うわ、今予告編見ても泣けてきちゃった。
悲しいわけじゃないんだけど
なんだろな~、共感だろうか。羨望だろうか。

老い先の不安など考え込んでしまうような年には
いくらなんでもまだなっちゃいないけど、
それでもやっぱいろんなこと考えちゃいました。

うちのダーリンは
あたしが”病める時”にここまでしてくれへんよな~とか。
(わわわわわ)
いや、その前に、
自分が”病める時”であっても
愛する人のために何ができるかだよね。
生きている間にどれだけの愛をあげられるんだろうかってことだよな。

大好きな合唱はマリオンにきっと生きる力を与えてた。
もちろんそれはアーサーの愛情と助けがなければできないことで
そこんとこはものすごく感謝してたとおもうのね。
・・・ガンが再発して命の期限が残り少なくなったとき、
こんなにいいひとなのに、こんなに愛に溢れたひとなのに
何がそんなに面白くないんだよっていう仏頂面と
愛想のないきつい一言が余計なこの夫を
どうやったら私のいない人生をさみしい思いすることなく生きていけるのかって
もうマリオンはそれが心配で心配で仕方なくて
結局自分のすきなもんにダンナを巻き込んだ・・・多分ね。
歌うこと、自分を表現すること、
誰かと何かを作り上げる喜び、
・・・そしてまわりとうちとけて素直になること。
アーサーの良さをみんなにわかってもらいたくて
そして何よりもアーサーに愛してるってもっともっと伝えたくて
彼女がソロで歌う「TrueColors」はほんともう涙が止まりませんでした。
なんてあったかい、なんておおらかな愛情表現なんだろなって。
ひとりになってしまった、自分から息子を突き放してさらに寂しくなった、
それを救ってくれたのは合唱団のメンバーたち。とりわけセンセ。
本選での軽いハードルは別になくても良かったし
結末はできすぎな気もしたけど、それでもそのハッピーエンドにまたまた泣いていた。

正装で朗々と歌うプロってるひとらのそれはもちろん技術的に上手いと思うけど
アーサーやマリオンの歌ってそれとはまた別の次元で
なんて人の心を揺さぶるんだろうってそこはとてつもなく感動しておりました。
誰かが誰かを愛する気持ちがメロディーにのって
その人が発する歌声ってのはこれほどまでに胸を打つんだなって改めて感じたわけで。
さて、アーサーがどれだけ自分のTrueColorsを出せたのか
それをうけとったひとはきっとみなうるうるしてたはずです。
テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレーヴの演技って
こんなにすごいのねって初めて知りました。
老夫婦の日常、お涙頂戴の余命もの、
ある意味そこだけ聞いたんじゃ盛り上がりに欠けるんですがとんでもない。
マリオンとアーサーが毎日どれだけ相手を慈しみながら
日々を生きていたか、もうそれだけでも十分感動もんで
さらに
アーサーが自分を変えていこうと動き出す、
そして彼女のいない日々をもまた楽しく生きていこうとするその姿に
ホントにホントに感動しました。
・・・・・ハマりすぎて褒めすぎ。(^^;
ユーザーレビューでも周りの感想でも見なきゃソンみたいなコメントになってて
ある意味つられた作品でもあったんですが
いや~~。今んとこベスト1と云うても言い過ぎじゃないくらい
ハマりました。(^-^)/