ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

忘れないうちに姫DVDの感想を。(;´∀`)~「シンデレラ」&「美女と野獣」~

2015-09-24 16:54:11 | 映画

えっと実際に見たのは10日以上前です。(おい)

とにかく!このドレスが半端なく綺麗で現実離れしてて
それが見たかったんですよね~。(え)
だもんだからそこんとこは大大大満足でございました。
いかにも魔法のドレスでございますってな質感がサイコーでございました。
もちろん映像マジックもあるのでしょうけど。

・・・以上。

では、さすがにものが飛んできそうなんでもすこし。
この話はある意味水戸黄門みたくラストにガラスの靴がシンデレラの足にピタッとはまったとこで
あ~スッキリなわけですよ。だもんだからケイトブランシェットが演じる継母が
嫌なやつであればあるほどこのスッキリが増長するわけですな。そのへんのとこはさすがでございました。

・・・さすがにマレフィセントみたいに継母主人公のシンデレラ物語は作れなかったか~。(爆)
夫に死なれて、再婚した相手の娘は自分の娘より美人で、散々いじめたけど王子様と結婚して
ふたりの娘はというとガラスの靴をはくために踵削ったり、シンデレラの結婚式に出席したらカラスに目玉をつつかれたり・・・ギャー
・・・さすがにディズニーでは不運の物語を悲しく盛り上げたくても描けませんわな~。(わわわわわ)
字幕版で鑑賞。吹き替え版のほうの主人公ふたりがうたうシーンは聞かずにすんだ。(わわわわわ)


誰もが知ってる話をあえてお金かけて作る以上はどっかに驚きがないとあかんでしょ。
継母の陰謀ってなのをはさんでくるとは思いませんでした。あとひと押し欲しかったな~(え)

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個人的には「エバーアフター」のシンデレラが一番好きなんですけども
正統派シンデレラ(?)で作りつつも言いなりではなくされるがままではなくて
ちゃんと自己主張できるってのはそれなりに作り替えてましたね。結末がわかっていても
そこにたどりつくプロセスというか言動が見せ場なわけで。よかったんじゃないですかね。
・・・相変わらず王子どうでもいい感じはしましたけどもまだ自分自身が出向いて確かめるってのはよかったですね。
・・・王様が相手は庶民でもええよ~っていうてくれたってのがかなり都合よく話すすめてるな~とは思いましたけども。

PS:GyaO鑑賞のため、「エルサのサプライズ」は見れておりません。残念。(;´∀`)

前々から不思議に思ってたんですけど、シンデレラの足が極端にでかいわけでもちっちゃいわけでもないのに
「彼女にしか履けない」というのはほんとにもう「”対シンデレラ用”形状記憶ガラス」の靴だったわけですね。やっと理解しました。
そりゃさすがに魔法の靴だわ、フェアリーゴッドマザーええ仕事しまんな~。(爆)





さて。こっちはさらに1ヶ月くらい前にみてて、書くの忘れてました。きゃ~ほとんど消えてるがな。

そもそも私はディズニーアニメの美女と野獣がどんな話かもようわかってません。見てないもんで。
ただ、魔法のバラが散る前に真実の愛をみつけないと野獣にされた王子様が死んでしまう・・・んじゃなかったかな。
あとはベルと野獣が大広間でダンスをしているシーンしか知らないんですよ。

・・・ポスターにはベルのあやまち・・・と書いてますが
彼女が父にねだったものはたった一輪のバラの花でそれを花屋ではなくて野獣んとこから摘んで帰ったばっかりに
お父さんが幽閉されるところを私のせいだからってベルが人質になるわけやないですか。
ほかのお姉さんたちの役立たずさやわがままさからいうたらむっちゃ慎ましいもんだったのに。

で、こんな状態であっても「野獣を助けるためにベルが謎解きをする」物語なんですね。
それも愛する王子によって「殺されてしまった」森の妖精が、
ほんとだったら恨んでてもおかしくないのに助けてあげてくれませんかとばかりに
夜な夜なベルの夢でヒントを見せてなんとかして~~って働きかけるわけですよ。

王子愛されすぎでしょ。(爆)

あ~話半分忘れてるんですいませんが、王子が金色の鹿をしとめたばかりに
「愛する娘を殺された」森の精が呪いをかけた・・・んですけども
王子だけじゃなくって城にすむ家来たちもたしかそんなことになっていて
・・・城に攻撃をしかけてきたものに対抗してでてきたのがなんだか進撃の巨人。(違)

呪いが解けて王子様とベルはめでたしめでたし・・・といいたいとこなんだけど
王子にしてはオッチャン。(わわわわわ)いや別にかっこよくないわけではないのだけども
ロングロングアゴー(!!!!!)じゃなかったから、私的にはちょっと渋くてええやんだったのだけども
「王子にしてはオッチャン」やな~というオチで。
・・・そういや野獣というには単純に頭だけマスクかぶったハロウィンコスプレ程度の野獣だったんで
上半身デフォルメCGまでしなくてもええけどあまりにちっちゃかったのがプププでございました。
・・・完全に見えたらちゃっちいからできるだけ正体が見えないように引っ張っただけかよ~っていう
変なとこでえらいウケました。・・・以上。

なんかボロクソやな~。(爆)

実写版ドラマで見たかったかも。~「心が叫びたがってるんだ。」~

2015-09-24 15:16:31 | 映画


う~ん、思ってたのとはちょっと違ったかな・・・。
それはおそらく”あのはな”を意識しすぎたせいなんだろうな~。


大丸京都店で開催中の「心が叫びたがってるんだ。×あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」世界展
に行ってきました。”ココサケ”は公開が始まったばかりなので、買ったパンフも8割がた”あのはな”なんですけどね。(;´∀`)

これまた秩父がロケ地になってる・・・のかな?
あのはなイベントが終わってもなお、ココサケで今度はもりあがるんだろうか?







残りがとことんリアルで、「たまごのシーンだけが浮いている」




こんなふうに思っちゃったのはわたしだけなんかな?




