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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

六甲山 ロックハイク 芦屋の岩場~荒地山周遊

2025-05-30 11:32:46 | ガイド山行/バリエーションルート登山
5月29日は、六甲山 ロックハイクのガイドでした🏔
ロックハイクというのは軽くロッククライミングを楽しみながらハイキングコースを巡るもので僕が勝手に名付けた造語なのです。
今回も芦屋に点在する岩場の内の4ヶ所(ゲートロック、A懸垂岩、キャッスルウォール、ブラックフェイス)でクライミングを楽しみながら歩きました。午後から雨が予想されていましたが雨にも遭わずに快適に?予定通り巡ることが出来ました👏


藤木九三氏のレリーフに畏敬の念を抱きつつ高座の滝からスタート。




先ずは1番目の岩場のゲートロックを登ります。
ラインを変えて3本を登り下りしていただきました。


ゲートロックを後に地獄谷を遡行していきます。


コアジサイが小さくて綺麗な花を咲かせていました。


続けて2番目の岩場のA懸垂岩を登ります。
ここも3本登り下りしていただきました。


A懸垂岩を後にB懸尾根を登っていきます。
途中には最近やたらと有名になったスヌーピー岩があります。少し前は帽子を被っていたのに無くなっていました。
「母さん、僕のあの帽子はどうしたでしょうね?」(人間の証明より)


因みに5月4日の通過時はちゃんと帽子を被ってましたYO~




コースのあちこちでヒメウツギも咲きまくってました。




続けて3番目の岩場のキャッスルウォールを登ります。
ここは2本登っていただきました。


そして最後の4番目の岩場のブラックフェースを登ります。


大テラスからは大阪湾、神戸の港を望みます。
今回はクライアント様が六甲山麓にお住まいの方で荒地山には何回も登られているのでカットして岩梯子コースを辿って下山して終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。


芦屋川駅横の書店の招き猫?
前から気になっていたのですがようやくカメラに収めることができました。
色褪せ過ぎ~ 特にドラミちゃんの色褪せ具合は最高です。
今回は山中でネコちゃんに出会えなかったので残念に思っていましたが最後に出会えて良かったです。ってなんでやねん!







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個人講習 岩場実践講習(京都 金毘羅の岩場)

2025-05-30 08:53:22 | 講習
5月28日は、今秋に海外登山を目指されているクライアント様からの個人ご依頼で京都 金毘羅の岩場で岩場技術の実践講習を行いました🏔

先月に続いて3回目の今回、目指されている山が長大で標高差の大きな岩稜ルートを往復しなければならないとのこと、それに途中でアイゼンを履いて急峻な岩場を通過しなければならないとのことで、それに沿ったメニューでシミュレーション行動メインで一日特訓していただきました☆彡
基本的に登山道的な所は辿らずに岩場のみを辿ってワイケン尾根を末端から3往復(うち1往復はアイゼン登下降)、北尾根を末端から2往復、懸垂下降11本(約300m分)、その間にくちゃくちゃと岩場を辿って登り下り共に標高差約1000mずつ獲得。朝7時から開始して18時過ぎまでひたすら岩と向き合っていただきました✊
クライアント様いわく「タイガーマスクの虎の穴ですよ!」とか「おばあちゃんになっても今日の特訓は忘れませんよ~」と嬉しい?お言葉を発せられつつも本当によく頑張り抜いて見事メニューどおりの内容でこなしてくださいました👏 目指されている海外の山を是非とも達成していただければと思います。


下部で基本技術のお浚い練習をした後、ワイケン尾根を末端の取付きからスタート。


上を目指してグングン登ります。


あっさりとワイケン尾根の頭に到着~(1回目)




ワイケン尾根上部を経て北尾根を末端の取付きまで懸垂下降で下ります。


北尾根を末端からスタート


安定した動作で上手に登ってこられます。


ワイケン尾根上部に合流した後、少し岩場をウロチョロしてからワイケン尾根の頭に到着~(2回目)




ワイケン尾根をクライムダウン、ロワーダウン、懸垂下降を交えながら末端まで下ります。


次はアイゼンを履いてワイケン尾根を末端からスタート


焦らずに落ち着いてしっかりアイゼンで立ち込みながら登ります。


ワイケン尾根の頭に到着~(3回目)


そのままアイゼンでワイケン尾根を末端まで下降します。


またまたワイケン尾根を末端から登り返します。


だいぶ疲れで出てこられているようですが順調にワイケン尾根の頭に到着~(4回目)






ワイケン尾根上部の岩場を辿ってから北尾根を末端まで懸垂下降です。


北尾根を末端から登り返し


ワイケン尾根上部を登ります。


更に登ります。


ワイケン尾根の頭に到着~(5回目)
これにてようやく本日の登りは終了です。


ワイケン尾根をやはりクライムダウン、ロワーダウン、懸垂下降を交えながら下ります。


本日最後の懸垂下降(11回目)を経てようやく取付きに帰着。
11時間行動の長~い一日を終了しました。
本当に本当によく頑張りましたね👏 大変お疲れ様でした。
ご依頼ありがとうございました。







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岩場行動技術講習(ステップ1/基本編)

2025-05-30 00:08:45 | 講習
5月26日は、六甲山 芦屋の岩場で岩場技術の基本編講習でした🏔

この岩場講習は開業して直ぐの21年前から数多く実施してきた当方の伝統的講習会です。基本編と実践編に分けていて今回の基本編は主に大キレットやジャンダルムや妙義山などの所謂「登山道として国内最難関といわれるコース」を難なく行動できるようになっていただく内容で行っています。岩場での登り技術と下り技術を特に念入りに反復練習することで安全に確実に動ける、使える技術を身に付けていただくようにしています。因みに実践編は岩場メインのバリエーションルート以上のコースに対応できる技術を身に付けていただく内容になっています。


先ずは岩場における基本の基本ということで、岩場での立ち方を練習です。
そんなこと簡単やん! と言われてしまいそうですが、ただ単に立つことは出来ても「正しく立つ」ことは意外と難しいのです。


続けて軸足を中心に立つ、即ち重心移動を身に付けていきます。


かなり出来るようになってきたので登ったり下ったりトラバースしたりとひたすら反復練習。岩場をアチコチと動き回りながら動ける技術にしてきます。


続いてゲートロックに移動して先の技術をお浚いを行いつつより高い場所でも安定した行動が出来るようにしていきます。


ラインを変えて3本登って下っていただきました。


最後に懸垂下降の練習を締め括ってゲートロックを終了です。


地獄谷を遡行していきます。


A懸垂岩に到着してこちらで登り下りの反復練習です。


やはり最後の締めに懸垂下降の練習です。


地獄谷を経て下山です。
登りではなんてことない所でも下りはやはり難しさが増します。
でもだからこそしっかりとした下り技術を身に付けておく必要があるのです。


本日の最後の締めにゲートロックをロープでの確保無しに登ります。
遠く、二上山、葛城山、金剛山を望みます。


ゲートロックを下ります。
見事上手に下りてこられて本日の講習を無事に終了しました。
一日お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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