ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

京都に行きたい病。

2011-09-27 11:22:26 | book
森見登美彦の京都ぐるぐる案内
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専門学校時代の2年間、定期があるのをいいことに
学校が休みの日でもやたらめったら四条へは来てた。
教室が防音完備だったおかげで、授業で使ってないときは
すっかりサークルのたまり場になっていて
学校のある日よりもわざわざギター抱えてここに来ては
ジャカジャカやってた記憶。
もう今はなくなってしまったから
○○専門学院卒業とか履歴書に書くこともないか、
「何それ、どこ、何してたん?」な学校である(笑)

四条河原町に面していて、祇園祭の山鉾巡行のときには
アーケードの上に降りて「ちまきくれ~」なんてやからもいたし、
そもそも、窓の外を長刀鉾のてっぺんにある長刀が
平行移動してんのに授業なんてすんなよ~って環境だったし、
外国人に京都案内してました~なんてこというと
単位くれたり、さぼりがOKだったというトンデモな学校だったここでの時間は
すっかり私を京都好きにしてしまって

「昼休みに二条城まで行って帰ってくる」とか
「なんで昼ごはんが屋台の○○なんだよ」(要はそゆとこへ行ってる)とか
今でも思い出すのはむちゃくちゃ遊んでた楽しい時間なんだ、
授業以外の。
あ、めっちゃハンサムなアメリカ人のせんせがいたことも
ハッピーだった。(コラ)

で、また前フリが長くなった。

あんまし本は読まないといいながら実は
森見登美彦の本は何冊か読んでいて
しかも彼の小説は、一部を除いて舞台が京都、
それもフィクションでありながら実名で今もあるカフェとか
実際の地名がわらわら出てくる。
変な話が京都にくるたびに今自分の居る場所に
小説の登場人物を思い浮かべて笑ってしまうんだ。

京都ぐるぐる案内は
正直なとこ、京都を知っていて彼の小説を読んだ人には
くすくす笑えるというか楽しめる本なんだけど
ガイドブックとしては少々不親切。
それでも、ちょっと変わった風景を
鴨川や伏見稲荷や京大に思い浮かべられるかもしれない。

まだ退院して1週間もたってないから
残念ながら遠出は控えてる。一応これでもおとなしくしてる。
でも、予約してた本がこのタイミングで手元にくると
出かけたくなるのが性で。

まだ昼間は暑い(あくまで私の感覚ですが)
もすこしいい気候になったらカメラ復活です♪

・・・っていいながら10月入ったらきっと行ってるだろうな~。
時間の問題かも(おいおい・・・)

スナフキンとミィの未来。~「管制塔」~

2011-09-26 16:19:08 | 映画
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GalileoGalileiの「管制塔」をモチーフに
「ソラニン」の三木孝浩監督が撮った青春映画。

Agehaは音楽ものに弱い。(笑)ましてや、ソラニンは個人的に
号泣映画だったし(大げさ)
さらに言うたらGalieoGalileiのファンでもあるわけで。

橋本愛ちゃん、どっかで見たと思ったら「告白」にでてましたね~。
何でもない表情が胸をキュンとさせるような美人です。

そんなに有名でもないオトコの子でも
見てるうちに感情移入していくとカッコよく見えてくるから不思議(おいおい・・・)
まだ17歳の山崎賢人くん。これからどんどん出てくるんだろうな~
知らないだけで結構主役級で活躍してるんだな、これが・・・(失礼しました~)

GalileoGalilei自体が初めて作った歌がコレだったらしい。
んで、彼らが実際にオーディションを受けた「閃光ライオット」も劇中のモチーフにでてくるし
スクールオブロックのDJまで劇中にもりこまれると
もしかしたらこの歌ができるまでに
彼らにもまたそれなりのドラマがあって
その結晶がこのうたなんだろうなって想像してしまう。

オール稚内ロケ。
北海道は広い、まだ見ぬ景色に想いをはせながら
その景色や温度、肌にしみついた故郷の雰囲気ってやつも
歌ができるまでの不思議なアイテムたち。
それもまた行きたい場所のひとつになってしまった。

15,6でバンド組んでオーディションに受かって
順調に滑り出したGalieoGaliei.
映画の中にはいっさい登場しない彼らの
歌詞の間に見え隠れする感情までも
そこに見たような気がした。