言葉は人を傷つけたりもするけど、愛を与えることもできる。
「言わなければよかった」と「どうしてあの時言えなかったんだろう」の狭間でゆれながら
言葉を選ぶこと、勇気をだして伝えること、そういう物語を紡ぐのであれば




それこそ広瀬すずあたりで実写版やってほしかったな~って思っちゃったんですよ・・・・。

アニメでやる必要なかったんじゃないのって。
アニメでやるのなら「たまごの存在が”ホント”にあってもいいんじゃないの?」って思っちゃったんですよ・・・。




言わなきゃよかったひとことで家族が崩壊し、そのことで自分も傷つきカラに閉じこもってしまった順は
喋ることが自分も人も不幸になると思い込んでしまう。
結果、喋ると腹痛を起こすというトラウマがずっとついてまわり、その辛さや寂しさは誰にもわかってもらえない。
どうしてもなにか返事をしなきゃいけないときはメール高速打ちで返事。(^_^;)
LINEをつかうってのも今風ですよね。


拓実は拓実でピアノを続けたいといったばかりに両親が離婚し・・・ってこれさ~
順にしても拓海にしても、それ子供のせいかい?????
・・・いやそこつっこんじゃうとアニメの起承転結がすすまないんで言うだけ番長で終わりますけども。



あまりにも実行委員に不向きな順と拓海と大樹に対して
こいつがいればなんとかなるんじゃね?的にここにほおりこまれた菜月にしても
はたからみれば優等生でなんでも心得ているようにみえてやっぱり言えなかったことへの後悔ってあるんですよね。
そのトラウマをどうやって乗り越えていくのか、その過程でどれだけ相手を思いやれるのか
・・・といったところでしょうか。



そう、だから設定もテーマもストーリー展開もええ感じで別段なにも問題なかったんですよ。
まっただなかにいる少年少女ならものすごいリアルだとおもうし、
通り過ぎた大人がみても懐かしさやら甘酸っぱさ、ほろ苦さを感じられると思うんです・・・。

「あんなこと言わなきゃよかった」と「どうしてあの時言えなかったんだろう」ってな
このタイミングの悪さ。それをどこまでも引きずってしまう気持ち。
んなもん今でもわかりません。おばちゃんになってもおばあちゃんになってももしかしたらず~っと
んなこと繰り返し続けるかもしれません。(いや、自分のことはどうでもいいか)


ただ文化祭まがいのイベントを成功させるだけじゃなくって
その過程で4人が4人とも変わっていくさまは
あ~青春ですな~とか、文化祭ってこんな感じだったよな~とか
恋愛ってそんなうまくいかないんだよね~とか
・・・ものすごあるあるを詰め込んで、
ものすごくその世界にどっぷりはまれる作品だったと思います。

のに、なぜだろうこの「物足りなさ」は。
悪くない、ぜんぜん悪くないのに。


個人的にどうも順がうっとおしかったのかもしれません、拓海が煮え切らない性格に写ったからかもしれません、
順の恋心がハッピーエンドにならなかったからかもしれません(わわわわわ)
そのへんは私の好みの問題であって、アニメの出来とはまったく関係ありません。
むしろよくできている、「出来過ぎてる」とも思いました。・・・実はそこもひっかかっているのかも。



全くやる気のなかった大樹がコロッと変わると俄然たのもしい味方になるのは
青春あるあるですよね。
んで菜月は菜月で
非のうちどころないってのは逆に、
「高嶺の花だから相手にしてもらえない」「つりあわない」なんて勝手に思い込まれてしまって
両思いなのにうまくいかないなんてのも青春あるあるだし、

・・・・・そっかどこにも「意外性がない」ことが不満なのかあたしは。

でも「たまごだけが話から浮いてる」とも書いた。

たまごの呪いってのは幼児がおかあさんに言うてるレベルならまだしも
それ以降はドン引きしちゃうんですよ。このへんはたぶん順のお母さんと同じくらい頭かたいのかもしれません。
自分の娘がもしこんなことになったら私もあのお母さんと同じスタンスになってしまったかもしれませんね。
怒るかなくかオロオロするかなんだろうなって。
たまごなんてないって言えるのは拓海が同じような悩みを抱えていたからこそわかってあげられたのでしょう。



よりによって本番当日に「スクランブルエッグ」とかいうて試合放棄した順がじゃあもう歌うことさえもできなくなったのかというと
むしろ追い詰められて追い詰められてそれこそ「心が叫ぶ」ことで一件落着って・・・・う~ん、このアニメの展開上
これでいいんだけど、え~そうなの?っていう勝手な思い込みからくるツッコミをしていたんですわ。

(わたしはホントに一切声が出なくなってしまって行けなくなったのかと思ったんですよ、
それでも舞台に戻るためにさてどうするのかってのをどっかで期待してたんですよ)


ダメですね~・・・ファンタジー大好きなわりには素直にええ話をええ話として感動できませんかね~・・・(;´∀`)

”あのはな”以上の涙活アニメを期待していたせいもあるんでしょうね~・・・・。
あまりいい感想がかけなくてすいません。でもほんとええ話なんです。いい子達ばっかなんです。
こんな書き方しかできなくてごめんなさいです・・・。・・・・・ってどんなレビューだよ。




シキシマメインでAnotherstoryにすりゃよかったんちゃうん?~「進撃の巨人 エンドオブザワールド」~

2015-09-23 15:49:27 | 映画


後編を見る前にテレビアニメ全25話しっかり見ました。残酷な話にもかかわらず
大変面白かったのです。夢中で、たった2日で全部鑑賞いたしました。
これなら話題になるのも、夢中になるのもわかる気がしました。
それより、アニメもまだ、話が解決していないままいったん終わらざるを得なかったということが
びっくりでした。そもそも原作が終わってないってのすら知らなかったわけで。


