ソルト・ドウ salt dough でクリスマスツリーの飾りを作りました。


小麦粉と5分の1ぐらいのかなりの量の食塩を混ぜて水でこねたのがソルト・ドウです。
麵棒でのばしてビスケットのように星形のビスケット・カッターで抜いて低温のオーブンで長時間加熱させて出来上がりです。
100℃で3時間。
裏返してもう3時間加熱した方がよかったかもしれません。
上面が生乾きのようなごく薄い黄土色のまま乾燥してしまいました。
爪やすりを使ってまわりを整えました。
クリスマスツリ―の下のほうが寂しいでしょう?


理由は、お気づきでしょうか。

子ネコのティブが引っ張って、飛びついて、激しく揺さぶって落とすからです!
落とした飾りは家中を転がしまわされソファーの後ろや台所の流しの下に隠されます。

そういうわけで、飾りはティブが後ろ脚で立って体をのばして届く位置より上に集中しています。
もちろん、それでも取ろうと思えば取ることができます。
かえってチャレンジの楽しさを味合わせてやっている配慮になってしまいました。
まるで果樹園の収穫のように後ろ脚で器用に立って両手ではさんでつかむようにして静かにおろすことをおぼえました。
収穫物はやはりものかげに隠されます。
写真に写っている純白の大きな星飾りは20年以上前、上の息子が小さかった時に一緒に「窯で焼かなくても磨けば陶器のように仕上がる」というふれこみの粘土で作りました。
いくつかは壊れてしまいました。
安上がりのソルト・ドウで作ったくすんだ色の小さい星のほうがずうっと丈夫にできています。

さて、以下はネコとクリスマスツリーの写真とは関係のないイギリスのコロナウィルス関係の近況です。
12月8日から始まった国家によるワクチン接種計画がすすんでいます。
水曜日の時点でケア・ホームに入居している80歳以上の高齢者と職員、医療従事者137、000人が1回目のワクチン接種を受けたそうです。
それでもイギリス連合王国での感染者数はとどまるところを知りません。
ワクチン接種大計画が国家レベルで効果を表すのはまだまだ先のことです。
死者の総数は6万5千人を超えました。
これほど状況がひっ迫していなかった数週間前に政府は12月23日から27日までの5日間、3世帯までの家族、友人が集まってクリスマスを祝うことを許す、「クリスマス規制緩和」を約束していたのです。
当初から医療関係者、科学者から大きな反対意見が出ていました。
クリスマスの集まりが終了後約3倍の、特にお年寄りの死者が出ることは必須、前回のピーク時には避けられた医療崩壊もありうるという真に迫った警告です。
状況が悪化してきた今週初め、規制緩和の見直しが求められていました。
一昨日の首相の発表によると規制緩和は続行だそうです。
約束通り、クリスマスはほぼ例年通り祝ってよし、ということです。
ただし、「集まりは小さく、短く。より小さく短い集まりはより安全なクリスマスを意味する」という自主判断、自己責任にゆだねる旨が強調されました。
「家族の集まりの後、70代の両親を相次いでコロナで亡くし、自身と姉(か妹)も入院して今も呼吸器に不調がある、父が濃厚接触した父の兄弟二人もなくなった」という40代ぐらいに見える女性がニュース番組でインタビューされていました。
なんて悲しい話でしょう。
その人はもちろん言及しなかったのですが、保菌していた家族の誰かがコロナウィルスをそれとは知らずに持ち込んでしまったのですね。
おじいちゃんおばあちゃんに感染させるつもりなど全くない大学から帰省していた息子だか電車通学していた娘だか....がいたのかもしれません。
そうだとしたら、一生の心の負担になるはずです。
その女性は自分の家庭のような不幸が他の家庭に及ばないように慎重に行動するよう呼びかけるためにニュース番組に出演していたのです。
こういう話をもっとテレビで取り上げればいいのに、と思う私は「クリスマスの集まりが人の命より大切か!?」と思うクリスマスなんかどうでもいい論者です。
「今さらクリスマスをキャンセルできるか?!何百年も続いてきた美しい伝統をキャンセルできるのならやってみろ」と口に出して言う人もテレビで見ましたが、キャンセルしなくったって、家族一世帯で、学生寮で、ケアホームで今年だけ静かに祝うこともできるはずです。
「ターキーを8人分注文してしまった / 家族全ての列車の切符を予約してしまった(200ポンド支払った)。だから集まりを禁止されるわけにはいかない」等々と街頭インタビューで答える人が何人もいました。
計画変更は気の毒ですが....
わかってるのかなぁ....といいたいところです。
たとえどうなっても、政府がどう言おうとも注文してしまった特大ターキーを大勢で食べたい(例)という人々がかなりたくさんテレビカメラの前に堂々と顔を出しているのです。
日本では都会にいる子供たちに「年末年始、地域のプレッシャーが怖いから帰省しないでくれ」と訴える親がいると聞きましたが、当然のことだと思います。
「同調圧力」とか「ムラ社会」とか嘲ることでは決してないと思います。
医療機関の限られている田舎のお年よりの集落にコロナウィルスをばらまく可能性のある帰省は今年だけ、我慢するべきです。
「まわりの目が怖いから」我慢できる日本社会は成熟していると思います。
なりふり構わず(人目を気にせず)個人の快楽を徹底的に追及するイギリス社会のもろさに今回ばかりは失望です。
EU離脱の件でもです!(この話はいずれまた)
スコットランドでは規制緩和の5日間のうち1日だけ他世帯の人(イングランドと同様3世帯まで)と屋内で会ってもよく、ウェールズでは2世帯5日間だそうです!




