まずは公式サイトへ。
http://www.makotoyacoltd.jp/kotoko-movie/index2.html
上映時見に行けなくてDVD鑑賞。
いや~すごいもん見ちまったな~というのが本音。
半端なホラーやDVより怖いかもしんない。
原案、企画、音楽、美術がCocco本人。
んで、KOTOKOを救うべく現れるオトコが監督本人という作品で、
塚本監督、いくら血糊だ、特殊メイクだをほどこしたとわかってても
ま~映画のなかで信じられないくらいCocco演じるKOTOKOにスンゲー暴力振るわれてます。(^^ゞ
目の前のひとが二人に見えるという精神的に病んでるシングルマザー。
ものがふたつにみえるというんじゃなく、なんていうのか
目の前の人の善意と悪意、優しさと暴力、
しかも敵意を持ってる方が自分に向かってくるからそらもう
人と接するのが怖くて仕方がない。
暴れるつもりも相手に暴力をふるうつもりもないのだが
彼女にしか見えない敵にむかって逃げ回り泣き叫び暴れるわけだから
わけがわからないまわりにとってはただただ異常なだけで。
それが彼女の、息子を愛し守りたいというただそれだけの強い願い。
そら、理解してくれ言う方が無理な話で。
でもそれでも彼女は一生懸命生きていた。
・・・ただ、アパートの部屋から漏れ聞こえる女の泣き叫ぶ声と
泣き止まない赤ちゃんの声にDVを疑われて引き裂かれてしまう・・・。
子供と何年か離れて暮らしてるうちにひとりの男が現れる。
ま~実に信じられないくらい身をていして彼女の心を救おうとするんだけど
結局いなくなってしまう。
それはもう、狼少女をなんとか人間世界に溶け込ませようとでもするような
もうバトルバトルバトル・・・
目を放すとリスカ、でなければ信じられないくらいの暴力。
彼がいなくなると同時期に息子をひきとるも
今度は息子までもが二人みえてしまって
さらには彼をおそう止めようのない幻覚に苛まれてしまってついに・・・
息子が預けられていた沖縄ののどかな風景、家族で遊ぶ食べるなんでもない光景、
こんな何気ない日常がこんなに幸せなのかというくらいほっとします。
それとKOTOKOが幻覚と戦うシーンがあまりにギャップで
しまいには口おさえて固まって目を覆いたくなるような連続でちょっと疲れました・・・
リムジンで一度聞いただけのはなうたに惹かれて命懸けで彼女を救おうとした男がいたように
歌ってる時だけは幻覚を見なかったように
Coccoのうたが時に優しく、時に激しく心をゆさぶります。
魂をけずって伝えてるかのような、強さも儚さもそこにのっけるような。
一応は設定シーンがあり、セリフがあり、演出があり、
その指示に従って「演じてる」はずなのに
正直ドキュメンタリーにしか見えませんでした。
一つ間違えば、Coccoがこんなふうになってたかもしれないと。
なんのお約束もなく隠しカメラで彼女をおっかけても
撮れるんじゃないかとおもうほどに。(わわわわわ)
いや、心に思うことを塚本監督と「映画」という形で昇華したのなら
激しさも闇も醜さも敵意も・・・そして計り知れない強さも愛も
赤裸々にぶつけてきたんだろうなっていう・・・そういう作品でした。
ナレーションがない状態で心理描写説明をぬいて眺めたら
ただの精神異常者にしかみえません。
心の闇だとか、個々の人々が抱える悩みなんて
誰がどれくらい理解できるんでしょね。
ここまで極端でないにしても・・・・そう思うと辛くて痛かったです。
それでも、病院に母親を見舞いにくる息子の笑顔がとってもとっても
嬉しく思いました。
・・・・息子には伝わってる、お母さんの愛。
もしくは母を思う息子の心があったかい。
そこまでの壮絶なシーンが一気にふっとぶくらい、
子供のさりげないしぐさやなんでもない言葉が
すべてを浄化してくれてとてもとても幸せな気分になりました。
正直けっして楽しい作品ではないし、きっと受け入れられない人もいると思うけど
包み隠さずに心の奥にグサッとくるすごい映画でした・・・
http://www.makotoyacoltd.jp/kotoko-movie/index2.html
KOTOKO 【DVD】(初回限定仕様) | |
![]() | キングレコード 2012-09-05 売り上げランキング : 1110 Amazonで詳しく見るby G-Tools |