で、その状態で後編でオチをつけようとしてここまで暴走しちゃったのか~ってのが正直なとこ。
ほんとはめっちゃたくさんいる登場人物を削ってるし、
ちょい前にも書きましたけど、エレン本人に明確な憎しみやら悲しみやら怒りやらがないと
「駆逐してやる!」が似合わないのね。そこまでの激しい感情がなくてなんかただ叫んでるだけにしか
みえないわけですよ・・・。

ミカサとアルミンに関してもそう。立ち位置も役割も結局ものすごびみょーでしたね。
前の男と今の男の間でいったりきたりみたいなオンナにしなくてもええんちゃうんと。
アルミンも策士というよりはメカオタだけどそれも役に立ってないみたいな。
それよりなにより、エレンの友達、エレンの味方感が薄いのがいちばん悲しかったかな・・・。


後編を見る前にもう1本レンタルで「進撃の巨人 反撃の狼煙」と銘打ったオムニバスドラマを見ました。
ハンジが「立体起動装置」を発明するに至るまでの話と、サシャが兵団に入らざるを得なくなったエピと弓で食料泥棒をつかまえる話。
(このときにイモをくれたアルミンに出会っていて、そっから神様扱い。後編でもなんだか恋人みたいなことに?)
劇場版前編でとっとと亡くなってしまったオリジナルキャラの恋人同士のエピ。
・・・こっちのほうで若干ではありますが、石原さとみと桜庭ななみが演じていた、
ハンジとサシャにすこしは感情移入できる状態で鑑賞できたわけですが。

・・・・そのフォローがあってもやっぱハンジは”兵器オタ”の変人みたいにしか描いてくれないし
対巨人にはなんの役にも立たないであろう弓をどうしてサシャが武器として扱うのかを理解できても
・・・そっか最初から対巨人でサシャを戦わせるつもりはなかったんだなということが後編でわかったというだけで。

う~ん、なんともはや。
実際登場人物はさらに減ったのに、それでも個々のキャラを描ききれないとは。

それは見せ場じゃないだろ~~~。いくら馬鹿力だったとしてもそれじゃ自己犠牲というよりマンガだよね・・・。


サシャの弓は「巨人に変身させてしまう」”トリガー”になっちゃったというわけで。

「心臓を捧げよ」がシキシマによってえ~~~~~~~!!!!!!っていう解釈に。
確かに自傷行為があっての変身なんですが、おんなじことエレンがやったら成功するかどうかわかりませんよね。
まだこの段階では。
ウルトラマンの変身ではないですが、追い詰められて心身ともやばくなって初めて巨人化するわけですから
自分から心臓なんて貫いたら間違いなく自殺するだけですわな。(;´∀`)


私的には「大日本人」みたいなわらわらいる巨人よりはかっこいい巨人(違)が戦ってるのが見れて
そこんとこはピンポイントでちょっと盛り上がったのですが
やたら人のレビューでみかけた「サンダVSガイラ」がめっちゃ今気になってます。
興味はそっちへ移行しました。(爆)

そうそう、なんかその他巨人がアドベンチャーワールドの放し飼い動物みたいでのどかだったね~。
んなわけないだろうに。(爆)


このシーン、FFのクライマックスだったらええ感じやけど、正直なんじゃこりゃーでした。(;´∀`)

・・・結局、すべては人間の罪で、壁の中に閉じこもった理由も命を守るためじゃなかったと。

実際の原作コミックがどんな形でこの先展開していくのかは全く想像がつきません。
とりあえず、この展開もこの結末もこの監督が「創造した」ものでしかないわけですので。

・・・そういや、前編でセカオワが歌っていた主題歌は「ANTI-HERO」でした。
ならば、憎まれても滅ぼされても、シキシマが中央突破で一番内側の世界を破壊して
命と引き換えに世界の真実を見せるくらいのエンディングにしちゃえばよかったんじゃないのって今は思うんですよ。
それならまだ彼があれこれ語って主張した思いをもっと活かせると思ったんですけどね。
話を変えてしまうのであればそれくらい改変して、はじめからオリジナルキャラで
この巨人の世界を別の角度から描いたら、こんなにも「公開前から炎上」することはなかったのにと。

リヴァイなみの強さで、でもまったく違うキャラクターをこれだけ熱演してかなり目立ってたのだから
その最後をあんなふうにしてほしくはなかったなと。延々と演説したあのセリフはなんだったんだよという最後だっただけに
シキシマさえも残念なことになってしまいました・・・・。

たくさんの登場人物を出せないのであれば、前編後編分けずに
2時間くらいで1本の映画にしてもらって、
ツヨぽんと長谷川さんだけで30分くらい延々と巨人の秘密をやってもらって、
壁を修復するのではなく、「壁をすべてぶっ壊す」くらいのどっぴょ~んな展開にしちゃえばよかったんですよ。(わわわわわ)


俳優さんのうまい下手はこっちに置いといて、エレン、ミカサ、アルミンがひどすぎるし
オリジナルキャラのシキシマにノンスタイル井上みたいな変なキザさで延々ネタバレさせるのもキモかったし、
・・・あ、やっぱり監督ひどいよ~~に行き着いちゃうんだな、これは・・・。


できるだけ感情を抑えてかいたつもりですが、やっぱこりゃひどいなに落ち着いちゃいました・・・トホホ。


PS:前編でがっかりして後編もういいや~状態だろうに(わわわわわ)
なんですかあのまだ続くのよ~なエンディングは。





きっかり予習(復習?)しました。(;´∀`)~「進撃の巨人」・テレビアニメ版~

2015-09-17 17:33:16 | 映画
B00KBROZ9O進撃の巨人 コンプリート DVD-BOX1 (1-13話, 320分) しんげきのきょじん 諫山創 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください] by G-Tools


B00MODCJR8進撃の巨人 コンプリート DVD-BOX2 (14-26話, 277分) しんげきのきょじん 諫山創 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください] by G-Tools


↑えっと、これはインポートなんで、通常のプレイヤーでそのまま再生はできないらしく
なにやらそれ用のパーツが必要だそうですが、あくまで参考画像としてアップしております。あしからず。(^_^;)