15歳は無力だ。
いやそれ以前に自分が何者でどこへ向かっていいのかさえわからない。
でも、裏を返せば
その気になれば何でもできる、何にでもなれるんじゃないかって
通り過ぎた自分は思うんだ。

説明不足で、いやそれ以上にどう説明していいかもわからなくて
自分を理解してもらえない、そんなもどかしささえも
親目線でみればものすごくかわいくて切なくなってしまう。

女の子のとばした紙飛行機が
孤独なふたりの心をつないだ。
その出会いは変わり映えしない毎日を送ってた少年に光を与えた。

彼女のために今の自分ができることは
目印の目印を残すことと歌い続けること。

それは遠く離れてしまった彼女の心にいつの日か届く。

1時間ちょいの作品。2週間限定でスクリーンでは見そびれた。
大きな画面で見なくてもええけど
ちょっと大切にしたいお気に入りの1本になってしまったな。(笑)

音楽映画には弱いんだって、ホントに。

gooブログをお使いの方へ。

2011-09-26 12:52:01 | 日記
スタッフブログでアメーバを使ってたときも
今まで使っていたseesaaでも
比較的ブログパーツのつけ方は簡単で
あまり規制がなかったんですが。

紅葉を降らせるブログパーツがあって
登録はしたものの、
貼り付け方がわかりませんでした。
タグとかHTMLに詳しければ可能かもしれませんが。

gooのモジュール欄にあるブログパーツ以外は
サイドバーに貼り付けられないんですかね?

Blogpeopleも、この紅葉のアクセサリーパーツも
うまく連携することができませんでした。

案外使用するパーツの制限厳しいですか?

LivedoorとのTBが出来ればいいと思ってたんですが
ここにきてまたいっこ問題。
3カラムのブログ構成は簡単にできるので
助かってるしデザインもそこそこあるので
衣替え(笑)はしやすいのですが
余分なものはつけられないようです・・・。

よくばり???

せっかくフォト整理のしやすいブログに変わって
ゴキゲンにやってたんですけどね~・・・。


禁断のパンダ・拓未 司

2011-09-26 00:59:07 | book
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このひとの第2作目にあたる「蜜蜂のデザート」以外は
わたしがまだバイトしてた頃に文庫で並んでいたそうそうたるヒット作だな~。(笑)
たまたま入院してた病院の図書室にあって
持て余してた時間の2日くらいで読んじゃったわけで。
気にはなってたけど、買わずじまいで未読だった本にここで出会うとはね~

第6回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。(2008年)

この作家自体、調理師学校で勉強したのちフレンチレストランでシェフしてたらしい。
受賞を機にアルバイターになってしもたらしい
料理の知識=料理を文章で表現する力がすばらしい・・・にはならないかもしれないけど
知識がベースにあったうえで、文字を読むだけで食べたくなるような料理を
よむひとに想像させるってのはすごいと思う。
実際にその部分がものすごく評価されてたんだけど。
美食ミステリー・・・というには
美食の部分ばかりがあまりにも抜きんでていて
肝心のミステリーはというとハラハラする部分はあれども
先が読めないとかドキドキするとかいうとこまではいかなかったかな。
でもそれをおぎなってあまりあるおいしそうな料理の表現はよかったかな~。
(…評論家とおんなじこというてどないしまんねんて話なんだけどね)

神戸が舞台で関西弁でえらくサクサクと読めたんで、
気楽にてにとって読破できる作品。
個人的には主人公の幸太よりも刑事の青山のキャラと
おもり役みたいなその上司の本多のコンビのほうが好きかな。

卓越した舌の持ち主と、どんなものでも最高の料理へと昇華できるシェフと
彼らの望みや探究心を満足させるためにはどんな罪を犯しても何も感じないように
洗脳してしまった神父と。
この3人が出会ってしまった悲劇と、
とある殺人事件に巻き込まれる形でかかわってしまった主人公の幸太。
さて、殺人事件の「目的」は?
そして「何を」料理して食べるつもりだったのか?????

絶句しますよ。


Back to 70’s~「ランナウェイズ」~

2011-09-26 00:14:02 | 映画



これがもともとオリジナルの「Cherry Bomb」
ワタシが中2か中3のころリアルタイムで見たコレは
相当衝撃的だったから、覚えていたんだと思う。
好きとか嫌いとかいうんじゃなくてただただポカーンだったのではないやろか?