![ザ・ベストクリップ集 [DVD]](http://images.amazon.com/images/P/B005Z5542O.09._SCTHUMBZZZ_.jpg)

![エメラルド Tour 2010(初回限定盤) [DVD]](http://images.amazon.com/images/P/B004JZDXLK.09._SCTHUMBZZZ_.jpg)
上映時見に行けなくてDVD鑑賞。
いや~すごいもん見ちまったな~というのが本音。
半端なホラーやDVより怖いかもしんない。
原案、企画、音楽、美術がCocco本人。
んで、KOTOKOを救うべく現れるオトコが監督本人という作品で、
塚本監督、いくら血糊だ、特殊メイクだをほどこしたとわかってても
ま~映画のなかで信じられないくらいCocco演じるKOTOKOにスンゲー暴力振るわれてます。(^^ゞ
目の前のひとが二人に見えるという精神的に病んでるシングルマザー。
ものがふたつにみえるというんじゃなく、なんていうのか
目の前の人の善意と悪意、優しさと暴力、
しかも敵意を持ってる方が自分に向かってくるからそらもう
人と接するのが怖くて仕方がない。
暴れるつもりも相手に暴力をふるうつもりもないのだが
彼女にしか見えない敵にむかって逃げ回り泣き叫び暴れるわけだから
わけがわからないまわりにとってはただただ異常なだけで。
それが彼女の、息子を愛し守りたいというただそれだけの強い願い。
そら、理解してくれ言う方が無理な話で。
でもそれでも彼女は一生懸命生きていた。
・・・ただ、アパートの部屋から漏れ聞こえる女の泣き叫ぶ声と
泣き止まない赤ちゃんの声にDVを疑われて引き裂かれてしまう・・・。
子供と何年か離れて暮らしてるうちにひとりの男が現れる。
ま~実に信じられないくらい身をていして彼女の心を救おうとするんだけど
結局いなくなってしまう。
それはもう、狼少女をなんとか人間世界に溶け込ませようとでもするような
もうバトルバトルバトル・・・
目を放すとリスカ、でなければ信じられないくらいの暴力。
彼がいなくなると同時期に息子をひきとるも
今度は息子までもが二人みえてしまって
さらには彼をおそう止めようのない幻覚に苛まれてしまってついに・・・
息子が預けられていた沖縄ののどかな風景、家族で遊ぶ食べるなんでもない光景、
こんな何気ない日常がこんなに幸せなのかというくらいほっとします。
それとKOTOKOが幻覚と戦うシーンがあまりにギャップで
しまいには口おさえて固まって目を覆いたくなるような連続でちょっと疲れました・・・
リムジンで一度聞いただけのはなうたに惹かれて命懸けで彼女を救おうとした男がいたように
歌ってる時だけは幻覚を見なかったように
Coccoのうたが時に優しく、時に激しく心をゆさぶります。
魂をけずって伝えてるかのような、強さも儚さもそこにのっけるような。
一応は設定シーンがあり、セリフがあり、演出があり、
その指示に従って「演じてる」はずなのに
正直ドキュメンタリーにしか見えませんでした。
一つ間違えば、Coccoがこんなふうになってたかもしれないと。
なんのお約束もなく隠しカメラで彼女をおっかけても
撮れるんじゃないかとおもうほどに。(わわわわわ)
いや、心に思うことを塚本監督と「映画」という形で昇華したのなら
激しさも闇も醜さも敵意も・・・そして計り知れない強さも愛も
赤裸々にぶつけてきたんだろうなっていう・・・そういう作品でした。
ナレーションがない状態で心理描写説明をぬいて眺めたら
ただの精神異常者にしかみえません。
心の闇だとか、個々の人々が抱える悩みなんて
誰がどれくらい理解できるんでしょね。
ここまで極端でないにしても・・・・そう思うと辛くて痛かったです。
それでも、病院に母親を見舞いにくる息子の笑顔がとってもとっても
嬉しく思いました。
・・・・息子には伝わってる、お母さんの愛。
もしくは母を思う息子の心があったかい。
そこまでの壮絶なシーンが一気にふっとぶくらい、
子供のさりげないしぐさやなんでもない言葉が
すべてを浄化してくれてとてもとても幸せな気分になりました。
正直けっして楽しい作品ではないし、きっと受け入れられない人もいると思うけど
包み隠さずに心の奥にグサッとくるすごい映画でした・・・