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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

中央アルプス 木曽駒ヶ岳と宝剣岳と中級雪山講習

2023-01-10 17:46:00 | ガイド山行/雪山登山
1月9日は、中央アルプスの木曽駒ヶ岳と宝剣岳の雪山講習山行でした。

朝の内こそこれ以上ないくらいの素晴らしい超快晴でしたが、途中から一気に激変して強風、ガスガスの中での登山となりました。
それでもそもそものプランタイトルどおりで単なる「連れて登れば良い」だけの登山ツアーではなく、雪山に必要な技術(特に中級技術)を学んでいただく「中級雪山講習」としていますので、ある意味で実りの多い山行となったことと思います。実際にご参加いただいたお二人もこういうコンディションで登れたからこそガイド山行に参加した意味があると喜ばれていました。


駒ヶ根駅から望む、金色に輝く中央アルプスの山並。
数多く訪れていますがこれほど綺麗なのもあまり記憶にありません。


千畳敷から宝剣岳を眺めます。


千畳敷カールを登っていきます。
青い空を通り越して群青色とでも言うのでしょうか? まるで宇宙に向かって登っていくような素晴らしい青空に白い雪と岩が映えまくります。


乗越浄土を経て中岳登頂!
木曽駒ヶ岳を眺めます。
この後、天気が急変してスゴイ強風&ガスガスになってしまいましt。


稜線が強風が吹き付けていますが一歩一歩確実な動作で登ってこられます。


木曽駒ヶ岳登頂!
先ずはおめでとうございます!


一旦宝剣山荘前に戻って仕切り直し休憩を経て、次なる山の宝剣岳をめざします。


木曽駒ヶ岳とは一転、ミックス状のルートをアイゼンワーク、ピッケルワークを駆使して登ります。


宝剣岳登頂! おめでとうございます!
なかなかの厳しいコンディションでしたがよく頑張って登りましたね!


登り以上に難しいのが下りです。
厳しいコンデションだからこそより落ち着いて確実な動作で一歩一歩慎重に下降します。


ガッスガスの千畳敷に下山してきて本日の登山終了~

超快晴から強風のガスガス天気と雪山の様々な姿を垣間見て体験したとても密度の濃い一日でしたね。
大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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中央アルプス サギダル尾根~宝剣岳縦走

2023-01-10 10:57:02 | ガイド山行/雪山登山
1月8日は、中央アルプスのバリエーションルート、サギダル尾根を登攀して宝剣岳縦走に繋げるコースをガイドしてきました。


少し雲がありますが、晴天の雪山を求めて驚くくらいの大勢の登山者が訪れていました。


宝剣岳(右)とめざすサギダル尾根(左)




途中で待たされまくりでかなりモヤモヤ気分でしたが、すこぶる天気が良いので落ち着いて登ります。


最後のプチナイフリッジを登り切ってサギダル尾根終了~


続けて宝剣岳縦走をめざします。


難所のナイフリッジは今回はとても良いコンディションでした。


ギザギザ岩稜の陰に立つ人影(僕)。なかなか良いので思わず写してしまいました。


宝剣岳山頂まであと一息!


宝剣岳登頂! おめでとうございます!


この後は宝剣岳を慎重に下降して、越えてきたサギダル尾根と宝剣岳を眺めながらホッと休憩です。


カール内から登ったサギダル尾根を見上げます。ここからの姿が一番格好よく望めるポイントなのです。


千畳敷に帰着して本日の山行終了~
午後になっても雲一つない空に宝剣岳が荘厳な姿で聳え立っていました。
良い登山が出来ましたね!
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。









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八ヶ岳 蓼科山と雪山入門講習

2023-01-10 10:27:39 | ガイド山行/雪山登山
1月7日は、蓼科山の雪山講習山行でした。

天気に恵まれて快適に雪山を楽しみながら入門技術を学んでいただきました。


中間地点までは傾斜も緩いのでノーアイゼンでの「歩き方の練習」をしながら登っていただきます。
「道具で登る」のではなく「技術で登る」ための練習です。足裏の滑り止めが無いので技術で歩かないとあっという間にスリップしてしまいます。

アイゼンやチェーンスパイクを履けば、緩い斜面や歩き易い雪面なら姿勢やバランスや重心など一切考えなくても歩くことが出来ます。
しかしより傾斜の強い斜面や歩き難い場所(氷雪面や岩場や岩と氷雪のミックス)では姿勢やバランスや重心を意識した動作がとても重要になります。
簡単に言うと、易しい場所ではどんな歩き方をしていても「誤魔化しが利く」が、難しい場所では「誤魔化しが利かない」ということです。
本格的な雪山を目指す方こそ姿勢やバランスや重心を意識した「歩き方」が重要であると考えています。


中間点


樹間から蓼科山山頂部を望みます。


森林限界を越えて岩ゴロ斜面を登っていきます。
こういう岩ゴロ地帯はとても歩き難く、大勢の登山者がいましたがかなりの方が苦労されていました。


蓼科山登頂! おめでとうございます!
なんという晴天の山頂でしょう!


鳥居とお社は雪でスッポリ覆われてなかなか美しい姿です。


南八ヶ岳の険しい山並みを眺めます。
難所も無く、割と登り易い蓼科山ですが、この山頂の延長線上に南八ヶ岳のような本格的雪山が待っています!


霧ヶ峰方面を眺めます。


下山してきて麓から蓼科山を望みます。
ついさっきまであの山頂に居たんだと感慨深い思いですね。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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