たまたまGyaOで、テレビアニメバージョン25話見放題で2日で制覇しました。ヾ(・∀・;)オイオイ
いや、残酷なんだけども、不謹慎かもしれないけど「面白かった」
主題歌の予告のをすっとばして1話20分ちょいでハイスピードでざ~っと。(;´∀`)

だよね~。これだけの話を前編後編でまとめるのは大変だろうなって。
劇場版アニメとしてこのテレビ版を編集して前編後編にしたやつが先に公開されたけど
これはアニメじっくりみたひとには脳内補完できるからいいようなもんのやっぱ物足りなかったろうし、
これだけの情報量を実写版につぎ込むのは・・・・やっぱ無理だったのかな~って。

ここからはぶっちゃけ実写版へのツッコミになってしまいましたがやっぱり書こ。


このアニメ通りのキャラであれば、直接の戦闘能力がなくてもまるで諸葛孔明みたいなアルミンは
そうとう活躍しますよね。ぶっちゃけ訓練兵卒業したばっかのレベルで軍師ですやん。

家族を殺され、エレンと二人でその暴漢を刺殺してしまった過去があって、ミカサは、
もう「家族」を失いたくない気持ちとエレンを何が何でも守るっていう強い目的があって戦いに身を投じていくわけなんですが
そこんとこすっぽ抜けてますから。それもそんな安っぽい恋愛感情ちゃいますし。
・・・実写版ではなんだかエレンはミカサを「見捨てた」形になっていたし、
再会したあともギクシャクのままです。友達意識も仲間意識もましてや守らなくちゃっていう思いも・・・ないですね。
ミカサのキャラがアニメとあまりに違っていてびっくりでした。


シキシマをリヴァイ兵長の立ち位置・・・にするにはキャラが違いすぎるし
ハンジは変人部分しか表現する余裕がないし。このひとも精鋭部隊なんで実際もっと活躍していいはずですよね。
起動装置も説明できないような、どんくさいひとではなかったはずで。

いやそもそも調査兵団・・・じゃなかったの?
口減らしに駆り出された一般市民とあまり変わらないレベルで、立体加速装置はただの飾りもので
訓練兵時代だったとしてももう少し動けるはずですよね?
それもただ、壁を埋めるための道具を自分たちで運ぼうとして襲われて
裏切り者らしき人物だけチラ見させて終了・・・。
ホントなら、起動装置でバンバン飛べたとしても、精鋭部隊でさえも手こずる巨人を相手に
弓矢とか斧とかつかうのも変だし。


26話もあれば、同期の訓練兵とのやり取りも上司とのやりとりも、
エレンの夢にでてくる重要なシーンも、それからエレンやミカサの過去のシーンも描かれているので
それぞれのキャラクターにしっかり感情移入できて、個々のキャラもようわかるわけですが
実写版映画のほうは、縦のつながりも横の絆もないので、
正直あの前編の終わり方でもって
エレンとジャンが分かり合えるとも思えないし、アルミンに活躍の場があるとも思えないし
仲間の良さがスクリーンに反映されるとは思えないですね・・・。
ぶつかって和解して、あるいは戦闘のなかで仲間を理解していく・・・んな余裕実写版にはなかったですね・・・。
エレンは母親が食べられてしまったシーンを目撃しています。
明確な憎しみだとか怒りや悲しみがないと「駆逐してやる!!!!!!」にはつながらないと思うんですよ。
「世界は残酷」ってセリフもずっとずっとあとででてくるんですが、そういうパーツだけ拾ってるんだなって
感じましたね~・・・・。


そもそも原作が終わっていないので、
アニメ版ですら、巨人の秘密にまでたどり着けていないのだとしたら
この話にどうやって希望を持たせるんでしょうね。しかも実写版は、話8話くらいまでしか進んでないってようわかりました。
まあ、相当話を書き換えたらしくて、それも原作者がはいっての会議でなんでこういうことになったのか
さっぱりわかんないですけどね。

原作のほうがきっちり終わって、アニメの第2期でも始まれば今度はリアルタイムで見てみたいです。
そっちに関してはむっちゃ興味がわいてきたのですが・・・。


あの前編にいったいどうオチをつけるのかっていう、なんかもうすんごく意地悪な目線になってしまったのですが
ストーリーをいじった以上はそのおとしまえをつけていただきたく。
ツッコミを目的として見に行こうとしている自分もたいがいやなやつだな~と思いながら。
明後日から公開ですよね~・・・・。ともかくスクリーンでセカオワの歌は楽しんでまいります。
前編の主題歌だった「ANTI-HERO」は英語ばっかで早くてカミカミでまだマスターできん。(歌いたいんかいっ!)(^_^;)

エンドオブザワールドってセカオワに歌頼んだのって、それつながり?(わわわわわ)



PS:これはこのレビューと直接関係はないのですが、マイペース(Agehaのペースね。(^_^;))でTBするため
送信できるときに一度に何十件もが~っと読ませていただいて送信しております。
ブログ管理人が承認してくれたもののみ表示される形式のブロガーさんとこに
あれ?送ったっけ?どっちだったっけ?で2重3重投稿になったり、
TBが送信できたのかできなくて表示されていないのかがわからないことが多々あり
あちこちでご迷惑かけてるかもしれません。気がついた段階でできるだけコメントしておりますが
・・・かぶっていたらすいません。さくっと削除してやってください。



懐かしさで見入っちゃったコメディ。~「ピクセル」~

2015-09-17 16:07:22 | 映画

これはもう、楽しいというより懐かしい~気持ちになりました。(;´∀`)

おもいっきり年のバレる話になりますが、まだ新入社員のころに
子供相手にパックマンやらドンキーコングやらを「売っていた」ひとだったんですが
いかんせん、反射神経ないし、マリオやってもそもそもあの旗のとこまで
たどり着けなかったひとやから(爆)
攻略本なんてまだなかった頃はわたしらにでさえ、聞いてくるわけですよ。
発売されると行列、品切れると苦情、まあそりゃ大変でした。
高橋名人とか知ってるひと、覚えてるひとどれくらいいるのかな~。
ファミリーコンピュータなるものがまだ出たばかりの頃の話です。

