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米国発表がない「戦時作戦統制権移管無期限延期」は韓国のみの発表

2014-10-29 00:02:32 | 外交と防衛

戦時作戦統制権(統制権)の韓国軍移管について、事実上の無期限延期という形で合意した韓米の定例安保協議会(SCM)は、ソウルの竜山米軍基地を2016年までに京畿道平沢へ移転させる一方で、韓米連合司令部は竜山に残留させることを決定した。韓米連合司令部の敷地は竜山基地総面積の89%に相当する。
 米国大使館の敷地なども合わせると、竜山基地の5分の1近い17%程度を米国側がそのまま使用することになる。韓国国防部(省に相当)は「有事の際、連合司令部が韓国軍首脳部と円滑な指揮システムを構築するためには、平沢に移転しては困る。連合司令部の作戦センターを移転するのに4000億ウォン(約410億円)も掛かるなど、費用の問題もある」と説明した。どれも一理ある話だ。
 しかし現在、韓国は実に9兆ウォン(約9200億円)近い資金を投じ、平沢に統合米軍基地を建設している。この基地を建設しなければ在韓米軍が十分な戦力を発揮できないという説明もあった。
 連合司令部も、当然平沢に移転する予定で、ここには作戦センターを建てる費用も含まれている。ところが今になって、平沢に移転すれば有事の際に円滑な指揮システムを稼働させることができないというのだ。なぜ今さらこんなことを言い出すのか、理解できない。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/25/2014102500788.html

 

 「戦時作戦統制権移管無期限延期」これだけ聞けば米軍が韓国に残るように聞こえる。しかし韓国からの発表はあっても米国からの発表がない。本当にそうなのかな?半年前も似たような記事を見た記憶があるが。

 また、無期限とは何時撤退しても良いわけである。撤退の前倒しもあり得る。確か、この会談の時、カナダ国会でのテロや米国医師のエボラ感染が確認された時だったと思うが。適当に米国が返事したとの記事も見かけた。故に日時も確定されていない。

 基本的に敵重砲の射程距離内に首都があること事態、おかしなことである。占領間近と言う状況である。その首都に司令部を数十年も置くことが異常である。司令部は通常最前線から距離がある所に置くものである。Don‘t Koreaの一つかな?首都もそうであるがここは韓国、おかしなことではない。そういう国民である。感情を、ソウルが首都との思いを合理的理由に優先させることなどできない。

 米軍が司令部を後方に下げるのは当然のことだ。例え米軍が撤退してもこの司令部は北朝鮮の奇襲に対応できる。また米軍も撤退し易い。

 現在、2000年当時の35000人規模の在韓米軍も15000人規模となっている。ノムヒョン政権時代あれほど米軍を追い出そうと大々的なデモを行い星条旗を焼いていたではないか。日本の左翼や中韓人にとっては、国旗はただの物でしかないが、その他の国の国民は国旗に忠誠心が有る。

 米国は移民の国である、その統合の象徴としても国旗が重要視される。日本の左翼の方の感覚と大きく異なる。

 いずれにしろ、「戦時作戦統制権移管無期限延期」について米国側の発表がない。韓国政府の得意の「飛ばし記事」の可能性が高い。駐留費の支払いもしていない。またMD(ミサイル防衛)の受け入れも行っていない。米軍が韓国に軍を置くメリットがない。在韓米軍駐留費の費用で中東やウクライナに作戦を行う費用が捻出される。兵の評判が悪い韓国に駐留する意味はない。軍事行動は目的があって行動するものである、今の韓国に米軍が駐留する目的がない。

コメント (1)
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