先日、歌手の本田美奈子さんが急逝された。
長い白血病との闘病生活を送り、一時は病気を克服し復帰の話もチラホラ流れていた矢先、病状が急変しそのまま息を引き取ってしまったそうだ。
享年38歳、そのあまりに若過ぎる死に同世代の人間としては、凄い衝撃を受けたし言葉も出ない。
僕の世代は本田美奈子と言うシンガーが、“日本のマドンナ”とも言われたアイドル時代の活躍が印象的だった。
当時の他のアイドルとは比較にならない圧倒的な歌唱力、小悪魔的な可愛らしさ、周囲を驚かせた露出の多いセクシーなルックス…何もかもが鮮烈だったと記憶している。
時代の流れとともに彼女もアイドルを卒業し、一人の本格的なシンガーとしての活動に入るが、彼女が自らの活路を見い出したのはミュージカルの世界だった。
当時は元アイドルと言う先入観もあり、彼女も上手く周りからの理解と評価を得られず苦しんだと聞く。
それでも彼女は唄い続け、今や日本を代表するシンガーと言う正当な評価を得た、今後再び更に大きな飛躍をしようとした矢先に発病…こんなに残酷な事はないだろう。
今日病気になる前、事実上彼女の最期のステージとなった映像を観た。
フル・オーケストラをバックに、あんなに細く小柄の体から、一体どうすればあれだけの声量で唄い上げられるのか?と思わせる正に圧巻であった。
今夜は久々に眠れないので、最近買ってお気に入りのDIOの『Magica』を聴きながらこのブログを書いている。
言わずもがなDIOとは、HR/HM界の生きる伝説ロニー・ジェイムズ・ディオ(VO)が結成したメタル・バンドである。
今年も新作を出して来日し、衰える事を知らない全盛期の名曲をロニーは唄い、ファンはその昔と全く変わらない歌に魅了されたと言う。
ハッキリと判らないがロニーと言うシンガーは既に60歳を過ぎている(!)、そんなロニーが70~80年代の名曲を今も全く変わらず唄える事が正に奇跡だと言える。
特にHMと言う音楽を唄うのはシンガーにとって、心身への負担が想像を絶するものがある。
でもロニーは当時と全く同じ様に唄い、時に雄叫びを上げながらステージ・アクションを決めるのだ…これは驚異だとしか言えない。
38歳と言う若さで急逝した本田美奈子と言う天性の才能をもったシンガー、かたや既に60代半ばにして未だ衰える事を知らず現役で活躍するロニー、世の中こんなにも違う二人がいるのが悲劇としか言えない。
ロニーは以前自分の事を「僕はラッキーだ」と言った事があった、ロニーもかつての同胞達が不慮の事故や病気で突然他界していく悲劇を体験している。
この不平等な世界にあって“死”は人間には誰しも平等に訪れるものである、ただ違いがあるのならばそれが「遅い」か「早い」かの違いだけである。
ロニーはその事を自覚している。自分にいつ“死”の闇が目前に現れても、彼は後悔しない為に毎日を必死に生きていると言う。
神と言う存在が居るのなら、神は実に気まぐれで冷酷な存在であるかが判る。
人には「3つの死」があると良く言われる。
まずは肉体的な死、そして人々の記憶や思い出から忘れ去られてしまう死、その果てにあるのが完全な死だと言う。
本田さんが残した正に天使の様に美しい歌声と音楽は、「3つの死」には当てはまらず不滅のものである。
そしてロニーも唄い続ける、その超人的な肉体と歌唱力を武器に、自らの限界を目指して突き進む。
何かロニーが死にそうな感じだが(苦笑)、御大は本当に健康でいらして、ここに来てDIOにダグ・アルドリッジ(G)を復帰させたり、トニー・アイオミと曲作りもしているそうだ…正にLong Live Rock'n Rollである。
本田美奈子さんのご冥福を心よりお祈り致します、Rest In Peace…。
