どこぞで見たんだが、見終わったあとに三三七拍子して
「残酷な天使のテーゼ」歌おうぜみたいなのがあったけど
・・・とってもそんな雰囲気じゃなかったよ。と先に言っとこう。
比較的テレビ版や旧劇場版からそないにかけ離れなかった「序」は
やたら画像が綺麗になってて
「ラミエルが美しかったの~~」とわけわからん感想を書いた。( ´▽`)
「破」は正直マリが追加された意味がようわからんかったんだけど
レイちゃん「ポカポカしたい」発言でやたら幸せな気分になったんだ。
でね、今回。
ま~みごとに観客を突き放してくれたよな~っていう変わりようで。
旧劇場版では最後まで乗りたくない乗りたくないって言うてたのに
「破」でちょっとおっとこまえになったとこで
「乗ります」言うてんのに
一転”乗らないで””何もしなくていいから”で「え~~~~~~~~っ!」
初号機が動力源になった戦艦が空を飛んでる。
エヴァVSエヴァってなんでこんなことになったわけ?
カヲルが死んじゃう設定はそのまま。
ただせめて、シンジが直接手をくださなかっただけマシか。
それでもショックだよね。
さすがになにもかもビジュアルを変えてしまうわけにいかなかったのか
チルドレンだけは外見上年をとらない。(エヴァの呪縛とはまた都合のいい・・・わわわ)
でも14年もシンジが眠ってたってのは、どっぴょ~んだった。
正直、「破」のラストのシンジがおお~~っってとこを見せてくれただけに
今回の彼の言動のイライラ感は半端ない。
まあ彼だけが知らなかったあまりに悲惨な状況をつきつけられて
正常でいるほうが無茶ですけどね。
イライラといえば、無機質に戻ってしまったレイも
あ~ダメだったんだな~ってすんごいガッカリした・・・。
パンフ読んだんだけど、どうやらメインキャストもカヲル役の石田さん以外は
ギリギリまでどういう展開になるのか知らなかったらしくて
ライブ感を大事にするとはいえ、設定の変わりようにびっくりしてたらしい。
声優さんたちでさえそうなのだから
見てるこっちはシンジと同じ目線ですっかり浦島になってしまった。
QはクエスチョンのQか。
もちろん、「序」にも「破」にも変わる兆しはあったのかもしれない。
特に「破」はチルドレンの変化を随分ツッこんで描いていたんで、
それもえらく幸せな方向へ走ったんで
・・・公開前日に「破」をみて数時間後にこれみて
その(* ̄□ ̄*;ガーンと殴られた感は半端なかった。
序、破はおそらく新規の、2世代目のエヴァファンを増やしたはずなんだけど
このなんとも救いのない「Q」は
果たしてどんなふうに人の目にうつるんだろうな。

ただ、今回のエヴァ、やたら女子がおっとこまえ。
「あんたバカぁ~~」が封印されちゃったのはちょっとさみしいけど、
こんな悲惨な状況で、立ち向かってくミサトやアスカは
めっちゃくちゃかっこよかったですよん☆
庵野さんにしかわからないこの行く末。
エヴァはどこにむかってくんだろう。
いいとか悪いとかじゃなく、とにかくボーゼンとしてしまった。
これぞエヴァだというひともいるだろうし、エヴァらしさなのかもしれないけど
ここまでフルスロットルで舵を切ってしまったあと
どんな終わり方をするのか、そもそもちゃんと終わるんやろかっていう心配も含めて
面白かったとかすごかった~とかいう形では書けない。
PS:

ちょっとでも油断すると見逃すあれこれが散りばめられてるようで
たとえばユイの写真にマリが映ってたとか、気がつかなかった。
マリの素性も結局分からずじまいだったな・・・。
テレビ東京で放映されたのは95年。声優さんたちも当然老けてるわけだけど
声が老けるってあるのかね~。
まさかそんな理由で14年後にしましたってことはないよね?
カヲルハ旧作ノホウガヨカッタナ~・・・(ボソ)