劇場公開はみれなくってDVDで鑑賞。10日ほど前に。(笑)
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今みたってスゲー。(笑)
でも、常に挑み続けたその姿勢ってのは
外見のあわわわわなこととかつっぱったようなとこよりも
実はとっても痛々しいもんだったのかもしれないと
今は思う。
ガールズバンド自体が「はぁ?!」なんて時代に
全速力で駆け抜けて行った彼女たちの軌跡は
間違いなく人の心にインパクトを残した。

まるでそれのドキュメンタリーみたいな映画が
「トワイライト」で共演している
クリステンスチュワートとダゴダファニングで
現代によみがえったのが「ランナウエイズ」

下着姿でステージに立ってまあガッと腰落として挑発するシェリーカーリーを
ホントそっくりにダゴダファニングが演じてるし、
クリステンスチュワートにいたっては
顔からしてこんなに似るのかとちょっとびっくりした。
トワイライトのベラは正直ええ加減にせいってくらい
やなキャラなんだが、(わわわわわ)
この映画で彼女が演じたジョーンジェットはめっちゃかっこよかった。
若さもとんがったとこもロックがめっちゃ好きで一途だったとこも。

今じゃなんてことないファッションも
乱れてるといいながらもむかしほど世間の目が厳しくはない言葉も
そして今じゃ当たり前に存在する女の子のバンドも
70年代にはまだまだ難しかった。
扉を開ける力はどれだけ彼女たちに過酷だったんだろうな。

デビューしたときにはまだシェリーカーリーもジョーンジェットも
15歳だった。
精神的に弱くて、ちょっとしたことで亀裂が入ったり
やめたくなったり、いやその前にタバコだのドラッグだの
言うことも聞かないかわりにちゃんと管理してくれる人もいなかった
少女たちのバンド活動の短命だったこと。
酒と薬でボロボロになったシェリーの横顔は
アホやな~というよりは痛々しくてかわいそうだった・・・。

ええことばかりじゃない華やかな世界で
それでも間違いなくそこに自分たちの居た証を残したあるバンドのおはなし。
映画の製作に実際ジョーンジェットがかかわってて
これはもう彼女自身にとっても
映画という形で残したかった青春の思い出なのかもしれない。
…今でもカッコよくロックしている彼女にとって
甘く切なくむちゃくちゃで、でもがむしゃらにキラキラしていた時代の。

懐かしいロックのメドレーとともに
こっちまでタイムスリップする作品でした。




去年ペプシのCMでラルクのHydeさんが歌ってたからこの歌は
知ってる人多いんじゃないかな?
コレもまた私が専門学校行ってたころバイト先でしょっちゅうかかってて
この顔はとても印象に残っててね、
これもまた私には思い出なんだ。
映画のラストのほうでこれも聞けたのはラッキーだったな・・・。



ただいま~。

2011-09-23 12:43:10 | 日記


この3つは入院した日に病棟の11Fからみた景色です。

あ~もうカメラ持って来ればよかった・・・って
何しに行ってんだか。(笑)

何とか無事退院いたしました。
というてもおなかに傷持つヤツなんで
まだ完全復帰というわけにもいかなくてゴロゴロしてます。

病院ではスタスタ歩いてたんですけどね~。
外はちゃいますね。
・・・ってかわずか10日ほどのあいだにえらい
寒くなってるんですけど。

といいながらまだ半袖きてますがなにか。(オイ)

エアコンのいらない昼間って久しぶりです。
窓あけてPCの前にすわるのも久しぶりです。

病院行く前はちょっと切ってくるだけやんって
かる~~く思ってたんですが
やっぱ痛いもんは痛いですね。(コラ)

病院のベッドなら当然あるベッドガードが家にはないので
自力腹筋ですくっとは起きれないんですよ。まだ。
あはははは・・・。

まあぼちぼち養生します。まだ退院して1日目なんで。

・・・って来週はもう10月やないですかっ!

ジョニーデップの映画あるし(カメレオンの吹き替えでもだ)
オーリーとミラ様の「三銃士」もあるし
絶対行くんだもん!!!!!

