
注※ネタばれで書きますのでこれから行かれる方は鑑賞後に。
予告編でのあのスピード感あふれる墨絵風な絵に
まず度肝ぬかれましたね。
どんな展開になるのかまるで想像がつかなくて。
桜の下で嬉しそうにはしゃいでいる姫の笑顔と
バックで流れるうたにとっても心惹かれました。
んで、23日(祝)に鑑賞。
・・・秋の京都は紅葉狩りベストシーズンで電車超満員だった、
写真を諦めて映画にしたんだけど観光客すごかったな~。
・・・逆に映画はゆったりみれた気もするが。(^_^;)
清須会議といっしょでね、かぐや姫どんな話やねんてのは
大概誰でも知ってるはずで
「あらかじめオチがわかってる話をどう見せるのか」なんですよね。
まさか姫がハイジになるとは思ってませんでしたけど。(え)
竹取の翁に拾われて山の中ですくすく育っていく幼少期は
ほんとにかわゆいです。天真爛漫でイキイキしてて。
ところが、竹から金がでてきたり着物が出てきたりするうち
これは高貴な姫として育てなきゃあかんのちゃうやろかと
翁は思い始めるわけで。
でも、翁の、姫のためをおもっての幸せのカタチと
姫の願う幸せな暮らしとのギャップはどんどんひろがっていってしまうのが
切なかったですね・・。
・・・綺麗な着物は確かに女の子ですからワ~イ☆なんですが
都での窮屈な暮らしでどんどん笑顔が消えるわ、いうこと聞かないわで。
(ところがうんざりな姫修行も、
実は月のお姫さまだからやればできる、めっちゃできるとこが笑える)
しまいには屋敷を飛び出してもといた家に走って帰っちゃうシーン(夢だったようですが)が
あのスゲースピード感のある予告編。
月から地上へ下ろされたこと自体がそもそも罰。(兄との不倫がもとで
罪を背負ってるってのは実はしらなかった・・・そんな話だったっけ?)
でも、この物語では過去に地球から戻った人が
記憶もないはずなのに涙を流しながらわらべうたを口ずさむのを聞いて
行きたいと願った・・・ような展開になってて。
5人の求婚者に難題をつきつけて追っ払ったまではよかったが
帝の求婚は断れないとわかったときに「かえりた~~~い!!!」って
「自分から願った」ことで月から迎えが来てしまうという・・・。
そのくせやっぱり帰りたくないねん・・ってどんだけ気まま。(わわわわわ)
でも天女の羽衣まとっちゃうと全部の記憶が消えるのね~・・・・・
突然やってきて突然の別れ。
娘と暮らす幸せな時間を翁と媼はあじわえたかもしれんが
姫は精一杯地球での生を謳歌して、帰っていってしまった・・・。
どんな娘でも親にとっては大事な子供。それが月のひとでもね~・・・
なのに、月に戻るときには地球での暮らしは
喜びも悲しみも消しゴムみたいに消えちゃうってね~・・・ないよね~・・・。
もうなんかそれ自体が罪だよな~って思っちゃいます・・・。
あ、そうそう
たけのこ・・・というのは幼少期の姫があまりに成長がはやくて
つけられたあだ名。
アントニオ猪木ってのは帝の顎がね~あまりにね~・・・(爆)
パタリロ扱いしましたけど、かぐや姫に仕える侍女がほんとそんな顔でさ~・・・(爆)
でもこの侍女が実にいい味だしてましたよ。
実はコイツの顔が一番印象に残っちゃったという・・(わわわわわ)

↑ほんとにこんな顔してたも~ん、着物着せたらそっくりだったも~ん(^_^;)
PS:宮崎駿の映画は絶対空飛ぶシーンがはいるんだけど
この話でなぜ高畑さんはたけのこを飛ばしちゃったかね~(^_^;)
捨丸すでに子供いるのにそういうシーンはさむかね~・・・(^_^;)
・・・しかも絵巻物みたいな絵だったのにここだけCGいれるってどうだったん?