長い白血病との闘病生活を送り、一時は病気を克服し復帰の話もチラホラ流れていた矢先、病状が急変しそのまま息を引き取ってしまったそうだ。
享年38歳、そのあまりに若過ぎる死に同世代の人間としては、凄い衝撃を受けたし言葉も出ない。
僕の世代は本田美奈子と言うシンガーが、“日本のマドンナ”とも言われたアイドル時代の活躍が印象的だった。
当時の他のアイドルとは比較にならない圧倒的な歌唱力、小悪魔的な可愛らしさ、周囲を驚かせた露出の多いセクシーなルックス…何もかもが鮮烈だったと記憶している。
時代の流れとともに彼女もアイドルを卒業し、一人の本格的なシンガーとしての活動に入るが、彼女が自らの活路を見い出したのはミュージカルの世界だった。
当時は元アイドルと言う先入観もあり、彼女も上手く周りからの理解と評価を得られず苦しんだと聞く。
それでも彼女は唄い続け、今や日本を代表するシンガーと言う正当な評価を得た、今後再び更に大きな飛躍をしようとした矢先に発病…こんなに残酷な事はないだろう。
今日病気になる前、事実上彼女の最期のステージとなった映像を観た。
フル・オーケストラをバックに、あんなに細く小柄の体から、一体どうすればあれだけの声量で唄い上げられるのか?と思わせる正に圧巻であった。
今夜は久々に眠れないので、最近買ってお気に入りのDIOの『Magica』を聴きながらこのブログを書いている。
言わずもがなDIOとは、HR/HM界の生きる伝説ロニー・ジェイムズ・ディオ(VO)が結成したメタル・バンドである。
今年も新作を出して来日し、衰える事を知らない全盛期の名曲をロニーは唄い、ファンはその昔と全く変わらない歌に魅了されたと言う。
ハッキリと判らないがロニーと言うシンガーは既に60歳を過ぎている(!)、そんなロニーが70~80年代の名曲を今も全く変わらず唄える事が正に奇跡だと言える。
特にHMと言う音楽を唄うのはシンガーにとって、心身への負担が想像を絶するものがある。
でもロニーは当時と全く同じ様に唄い、時に雄叫びを上げながらステージ・アクションを決めるのだ…これは驚異だとしか言えない。
38歳と言う若さで急逝した本田美奈子と言う天性の才能をもったシンガー、かたや既に60代半ばにして未だ衰える事を知らず現役で活躍するロニー、世の中こんなにも違う二人がいるのが悲劇としか言えない。
ロニーは以前自分の事を「僕はラッキーだ」と言った事があった、ロニーもかつての同胞達が不慮の事故や病気で突然他界していく悲劇を体験している。
この不平等な世界にあって“死”は人間には誰しも平等に訪れるものである、ただ違いがあるのならばそれが「遅い」か「早い」かの違いだけである。
ロニーはその事を自覚している。自分にいつ“死”の闇が目前に現れても、彼は後悔しない為に毎日を必死に生きていると言う。
神と言う存在が居るのなら、神は実に気まぐれで冷酷な存在であるかが判る。
人には「3つの死」があると良く言われる。
まずは肉体的な死、そして人々の記憶や思い出から忘れ去られてしまう死、その果てにあるのが完全な死だと言う。
本田さんが残した正に天使の様に美しい歌声と音楽は、「3つの死」には当てはまらず不滅のものである。
そしてロニーも唄い続ける、その超人的な肉体と歌唱力を武器に、自らの限界を目指して突き進む。
何かロニーが死にそうな感じだが(苦笑)、御大は本当に健康でいらして、ここに来てDIOにダグ・アルドリッジ(G)を復帰させたり、トニー・アイオミと曲作りもしているそうだ…正にLong Live Rock'n Rollである。
本田美奈子さんのご冥福を心よりお祈り致します、Rest In Peace…。
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