・・・ん?
「ツレがうつになりまして」も「スマグラー」も
10月~~~!!!
めっちゃ見たいんですけど。



・・・という、目標があれば起きれるて。

以上近況報告でございました~~。

PS:ケータイ投稿がやっぱうまくいかなくて
ブログが止まってましたが、
twitterのほうではさんざんつぶやいておりましたので
入院日記はそちらで。(オイ)

フェルメールからのラブレター展。

2011-09-12 13:47:32 | 映画
ガラじゃないって?まあそういわずに。
サイトリンクしておきますね。

http://vermeer-message.com/

あ、外の写真撮るの忘れてた。(笑)
京都市美術館では10月16日(日)までやってます。


絵に詳しいわけでもないし、描けるわけでもシュミでもないんだけど
「真珠の耳飾りの少女」[青いターバンの少女)は映画で見てるし
あまりに有名。
まあ今回のフェルメールの絵にコレは入ってないんだけど
つい最近だか、
今回来日公開されてるフェルメールの絵の
修復過程を描いた番組をたまたまみててね。

フェルメールブルーの修復された絵を見に行きましたと。



これですね。



手紙を書いている絵に関してのみ何枚かUPしますが
この手紙を書く女はスナップショットのような絵。
大概の絵には物語がこめられていたり、絵の中におかれたさまざまなアイテムが
何がしかの象徴でという解釈がついてるんですけど
ホントにこの女性の瞬間の表情というか思いを閉じ込めることに
神経費やした絵だそうな。(らしいとしか書けなくてどうも)
見たわね?というかキャ~はずかしいっというか。(ホンマかおい)


あ、そうそう、
絵の中に楽器が描かれていると愛と調和の象徴…イコール
この絵の女性は「恋人へ手紙を書いている」・・ととれるのだそうな。
推理もんだね。

これが手紙を読んでいる女性の絵でも、
ベッドの上に置かれたカゴから
果物が零れ落ちていて・・となると「不倫相手」への切ない思いとなるんだから
スゲー・・・。(ゴメンネ~そゆとこでウケて)



コレもウケた。
手紙を書く女と召使。
ただ手紙を書いているのを待っている…だけやなくて
足元に散乱している便箋で、オンナの気持ちがわかるのだそうな。
書き散らして、焦りもいらだちも切なさもあってうまく書けない恋文は
ケンカしたまま離れた恋人を思ってるのだそうで。
…ちなみに余談だけど、当時のオランダで遠距離恋愛というと
船で旅立って行ってるらしく、
この「あ~もうっ」ってあわてて仲直りの手紙を書き殴っても

「届くのは2年先」・・・って。


・・・そりゃないでしょ~~~
メール中心の今の世の中そんなに誰も待ってくれへんて。
100年の恋もさめますて。(わわわわわ)

薬剤師の肖像画を描いてるのに
テーブルに置かれた楽器や書物や地図で
「俺こんだけ多趣味でいろんな知識もってまっせ~」という
ひけらかしだったり(コラコラ)

女主人と召使が一緒に家事をしていて部屋がきれいに片付いている状態は
「主婦はこうあるべきである」っていうある種教訓というか
そやないとあかんねんで~という道徳的メッセージがあったりして
(これが洗濯籠から衣類が見えている状態で足元に置かれていて
手紙を読んでいる・・・だけで
恋にうつつを抜かして妻の仕事をしていない不倫・・だっていうから
なんだいそれっていうくらいやたらめったら厳しいのなんの

まあそれだけじゃなくって
修復の下手さでもって本来の色が隠れていただけじゃなく
作者が本当に伝えたかったメッセージを故意に隠すべく
「塗りつぶされていた」部分があったとか、
まったく別のものが描きくわえられていたとか
絵画の世界もけっこうミステリーなんですね。
その1つのアイテムがあるなしで
その作品の言いたかったことが全く変わってしまうとしたら
こんなものにも宗教だったり政治だったり
なにかの圧力や時代の雰囲気でもって描けない不自由さまでも
今回見ることができて
絵画展見に行ってこんなに面白かったのは初めてでした。

意外と楽しいよ?(え)



大好き♪松田龍平(そっちかいっ!)~「探偵はBARにいる」~

2011-09-12 00:30:38 | 映画


探偵はBARにいる。Agehaはどこにいる?(笑)


