何となく歩いた結果

デジカメを持って色々な場所に出没し撮影した写真を公開。最近は東京の夜と里山をメインテーマに撮影中。システム開発の話題も。

千葉 旧街道 蘇我 浜野 八幡宿

2007-09-24 09:21:20 | 小さな旅
旧街道沿いには、まだまだ昔の佇まいを残す建物が数多く残っているが、ほとんどの建物が老朽化で、廃屋か立て替え寸前といったものが多い。このような建物は歴史的に価値があるというわけでも無いのでよほどの事がない限り、保存されないだろう。今、写真に残したり見ておかないと、あと10年もしたら風情ある建物は無くなって、新建材で出来たどこにでもある建物ばかりになってしまうだろう。

今回は、蘇我から八幡宿まで。この区間は蘇我から浜野までが大多喜往還、浜野以南は房総往還と呼ばれていた街道だ。
出発地点は、JR京葉線 蘇我駅。駅を出ると川崎製鉄(JFE)が目の前に迫ってくる。


海沿いに国道357号線そして、反対側にも道路が一本できているので、旧街道沿いは車はかなり少ない。八幡宿までのほとんどの場所で、歩道が無いので車が横を通り過ぎて危ない。ちなみに、路線バスは、旧街道を走っている。時間を見ると20分に1本程度の間隔だ。
商店は、日曜なので閉まっているのか既に営業していないのかわからないが、シャッター(雨戸)が閉まっているのが多い。人はまだ暮らしているようだけど。


右手にレンガ造りの倉、左手に商店が何軒か。昔ながらの旧街道の雰囲気が濃い。子供の頃にはこんな道を、エアコンが付いていない車でコトコト走ったような記憶がよみがえる。
それにしても写真にしたら旧街道の雰囲気はあまり伝わってこないかも。


小さな用水路を覗いてみるとカニがたくさんいるのが見えた。海沿いには川鉄などの工場があるエリアで、家々に囲まれたホントに小さな小川なのに。意外なところにあった自然に驚いた。


村田川に出た。この村田川は河川改修が行われて流れが変わっており、蘇我寄りに川の跡が公園になって残っている。
向こう岸の工場の向こうに夕陽が沈んでいく。よく見たら工場は閉鎖したらしく、解体作業を行っている。ここもマンションになるのだろうか。


最終目的地、八幡宿の「飯香岡八幡宮」に到着。
夕暮れ時、静かな境内はちょっと神秘的。小銭を賽銭箱に入れ家内安全を願い、帰路につく。
コメント
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