イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ごつごつしてみにくいセレ―リアック、再登場! リンゴとの相性がいいさわやかセロリ味、今回は料理に使用、レシピ付き

2018年10月04日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
だいぶ前にスーパーで買ったセレーリアック Celeriac


日本ではセロリアック、根セロリと呼ばれて寒冷地で栽培されているということですがまだそれほどなじみがないと思います。
「セロリの根」の一種です。
セレーリアックの茎部分はセロリに似ていますが苦くて食用にならないんだそうです。

おっと、賞味期限 best before がずいぶんすぎています。一昨日調理して昨日の夕食に食べました。

セレーリアックとリンゴのスープ。

2年も前に、レストランで働いていた時に書いたセレーリアックについての記事があります。ぜひ読んで下さい☟。
ごつごつした、みにくいやつ、味はさわやかセロリ味


レストランの厨房に旬の野菜として届いたセレーリアックは根を少し残して荒っぽく切ってあるのでごつごつ感がいや増していますが、このスーパーで販売されているのは下の部分をかなり損失、すっきりスパッと切断されて硬いセロファンで密封されています。

空気に触れると切り口がすぐに酸化して真っ黒になるから。





ピーラーで皮をゴリゴリむきます。


ジャガイモやニンジンのようにスルスル剥けず、皮むきはかなり厄介です。
何処から皮でどこから中味かよくわからないところにもうんざりさせられます。

角切りにして、すでにやわらかくなるまで炒めてある玉ねぎ(小2個)とリンゴ(日本では見ない極小2個)に加えてしばらく炒めます。
スープストックを1リットルぐらい加え、庭で栽培しているロリエ(月桂樹)の葉も入れ2時間ぐらい弱火で煮込みました。



ベジタリアンの夫のために、固形の「ベジタブル・ストック」を使いましたが、日本では万能の「コンソメスープの素」を使えばいいんじゃないかと思います。

一晩おいて冷たくなったものをフードプロセッサーで粉砕、クリーム状になるまで攪拌します。(あっという間!フードプロセッサーが小さいので二回に分けてやりました。)


翌日(昨日)水を加えて温めなおしてスープの出来上がり。


だいたい3人分です。
「いらない」といった息子のためには冷凍ピザをオーブンで焼きました。

夕食は軽くすませたかった夫と私がパンといっしょにスープを飲みました。

上出来でした。
強烈にセロリの味がします!
味というより、香りでしょうか。

セレーリアックにはセロリと同じ香味がありますが実はずっとまろやかな味なのです。
細かく刻んで生でも食べられます。短冊切りにしてチップス(じゃがいものフレンチフライ)にしてもおいしいですよ。やってみたことがあります!

ジャガイモのようにでんぷん質が多く、マッシュにしてもホクホク仕上がります。

セレーリアックのスープは今ではイギリスの秋のおなじみの料理です。もともとはスイス、ドイツの料理だったということですが。

めんどうくさい皮むきさえ克服したら手順は簡単!
お試しになってみてください。

茎付きの写真を見つけました。かわいいじゃないの!

   



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コメント (4)
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