京都叡電の元田中駅から徒歩で5,6分てとこですかね?
「BAR探偵」というお店があります。
2011年の「京都カフェじかん」というガイドブックには
喫茶タイムもあるみたいなことを書いてたんで、
映画見てすぐにランチが食べれる~と思って行ったんですが
残念ながら準備中でした。メニュー看板に営業は16時からって書いてました。
うぅぅ・・・。行くっって決めてから地図は買いましょう。
1年前と今じゃ状況変わってる・・だけじゃなく
どうかすると移転、閉店もあるので(わわわわわ)

☆ただしここ、この映画とは関係ありません。「濱マイク」を知ってるひとなら
ウケるはずなんですが、実はそっちは私詳しくないので語れない、すいません。


さて、映画本題へ戻しましょう。(前フリ長っ)



ロケ地は北海道ススキノ。
まあタイミングよくというかなんというか
今年5月にちょうど北海道は札幌へ行ってたんで
きゃ~、ここ知ってる、コレ見た見たとまず景色から盛り上がってました。♪

イマドキケータイ持たないやつがいますかね?
しかも探偵稼業でソレがないと不便でしょ?
それもまた主義といえば主義。
…最後クライマックスは主義をまげたことがあだになるわけですが
それはここまでの話としましょう。

一見無関係の二つの事件がつながるとき
探偵はとにかくあっち行ってボコボコ、こっち行ってボコボコ。
こんなにアクションシーンが多いとは思いませんでしたね。
やくざ映画じゃあるまいし。

高島政伸はデスノートのスピンオフ以来、
ちょっと気持ちの悪いヒールにハマってしまったのでしょうか?
キモイけどめっちゃ似合ってました。(オイ)


大泉洋が主演ってことで
ホントはもっとコメディを想像してたんですが
実際のお笑い担当は松田龍平演じる高田。
大泉洋とあまりにもテンポが違ってて
やたら眠たくてぼ~っとしてるのに
めっちゃケンカに強い。(まあ師範代という設定ですが)
まあコイツを相棒にというか運転手&用心棒みたいな感じで
探偵は事件の核心へせまってくわけですが・・・。

カッコつけたかったのか、お笑いにしたかったのか。
大泉洋の立ち位置が中途半端でしたね~・・・。
「アフタースクール」のときの彼が相当好きだっただけに
う~ん、どっちかにもっと針をふりきってほしかったかなと。
一生懸命叫んでるときはいいんだけど
バーで電話を受けてるときとかちょっとしたしぐさが
カッコ良く見せたいのか
カッコつけて笑わせたいのかがわからないというビミョウなニュアンスで
コレはどっちを狙ってるんだよ~~って
ず~~~っと思ってました。
原作の探偵と大泉洋はあってたんでしょうか?(わわわわわ)

謎の女性からの依頼という形で最後まで「むりやり」すすめるんですが
声だけでもわかっちゃうという・・・それってどうなん?(笑)

大ドンデンとか謎解きのない推理もんてどうなんでしょう?
ただただ、依頼人に振り回されて探偵がめっちゃ痛い目にあってたという
印象が強かったかなと。
でも出だしの部分で
デスクワークにいそしみ(実際は賭けトランプ)
あと何をたしなみって言うてたかな?お姉ちゃん二人の胸にはさまれて
ウヒヒヒヒのシーンはなんだかルパンを見てるみたいでした。
ここは笑えたかな。

「まほろ駅多田便利軒」のときの松田龍平のキャラも飄々としてましたけど
あの延長上でなおかつ腕っぷしの強いおとぼけオトコ。
外見正直ダサいように見せてますけどめっちゃ大好きになりました。
スピンオフでコイツ主人公の30分ドラマが見たい(え~~~っ?!)