で、それとは別に、
オープニングでチープトリックのサレンダーが流れてもう一気にテンションあがっちゃってね~。
本編そっちのけとはいいませんけども、
そういういちいちちっちゃいことにえらい反応しちゃいました。

まだアーケードでやってた頃のゲームで楽しんでる動画を宇宙へ送ったら
宣戦布告と勘違いされて宇宙人が攻めてきた~ってそっからまあナンセンスなんですけども
「オタクが世界を救う」というか、冴えないおっちゃん達が一気に注目あびて活躍するって話は
凡人にはすんごくハッピーな話に映るんですよね~。


主人公がまるでゲームの世界に入り込んだみたいな状況で、
現実世界でヒーローとして活躍するってのはみててワクワクしました。

 
ドンキーコングにしてもパックマンにしても
今だったら、ゴーグルみたいなやつをつけてまるで体感してるみたいに遊べるやつ
あるじゃないですか。リモコンピコピコじゃなくって。

それをスクリーンで見たらこんな感じってのを見せてもらったってとこかな。


余談ですが、パックマンの産みの親とかいうて中国人俳優が出てきますけど
別にご本人でもよかったんちゃうん?そんなたいそな演技でもないんやから(わわわわわ)


ほかは敵対視してるのに、このタコだけが友好的でさわっても大丈夫ってのもようわからんかったけど
さらにゲームの女戦士が実体化しちゃってそのまま地球にいすわっちゃうってのも
びっくりなハッピーエンドでしたね~・・・子供があの形態ってのは若干問題ありですけども
それでもええっていうたんですからね~・・・。(;´∀`)

出だしからナンセンスなわけですんで、どんな終わり方もありかな。(おい)
見れたら見に行くわ~でスルーするつもりだったのが意外と面白かったのでこれはアリでした。(;´∀`)
元ネタのゲームを知ってる世代もとりこんで案外広い年齢層で楽しめる作品ちゃうかな。(^_^;)
ほんとは世界の危機なんだけども、見てるぶんには
ポリゴンのゲームキャラが
現実世界でオイタをしてる程度にしかみえないコメディでした。

PS:ナムコの岩谷さんてどっかに出てたの?知らなかったです。(;´∀`)


エグジーのマイフェア紳士。(爆)~「キングスマン」~

2015-09-17 15:19:55 | 映画

いや~面白かった。なんも考えんとアクション楽しむよろし。


あたしゃ~コリンファースと言われても「英国王のスピーチ」くらいしか記憶にございませんので、
しゃべるのもカミカミだったひとがようあんだけ動けるな~でそりゃびっくり。
こういうアクション映画もやりはるのですね。(^_^;)教会での乱闘はそりゃすごかったです。
・・・え、うそでしょ?あとでなんちゃってじゃないの?っていうオドロキのまま消えちゃいましたけども。


傘でコップ投げて、頭に命中~~ってつかみはOK。
実にスマートにやっつけちゃうんですね。


防弾スーツに身を包んだ英国紳士、実はどこの国にも属さない独立情報機関「キングスマン」
・・・そういや余談ですけど、KGBだのFBIだのそれぞれの国のスパイ組織ってちゃんと名前あるのに
「北京はないのか?!」には笑いましたね。そうなんですか?中国はそのへん曖昧?(^_^;)

この、どこにも属さないことが大事なんでしょうな。
で、武器にも防具にもなる傘だとかライターの爆弾だとか毒の刃を仕込んだ靴とか
そういうスパイグッズのあれこれにワクワクしてました。


このおねーちゃんのキレッキレの義足アクションはすごかったな~。(≧∇≦*)

悪役なんだけども、なんかすんごく楽しそうなサミュエル・L・ジャクソン。


メガネが秘密兵器ならともかく、かけないとダメだったかな?
ま~ハリーからエグジーへバトンが渡ったわけでとりあえずカッコからということなんですが
正直あんましスーツにあってなかったな~。(わわわわわ)

悪の組織というよりは実質キングスマンを苦しめたのはたったふたりなわけですけども
その野望を阻止するべく多大な犠牲を払いながら追い詰めていく様と
一人前のスパイ、一人前の紳士へと変わっていくエグジーの成長が描かれるわけですが

こんなに人が死んでいいのってくらいバンバン死んじゃいます。
かと思いきや、死んだんちゃうん?ってひとやワンチャンやらが生きてたり。
そういうあれ?おや?なんだそうだったの?え~そこは死んでるん?っていう
そのへんのキョロキョロも含めて「楽しめた」んですよ。ホント。

クライマックスにいたっては
「威風堂々」の音楽とともに脳みそバーン・・・・・。
ほんとはとっても残虐なシーンがいっぱい盛り込まれてるんだけども
さらっと流せたり、茶化してもう笑うしかないシーンになってたりで
痛快アクションのまんまで最後まで見れちゃうんですよこれが。


これは続編つくってほしいな~。もっともコリンファースのかわりに誰が来るかでまた
雰囲気はかわるんでしょうけどね~。
・・・ってこれ続けてつくると仲間が(主役が?)なくなって
それ続編って言えるのかどうかようわかりませんが。(;´∀`)

PS:スター・ウォーズ前の肩慣らしか前哨戦か、マーク・ハミルがでてましたけど
ルークがヨーダになったくらいショックだったな・・・゜(゜´Д`゜)゜



どんな愛の形があってもいいのに。~「チョコレートドーナツ」~

2015-09-10 17:09:56 | 映画


天才スピヴェット同様去年見そびれた作品のGyaO鑑賞。
なるほど、すごい問題作で、こんなええ作品だとは思ってなかった。
重たかったな~・・・・。



ストーリー:
1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。
母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。
しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。
(すいません、この作品もシネマトゥデイからまるまる引用いたしました。)