小麦粉と5分の1ぐらいのかなりの量の食塩を混ぜて水でこねたのがソルト・ドウです。
麵棒でのばしてビスケットのように星形のビスケット・カッターで抜いて低温のオーブンで長時間加熱させて出来上がりです。
100℃で3時間。
裏返してもう3時間加熱した方がよかったかもしれません。
上面が生乾きのようなごく薄い黄土色のまま乾燥してしまいました。
爪やすりを使ってまわりを整えました。
クリスマスツリ―の下のほうが寂しいでしょう?


理由は、お気づきでしょうか。

子ネコのティブが引っ張って、飛びついて、激しく揺さぶって落とすからです!
落とした飾りは家中を転がしまわされソファーの後ろや台所の流しの下に隠されます。

そういうわけで、飾りはティブが後ろ脚で立って体をのばして届く位置より上に集中しています。
もちろん、それでも取ろうと思えば取ることができます。
かえってチャレンジの楽しさを味合わせてやっている配慮になってしまいました。
まるで果樹園の収穫のように後ろ脚で器用に立って両手ではさんでつかむようにして静かにおろすことをおぼえました。
収穫物はやはりものかげに隠されます。
写真に写っている純白の大きな星飾りは20年以上前、上の息子が小さかった時に一緒に「窯で焼かなくても磨けば陶器のように仕上がる」というふれこみの粘土で作りました。
いくつかは壊れてしまいました。
安上がりのソルト・ドウで作ったくすんだ色の小さい星のほうがずうっと丈夫にできています。

さて、以下はネコとクリスマスツリーの写真とは関係のないイギリスのコロナウィルス関係の近況です。
12月8日から始まった国家によるワクチン接種計画がすすんでいます。
水曜日の時点でケア・ホームに入居している80歳以上の高齢者と職員、医療従事者137、000人が1回目のワクチン接種を受けたそうです。
それでもイギリス連合王国での感染者数はとどまるところを知りません。
ワクチン接種大計画が国家レベルで効果を表すのはまだまだ先のことです。
死者の総数は6万5千人を超えました。
これほど状況がひっ迫していなかった数週間前に政府は12月23日から27日までの5日間、3世帯までの家族、友人が集まってクリスマスを祝うことを許す、「クリスマス規制緩和」を約束していたのです。
当初から医療関係者、科学者から大きな反対意見が出ていました。
クリスマスの集まりが終了後約3倍の、特にお年寄りの死者が出ることは必須、前回のピーク時には避けられた医療崩壊もありうるという真に迫った警告です。
状況が悪化してきた今週初め、規制緩和の見直しが求められていました。
一昨日の首相の発表によると規制緩和は続行だそうです。
約束通り、クリスマスはほぼ例年通り祝ってよし、ということです。
ただし、「集まりは小さく、短く。より小さく短い集まりはより安全なクリスマスを意味する」という自主判断、自己責任にゆだねる旨が強調されました。
「家族の集まりの後、70代の両親を相次いでコロナで亡くし、自身と姉(か妹)も入院して今も呼吸器に不調がある、父が濃厚接触した父の兄弟二人もなくなった」という40代ぐらいに見える女性がニュース番組でインタビューされていました。
なんて悲しい話でしょう。
その人はもちろん言及しなかったのですが、保菌していた家族の誰かがコロナウィルスをそれとは知らずに持ち込んでしまったのですね。
おじいちゃんおばあちゃんに感染させるつもりなど全くない大学から帰省していた息子だか電車通学していた娘だか....がいたのかもしれません。
そうだとしたら、一生の心の負担になるはずです。
その女性は自分の家庭のような不幸が他の家庭に及ばないように慎重に行動するよう呼びかけるためにニュース番組に出演していたのです。
こういう話をもっとテレビで取り上げればいいのに、と思う私は「クリスマスの集まりが人の命より大切か!?」と思うクリスマスなんかどうでもいい論者です。
「今さらクリスマスをキャンセルできるか?!何百年も続いてきた美しい伝統をキャンセルできるのならやってみろ」と口に出して言う人もテレビで見ましたが、キャンセルしなくったって、家族一世帯で、学生寮で、ケアホームで今年だけ静かに祝うこともできるはずです。
「ターキーを8人分注文してしまった / 家族全ての列車の切符を予約してしまった(200ポンド支払った)。だから集まりを禁止されるわけにはいかない」等々と街頭インタビューで答える人が何人もいました。
計画変更は気の毒ですが....
わかってるのかなぁ....といいたいところです。
たとえどうなっても、政府がどう言おうとも注文してしまった特大ターキーを大勢で食べたい(例)という人々がかなりたくさんテレビカメラの前に堂々と顔を出しているのです。
日本では都会にいる子供たちに「年末年始、地域のプレッシャーが怖いから帰省しないでくれ」と訴える親がいると聞きましたが、当然のことだと思います。
「同調圧力」とか「ムラ社会」とか嘲ることでは決してないと思います。
医療機関の限られている田舎のお年よりの集落にコロナウィルスをばらまく可能性のある帰省は今年だけ、我慢するべきです。
「まわりの目が怖いから」我慢できる日本社会は成熟していると思います。
なりふり構わず(人目を気にせず)個人の快楽を徹底的に追及するイギリス社会のもろさに今回ばかりは失望です。
EU離脱の件でもです!(この話はいずれまた)
スコットランドでは規制緩和の5日間のうち1日だけ他世帯の人(イングランドと同様3世帯まで)と屋内で会ってもよく、ウェールズでは2世帯5日間だそうです!