テストです。

2011-09-05 23:46:43 | 日記
ちゃんとUPされてるといいな
ケータイでの投稿はしたことなかったんで。

写メちっちゃ。(笑)
オリジナルサイズにした。
まだまだ改善の余地ありか・・・。
やっぱ確認だね。




今日はダウンでちょっと寝てます(T_T)


コレは、東京みやげに娘が買ってきてくれたバウムクーヘン
しかも、ほんのりゆずだそうな。

ねんりん家って、
ダーリンが単身赴任のときに
大丸東京店で買ったきりかな。
いつも開店前から並んでる有名な店でね。


夕方からぐったりしてて
晩御飯も食べれなくて、
そのくせむく~って起きてきて
ε=(/*~▽)/きゃ~マジ?で
食べてたらヤバいね(笑)


おやすみなさい。

…↑さらにヤバいや(^。^;)

命は救えなくても、心は救える。~「神様のカルテ」~

2011-09-04 12:07:20 | 映画

宮崎あおいが使ってたのはやっぱりオリンパスのカメラだったな~



踊る大捜査線の室井さんと青島じゃないが
医療の現場でも
こういう教授とこういう医師が
お互いのやらなきゃいけないことを理解し連携して
はじめてたくさんの人が救えるんだと思う。
医者5年目で分岐点にたったイチは
どっちをとったのか・・・・って話。

大学病院の教授ってもっとやな人かと思ったけど、
こういう人もいるのよね(コラコラ)
ふつうなら一度声かけて断ったら下手すりゃ潰しにかかる(おいおい)とこを
わざわざ訪ねていってもいっかい誘うとこがなんとも。
えらくなったら現場で直接患者と向き合うことは少なくなってしまう。
でも、最先端医療を取り入れて
たくさんの若い優秀な医師を育てることもまた
結果的にはたくさんの命が救えるようになる。


もともとは同じ道を志していながら出世した友に対して
古狸せんせは後悔してるよといった、
でも地域医療に携わって死ぬほど忙しい毎日を「楽しい」ともいった。
どっちかがものすごくやなやつだったら
この二者選択はものすごく楽だったんだろうな。
どっちも必要なんだけど、実際体はひとつ。どっちかしか選べないわけで。

で、そんな時にイチを訪ねてやってきたのが
余命いくばくもない末期がんの老婦人、安曇さん。
例によってイチはどっぷりと患者にかかわってケアするのな。
自分が携わった命を、全部が全部たすけられるわけではないことを
頭でわかっててもどうしても傷ついてしまうひと。
それを支えるのがハル。

いや、この二人も。

この医師も。

この看護師も。

この看護師も。
いや、患者の安曇さんからも、
イチは結果的に多くのことを学んだんじゃないだろうか。
とにかく一人でも多くの人を助けたい、そればっかなイチのまわりで
彼を温かく見守るひとがいっぱいいた。
そのひととひとのつながりがとっても優しくて
こういう現場なら激務にも耐えられるだろうなってちょっと思った。
気持ちに体がついてくるかどうかまあ限度はあるけど。

ハルさんをして「長い」とばっさり切り捨てられたイチのメール(留守電だったかな?)
コレは日常だけやなくてカルテまでこんなふうだったというのが
ラストのオチで出てくる。
それでもそれをうれしいと思うひともいるんだよな。
これだけ真剣に思ってくれてるんだって。
それが医者選びの基準になることだってあるんだ。


イチの病院では助けられないのがわかっても
転院したくない、あなたに診てもらいたい。
医師のめざすところもホントはそうなのかもしれない。
助けたい、せめて痛みを取ってあげたい
その熱意と愛が伝われば、患者は死をうけいれられるだけでなく
幸せだったと思える時間が過ごせる。
実際一人一人の患者にイチほどかかわれるわけではないし、
屋上での記念写真も、冒頭シーンのあの病院の待合室をみたら
とてもそんな時間ねーだろと思ったけど。(笑)
正直なとこ限りなくリアルなファンタジー・・・だったかな。

PS:個人的には要潤みたいなキャラの方が好きなんだけど、
主人公を熱血漢むき出しにしなかったことで
ほのぼのあったかい話になったこともまたたしか。
ただ、正直イチのキャラクターというか外見は好きになれなかったな~。
ぬぼ~っとしてて「草枕」の世界で(笑)天然ボケで。
泣かなくてもいいけど笑顔もなくて。

何があっても笑顔をたやさない看護師たちのほうが
よ~~っぽど人間できてた気がしますが。
この新人看護師の笑顔なんてホント天使でしたよ。
・・・あ、まあそれも役割分担か。
医者に求めるもののハードル、私ちょっと高すぎるかな(笑)