アランカミングってロバートダウニーJr.とダスティン・ホフマン足してライザップしたらこんな感じちゃう?
ヾ(・∀・;)オイオイ


冗談はこれくらいにしといて本題。(;´∀`)


今の世の中じゃ、オネエは芸能人でも一般の方でもテレビにどんどんでて、活躍してるひといっぱいいてるし
オンナになりたい願望の分だけオンナの気持ちがわかったり、オンナらしかったりするでしょ。
ついでにいうと、偏見に耐えてきたぶんだけしたたかにしなやかに強くなければ生きていけなかったりする。
何が何でも自分にあるオンナの気持ちを隠さずに堂々と生きるにはそれだけの障害がごっつあって
それと戦い続けるなかで、その分だけ無償の愛が強くなるひともいるんだろうなって思うわけです。
汝の敵を愛せちゃうような、ある種悟りをひらいた坊さんなみに。人生相談とかいくらでもアドバイスできそうなひとらが
いっぱいいますよね。


この映画の1970年代よりはそりゃいくらか自由になったとはいえ、今でも差別や偏見はきっとある。
マイノリティーのひとたちの生き方はときとして賞賛されたり、個性としてもてはやされたりもするんだけど
そうじゃないことのほうが圧倒的に多いですよね。なかなかピンチをチャンスには変えられない。



にしても、擬似家族で幸せになってそんでええんかい?ってイヤミ言われながら
全く血のつながりのない、ダウン症の少年を預かって、そこまで愛せるもんなのかなって
その愛情の深さにはほんと感動してました・・・・。自分の人生に足りないものや欲しいものをそれで満たすとかいう
そんな簡単なもんやないと思うんですよ・・・。実の子であっても育てるのが大変で自分の子供だからこそ
愛をこめて育てることもできるのだろうけどもそれでも苦労するだろうに、ましてやまったくの他人ですし。


事が裁判に至っては、感情論がまったく通用しません。だもんだから
どうしてもムキになってしまうルディの言動は不利なことばかり。ここに至ってポールの静かな戦いの姿勢は
ほんとに理想の大人って気がしました。愛情も怒りも同じように持っていながら
事を荒立てないように裁判で立ち振舞う、あ~もちろん本職弁護士ですからそのへんもプラスに働いてるのでしょうけども
ルディとの関係が職場でバレてしまったというだけで自らの職を失ってもなお、この裁判を戦い、ルディとマルコを守ろうとした彼は
ルディの尻にしかれているようで実はもっとおおきな心の持ち主だったわけですね。

どんなに愛情があっても、マルコがなついていても、そりゃホントの母親にはかないません。法的には。
誰の目にもルディたちといっしょにいるほうがマルコは幸せなのだというのは明らかなんですが
そこんとこはどうしようもないです。実の母親と仲良く幸せに暮らしてくれたらそれがいちばんいいはずなのですから。
でも現実はそうなってくれなかった。だれもマルコの幸せなんて考えてくれなかった。ルディとポール以外は。


人が生きていくにおいて法律って必要だし、守って当たり前で、そうやって秩序は守られていくはずなんですけども。
感情に訴えて情に流されてばかりじゃいけないとは思いつつも
・・・・・はなから平等に扱われず、偏見と陰謀とで愛が法に勝てない裁判てどないやねんと。

・・・・・法律を学ぶもんが「HERO」を見てるのは「あんな環境で仕事がしたいだけなんじゃないの?」ってな
皮肉をレビューで書きました。できることならこういう作品も見て欲しいなと思いました。
愛は勝つなんてクサイことはいいませんが、映画の中くらいそういうもんが見たいと思う反面で
こういうリアルもちゃんと見つめて、自分だったらどうやって助けてあげるのか考えて欲しいと思いました・・・。


「何が何でも事件を解決できるキムタク」とは違って、現実は
たとえこの映画の時代から何十年も経った今でもそんなにうまくいくわけないんだよと。
しかも事務所のメンバーみんなが一つの事件に首つっこんで時間割いて手助けしてくれるような
そこまでのチームワークは現実無理でしょって。(言うてもた、言うてもた)


このこホンマに愛されてる?~「天才スピヴェット」~

2015-09-10 16:37:11 | 映画


主演のカイル・キャトレットはめっちゃ可愛かった。以上。


・・・ってそれじゃ感想にならないのでもすこし。(^_^;)


天才だが、それゆえに周囲との溝を感じる10歳の少年T・S・スピヴェット(カイル・キャトレット)。
そんな彼にスミソニアン学術協会から、最も優れた発明家に授けられるベアード賞受賞を知らせる電話が。
授賞式に出席するため、彼はたった1人で家のあるモンタナからワシントンへ旅立つことに。
さまざまな出来事や人々と出会いながら、カウボーイの父親、昆虫博士の母親、アイドルを目指している姉、事故によってこの世を去った弟へ思いをはせるスピヴェット。
やがて彼はワシントンに到着し、授賞式に臨む。(以上、シネマトゥデイよりまるまる引用いたしました。(^_^;))

スピヴェットの双子の弟の事故死って、
ほんまは目の前で見てしまった彼が一番ショックなはずなのよね。
もちろん家族の悲しみはいかばかりかと思うけれども、ホントなら
いちばんちっちゃなスピヴェットの心のケアをしてあげてしかるべきやと思うんですが。

・・・確かに頭いいぶんだけ「変わり者」かもしんないけれど、
その年にしては頭よすぎるということをのぞけばフツーに10歳の少年なわけで。
悲しい、さみしい、いやそれだけじゃなくって
事故のこともどっかで自分のせいだと思ってたり、
「自分が代わりに死ねばよかったんだ」ってくらい本人は思ってるわけで
そんな彼が「バラバラになってる家族の気持ちをひとつに」ってのは
え~、それって子供がすることちゃうやんとか・・・もう最初っからツッコミまくりだったわけです。

