに入って、季節限定のバーベキュー・クオーター・パウンダー BBQ Quarter Pounder を食べました。(いっしょに展覧会を見た友人とは会場前で落ち合いました)
マクドナルドで昼食はおそらく2年ぶりです。たまにコーヒーを飲みに入ることはありますが。あ、朝食のパンケーキ・セットも何回か食べています。
2か所に1か所の割合のバス停のサイドに掲示されていた食欲をそそるこの☟ポスターの効力に屈したのです!
実物はポスターほどおいしそうには見えません。
私が注文したのはポスターのダブルとは違い、スタンダード(=シングル)ですが。
ドリンクとチップス(フレンチ・フライ)がついたミールセットで£5-99(1,112円)でした。単品でたのむと(...今調べました)£4-19 (779円)です、セットが断然お得ですね。ちなみにダブルは£5-49。ミールセットで£7-19。(いずれも単位はポンド-ペンス)
日本では...もうどんどん調べます。あら、4月から発売停止!価格が抑えきれず収益がでないからだとか?スタンダード単品で400円、ミールセットで700円だったんですって?!お安い!
ひさしぶりに食べると美味しいですね。1人でサっとすませたい買い物途中の昼食にピッタリです。かつてのようなお手頃感はどんどん薄れてきている気がしますが。
一番安い「ハンバーガー(チーズなし)」は£1-09 です。まだ、あったんだ、とちょっと驚きです。
バーべキュー・クオーターパウンダーはこってりしたバーベキューソースの安っぽい甘辛味が絶品のおいしさでした。
昔からなぜか、いつもマクドナルドのミールセットを食べるとお腹いっぱいになるのに、2~3時間後に強烈な空腹感をおぼえます。なんだか怪しげです。
マクドナルドは、特に2012年のロンドンオリンピックの公式スポンサーをやってからだと思うのですが健康に配慮したアピールに熱心です。昔からハンバーガーに挟まれていた薄~いレタスやトマトは数に入れないとしても、現在ミネラルウォーター、サラダや野菜スティック、リンゴ、ブドウ、メロンなどの果物を販売していますし、カロリー表示や、糖質、アレルゲン、1日に必要な栄養素の摂取目安とパーセンテージなどの情報も開示しています。
...ただ、加工食品の継続的な摂取による健康害は今さら隠しようがありません。毎日食べてよいものではなさそうです。たまに食べるのは楽しいですね。
ついでです。
マンチェスターの表玄関、ピカディリー・ガーデンズ Piccadilly gardens に面したこの1920年代風の建物の一階のマクドナルド、私がマンチェスターに留学していた1990年代の初めにもとなりの薬局, Boots とともにこの場所にありました。
ほんの10年前にどこに何があったか思い出せないほど店舗の入れ替わりが激しいこのエリアで、この2軒は大健闘しています。
留学中に、日本で見なれたマクドナルドを目にすると心強い思いをしました。
異国で、見知らぬ土地でマクドナルドを見かけたら何かホッとした気分になりませんか。旅先でマクドナルドに入ってみたいかどうかは別として。
このロナルドのたつランカシャー・ブリッジ Lancashere Bridge は...
8年前に一部分の、しかも片側だけ復元された変わった史蹟物件です。
この写真ではわかりにくいのですが、1932年建造の歴史ある橋の橋脚部分が見えるように道路が丸くくりぬかれています。
1970年代にストックポート全域を含むマンチェスター周辺の広範囲の町がグレーター・マンチェスター Greater Manchester として州統合されました。
それまでストックポートのタウンセンターは、このマージー河を境にチェシャー Cheshire とランカシャー Lancashere の2州に分断されていたのです!! 橋の右側がランカシャーでした。
中世以来、何回も架けなおされたこの大きな橋は(復元されたのはアーチひとつ分、ごく一部です)州境橋 boundary bridge として地元の名所だったそうです。
1965年にショッピングセンター、マージーウェイ Merseyway が建設された時、マージー河は暗渠として覆われてしまいました。その時ランカシャー・ブリッジの、コンクリート製の橋脚だけはなぜか(!)取り壊されることなく道路に覆いかぶされてしまったそうです。
奇妙な話です。