・・・頭がいいよりもカウボーイとしての資質のほうが(つまりは弟のほうが)お父さんは好きなんだろうなとか、
(仕事に役立つ発明をしても父は相手にしてなかったですね)
お母さんは研究に没頭、お姉さんも嫌ってるとこまではいかないまでもなんかあまり弟を好きそうには見えませんでしたね。
変わり者って目でみてるふうにしか受け止められなくって、え、このこむっちゃ可愛そうじゃないん?って。

10歳の子供がこの発明をしましたなんていうても相手にされないとふんだ彼は父のふりをして
電話応対したあと、「たったひとりで」モンタナからワシントンへ向かいます。
う~ん・・・家族がそもそもスピヴェットの天才ぶりをよしとしてないというか誰も褒めないのも変なら
別に子供ひとりで大冒険するのはこのくらいの少年にあってもいいかもしんないんだけども
「だれも心配してるふうに見えず」新聞記事にはなってるけども「あまり必死に探してるふうでもなく」
モンタナまでのハラハラドキドキな旅がメインならもっと楽しい作品になったはずなんですけども
それは「家族がうまくいっててはじめて楽しめる」話で、

ラスト父も母もたしかに迎えに来ます、んで、この家族はこういう家族で、これでいいのだというふうに
最後は落ち着くんですが、どうも感動しなかったというかイマイチ盛り上がらなかった煮え切らなかったというか。


結局この子が無茶して大冒険したおかげで家族はまとまりましたみたくおさまってたんですけども
受賞スピーチの場面で初めて自分の抱えてるトラウマを吐露するってのはどうなんでしょうね。
そういうの、ほんとは一番聞いて欲しいひとにぶつけてナンボで
格好のワイドショーネタにされちゃっただけで、天才にしてはそこでその話するとこが子供っちゃ子供なんですけども

んで、そういうことするからまた大人の都合のいいように振り回されて
・・・彼の発明、少年が一生懸命考えて作り上げたその発明そのものを
だれひとり本気で賞賛してくれてないことが何よりも腹たっちゃいました。
家族も、協会も、テレビのアナウンサーも、式に出席したひとたちも・・・・。
とにかく・・・・この子むっちゃかわいそう。その気持ちばっかりが残ってしまいました・・・。


PS:あちこちTBにいって思ったのですが、
スピヴェットに限らず、「そもそも家族全員が自分の生き方を貫いていて」、ちょっと変わってて、
「スビヴェットを傷つけないために」あえてその話に触れなかっただけやのに、そこが「伝わらなくて」
スピヴェットがひとり旅をする中で「家族と距離を置いて」自分でゆっくり考えることが家族を理解することにつながり、
家族にとってもスピヴェットがひとりでワシントンに行っちゃったことで
やっとホントの思いをスピヴェットに見せれたんですね~と。・・・まだまだ読みが浅かったようです。(^_^;)
たぶん10歳の子供と同じ気持ちで父母が出てくるシーンまでみてたんでしょうね。(^_^;)


キャーオダジョー~~~(≧∇≦*)~「S 最後の警官-RECOVERY OF OUR FUTURE」

2015-09-08 18:11:12 | 映画
 
はい、例によって8月の鑑賞予定には入れてなかった作品でどうも。


こんだけのメンツが揃っててしかも綾野剛好きなくせにお目当てがそうじゃないってどうなんだか。(爆)



キャ~~~~~~~~
こんだけ騒ぐのは「どろろ」の妻夫木くん以来ですかね~。(;´∀`)


ぶっちゃけ、これもドラマは全く見ておりません。ほんとならその時から一號と正木の話はず~っとやってたはずで
(だもんだから正木の顔の傷の話はわからない)
それを受けての劇場版でこのふたりの対決に決着をつけたということなんでしょうね。


犯人を生きたまま確保することを絶対とするNPSなんですが、まあそれゆえに目の前の犯人を捕まえられない、
そのへんがむちゃくちゃもどかしく、危なく、
本来なら護身であれ威嚇射撃であれ銃って使いそうなもんなのに、「両腕にシールド」だけつけて
それを武器防具として使いながら犯人を追い詰めていく一號の勇気ってのはホントすごかったです。
向井くんてこんなにたくましかったんだ~ってシミジミしちゃいました。


あかん、左之助のイメージが抜けん。(ヾ(・∀・;)オイオイ)

またつまらぬものを撃ってしまったとでもいいそうな綾野剛。(違)
るろ剣の1ですっかり惚れてしまってそのあとあれやこれや見たけど、これが一番かっこよかったかな~。(*^_^*)
そのくせ五右衛門のイメージで見てるあたしってどうなんだ・・・。五右衛門こんなふうにクールにすりゃよかったんだよぅ。゜(゜´Д`゜)←今更?

あと、一號の手が持つ奇跡がどんだけなのかわかりませんが、大森南朋演じる香椎秀樹ってあんだけ重症ならフツー助かりません。
そのへんは幸せな嘘だろ~~!!!ですね。「超高速参勤交代」のときの上地くんといっしょ。
そこは死んじゃいけないひとっているのでしょう・・・(わわわわわ)


滅びても守り抜けてもどっちでもよかったんだろ?
・・・・・一號のあのことばに、CLAMPの「X」を思い出してました。
諸事情で続編が出ないまま止まっているコミックで、映画化はされたけど実際の話はまだ終わっていないアニメ持ち出しますけども。
地球はこのままじゃ滅びる、一度人間を滅ぼし文明を滅ぼしてしまおうとする地の龍とすべてを守ってなおかつ未来を模索しようとする天の龍の戦いなんですが
ある意味どっちも正義でどっちも無理があるというかすごく大変というか
あ~言葉がうまくでてきませんが、あれに近いものを感じました。
たくさんのひとが巻き添えを食うという意味では凶悪犯罪なんですけど、実際それくらい無茶やらないと
今の日本も今の人間たちもダメになるんじゃない?っていう(あ~言葉足らずで申し訳ない)
ヒールなのにどっか根っこの部分で未来を憂いて未来を信じてるってのがものすごく引っかかってました・・・。
やり方は決して許されるものではありませんが。ちっちゃな恨みとかじゃないですよね。
どこかにこの人なりの思いがあるから、一號は正木とちゃんと話がしたかったのだと思います。
凶悪犯というよりは好敵手として。そんな気がしました・・・・・。

ただでさえ、原子力発電って3・11のあとナーバスになってるのに電力は必要だけど安全性でもって怖いんだとかいうてるときに
これを使ったテロなんてね~。しかもあまりに安倍総理っぽい今回の辰巳琢郎さんが
ものすごくリアルでそこあまりにもシニカルでびっくりでございました。(^_^;)
展開にツッコミどころは満載かもしれませんが、アクション映画として十分面白かったし
なにより、今の日本に対して物申すみたいな映画だったような気がしてそこがびっくりでした。(;´∀`)

・・・自衛隊が実際の戦地で支援活動するとか
そういうのもめてるときじゃないですか・・・・安倍さんがやろうとしてるのって
この映画でのNPSみたいな活動ですよね。
シールドだけで現場に飛び込んじゃう一號みたいなのを増産しな無理でしょ?(わ~言うてもた言うてもた)
やらなきゃやられる、俺を止めたきゃ殺すしかないんだよなんて状況で
銃を持っていても身を守れるかどうかわからんのに、もしだれも傷つけずに解決しようとしても
そんな危険なこと自衛隊にさせようってのはそうとう無茶ですよね・・・・。
・・・なんてことまで頭では話が飛躍していました・・・・。


エピソードゼロは花の恋物語。(*^_^*)~「花とアリス殺人事件」~

2015-09-05 17:30:52 | 映画

岩井俊二の作品ってだけで無条件にきゃ~もんで見てしまうひとが
結局今年2月の劇場公開中に見に行けなかった作品。それも「花とアリス」の前日譚で初のアニメ。

2004年に公開された「花とアリス」の内容そのものはもうすっかり忘れてしまってるのだけど、
キットカットのCMと、それから蒼井優がバレエを踊っていた姿だけが今でも残ってて

・・・で、それは今回も「しっかりと」受け継がれていた。ま、エピソード0だから当たり前か?(^_^;)

しっかし、アリスの名前が「黒柳徹子」だったとはね~。両親の離婚で「有栖川」になって”アリス”ですか。



この画像。こんなふうに時々画面の一部が華やかに赤や青のカラーがはいるんですが
このへんが気持ちとシンクロしてるんですかね。
あと撮影方法はようわかりませんが、カメラでいうたら広角レンズでとったような
ちょっとまあるくゆがんで画面の手前がものすごくデフォルメされるようなシーンがあって
視覚に訴えるかたちで気持ちを表現してるっていう場面がとても特徴的でした・・・。


簡単にいうてしまうと、引きこもりの女の子を隣に引っ越してきた女の子が
助けてあげる話ですな。(か、簡単すぎた?(^_^;))

ひとりで果てしなく妄想してしまうと良くも悪くも人間そこまでいきますかってはたからみたら思うけど、
まだ14,5歳の少女ですからね~。まして恋愛絡みの話はなおさら。


その程度じゃ死なないでしょ~ってのはあくまで確かめたから言えることで
(警察もマスコミも救急車さえもこなかった段階でなんでもなかったんだとなぜわからないんだ?(;´∀`))

誰もほんとのことがわからないまま1年たってそれはユダが4人のユダの誰かに殺されたなんて都市伝説みたいなことになり
中3で結婚するわけねーじゃんの謎もユダと4人のユダってどゆことってのも
実はたったひとりの女の子の淡い恋心から始まった”なんでそうなるの事件”だったわけで。

ま~でも、終わってみればなあんだそんなことかよって顛末なんだけども
当事者にとってはものすご苦しんだし怖かったし、大げさでもなんでもなく、それがその子にとってのセカイのすべてだったりするから
子供の時にだけ見えるトトロみたく、子供の想像力のなれの果てで
子供の頭では処理能力オーバーだったがゆえに誰かの助けが必要だったわけで
・・・あくまでも終わりよければすべてよしなんですが、結果的にこれで
アリスはこの事件に首突っ込むことでいじめやら村八分と思ってたクラスにとけこむことができたわけだし
花は学校へ行けるようになったと。出会うべくして出会ったみたいに。
そういう友達ってつくれるといいですね。そっちに思いを馳せてました。
巻き込まれ系で花に振り回されながらも、気が強くてなぜかどっか抜けてて体が先に動いちゃうアリスと
頭はくるくる動いてるんだけどいかんせん妄想癖?で夢子ちゃんで
自分で自分を良くも悪くもおいこんじゃう花とは案外ええコンビでした。


その程度のことでここまで大騒ぎすんの?ってこんなにジタバタすんの?ってのは第三者で大人目線だからわらえるんだけど
実際にいじめやら不登校やらの子供をもつ親御さんてこういうの聞き出せないっしょ?
実際この物語にでてくる先生は花のこと厄介に思ってても何も手助けしてないしね・・・。
そういう意味じゃ身に降りかかる火の粉はやっぱ自分で何とかせな仕方ないのかな~って
それも誰か助けてくれるひとがいての話で、花にとってのアリスみたいな存在がいない孤独な子は
今も、どこの学校にもいてるんだろうなって・・・映画と関係のないところでちょっぴり重たい気分にもなってしまったのでした・・・。

声優に関していうと、なぜに平泉成は二役だったのかいな?
アリスがユダ父とまちがえて尾行しちゃったおじいちゃんだけでよかったんちゃうん?アリス父と同じ声に何でやねんって思わずツッコミいれてました。
アリスのお父さんの会社でお父さんまでまきこまれるんかとおもったらぜんぜん違う顔の違う役で
納得いかなかったです。


でもそれとは別に、
鈴木杏、蒼井優をそのまま花とアリスの吹き替えにあてていたのがファンとしては嬉しかったですね。
特に蒼井優は生き生きとアリスを演じててものすご好感もてました。(*^_^*)