
行ってきました、LOUD PARK 09!
当日は朝4時起きで、新幹線に乗ってはるばる千葉・幕張メッセまで遠征となりました。
先にホテルに荷物を預け、いざ会場へ!
と意気込んだものの、会場前には長蛇の列が…。
LOUD PARK 09は初参戦だったが、いつもこうなのだろうか?
サマソニは1日・2日券の入り口は複数用意しており、大変入場がスムーズだった記憶があるが…。
入場で手間取ってしまい、会場に入ると既に一発目のBLESSED BY A BROKEN HEARTが熱いステージを繰り広げていた。

音も良く、観客からも反応も良い。
若さと勢いに溢れる激しいステージだが、演奏力がしっかりしているバンドでもあるので安心して観ていられる。
やはり、このバンドのLIVEにおける“要”はシンガーのトミー・ガンビーノ。

髪も伸びてメタル・バンドのシンガーっぽくなったし、その鍛え上げられた肉体を駆使するパフォーマンスには“華”がある。
しきりに客席(ステージと観客席にはかなり距離があり、「世界一カッコ良い」と言うドリル・スピン・ダイヴが観れなかったのは残念!)に降り、観客を煽りまくるアグレッシヴなフロント・マンぶりは秀逸だ。
ラストは、必殺のキラー・チューン“Move Your Body”が炸裂!!
会場内から大合唱がおき、バカ受けである。
「また来るぜ!次はSTEEL PANTHERだ!!」と力強いシャウトをかましてステージを去った彼ら、いや~こう言った「お祭り」には最高のオープン・アクトであり、パフォーマンスだったと思う。
今後の成長が非常に本当に楽しみな、将来有望な新人バンドだ。
今回のLOUD PARK 09も、メイン会場は2ステージ制。
少し離れた所に、“Sanctuary Stage”と呼ばれるステージが用意され、3ステージ制という豪華なもの。
ステージ・チェンジの時間も掛からず、次のバンドのパフォーマンスが早々に始まるので、急いで隣のステージにゾロゾロと民族大移動。
間髪入れずに、“Ultimate Stage”においてSTEEL PANTHERのショウがスタート!!

歌、演奏、ステージング、とにかく全てが上手い!
ただの色モノでもなければ、キワモノではなく、彼らが確信犯な真のプロフェッショナル集団であるのが良く判る。
観客もバカ受けだ。
特に、マイケル・スター(Vo)。

生で観る彼はデヴィッド・リー・ロスと言うよりも、そのまんま全盛期のヴィンス・ニールって感じだ(笑)。
しかも、マイケルは全盛期のデヴィッドやヴィンスよりも、圧倒的な声量と歌唱力を誇っている。
あと、圧巻だったのはラス・パリッシュ(G)。

意外にもショウのMCの大半は彼によるものだし、その見事なまでのギター・テクニックを存分に披露(自分でバス・ドラムを踏みながら:笑)、ありとあらゆるバンドの名曲を“触り”を交えたギター・ソロは凄かった。
彼らの強烈な皮肉とジョークと、熱いメタル魂に溢れた名曲“Death To All But Metl”が炸裂してショウは終わる。
素晴らしい、オープニング2連発だ。
イヴェントのMCが登場し、橋本直樹が復活したOUTRAGEの登場を煽りまくり、“Big Rock Stage”から野太い歓声が沸き上がる。
ごめんなさい、我々はここで昼食&お買い物タイムとしました。
チラって“Sanctuary Stage”を覗く。
これが何とデビューLIVEという、LIV MOONの彼女。

さすがは、元宝ジェンヌ。
ルックス、歌唱力、スタイル、共に抜群だが、まんまNIGHTWISHだわ。
しっかり観ていれば違う印象を抱いたかもしれないが、今やこんなバンドはゴロゴロいる。
今後、如何にして自分の個性を発揮するかが大きな課題だろう。
有望な新人だけに、今後の飛躍を期待しています。
さて、グッズだが事前にチェックして欲しかったTシャツが全て完売だったので、さすがに凹んでしまう(苦笑)。
まぁ~コレも何かの記念だと、キャンセルしたエース師匠がしっかりクレジットされた、今回のLOUD PARK 09のTシャツを購入する。
その後、ヨメはフォー、僕は辛みの効いたインド風炒飯で腹ごしらえをする。
その後、ヨメはFIREBIRDを観た後、Zeppのコピー・バンド、そしてLYNCH MOB(ベースのマルコ・メンドーサのファンだから:笑)を観る為に“Sanctuary Stage”へ。
僕はずっとメイン・ホールにいる、別行動となる。
さて、“Ultimate Stage”にはFIREBIRDが演奏中。

上手い、でもね…何か足りないって感じ。
確かにヘヴィでパワフルなリズム隊(ドウィッグ・ウィットのドラムは凄まじい!)、ビル・スティアーの“歌”とメロディーなギターも素晴らしい。
でも、個人的にはあまりに淡々と進行するライブは退屈だった。
そして、“Big Rock Stage”にはドタキャンかましたエース師匠の代打として、4日前にこのイヴェントへの緊急出演が決まった我らがLOUDNESSが登場。

正直、今の若いメタル・ファンにウケるのか不安だった。
しかし、それは杞憂に終わった。
張り切って前方に陣取っていたが、激しくモッシュ・ピットが発生し、殴られ蹴られまくったので慌てて少し後ろに退避(苦笑)。
それほどの熱烈な歓迎ぶりだった。
素直に「このフェスに出れて嬉しい」と言った二井原先生。
さすが幾多の過酷なLIVEをこなして来た百戦錬磨のベテランだけあり、巧みに観客を強引に自分達のペースに巻き込み、場を盛り上げていくのはさすがとしか言えない。

選曲も正に“Best Of LOUDNESS”、名曲の数々に場内が盛り上がる。
意外だったのは、名曲“Crazy Doctor”が演奏された時、「♪生き残るには今~」と大合唱が起こった事だ。

あと、高崎晃のカリスマ性に満ちたギター・ヒーローぶりにはシビれた。
華麗かつ超人的なテクニックの数々に、観客から歓声があがる。
あと、個人的には“アレスの嘆き”が演奏された時。
不覚にも泣いてしまった…。
ツー・バスの轟音が鳴り響く今のLOUDNESS(現Drのアンパンも素晴らしいドラマーです)、あの樋口さんの豪快なドラムが不在と言う事実を思い知らされた。
必殺の名曲“S.D.I”でLIVEは終わるかと思ったが、二井原先生は亡くなった樋口さんの事に触れ、新作より樋口さんのドラム・トラックを使用した新曲“Hit The Rails”が演奏された。
こんな華やかイヴェントに出演したLOUDNESSをみて、きっと天国の樋口さんも喜んでいるに違いない…そう思える素晴らしいLIVEでした。
個人的には、前半のハイライトはLOUDNESSでした。
LOUDNESSの感動を抱えたまま、“Ultimate Stage”に移動してDOKKENを観る。
名曲“Kiss Of Death”からスタートした訳だが…。

ファンとして、敢えてハッキリ言わしてもらうが、コレが本当に酷かった。
何が酷いかって、他のメンバーの熱演に対して、ブクブクに太ったドン・ドッケンの“歌”だ。
高音が出ない以前に、太り過ぎで声が全く出ていないし、基本的にまったく唄えていない状態だった!!

以前よりLIVEにおいて、その不安定さは批判の対象だったドン。
しかし、メロディアスな楽曲においては、その繊細な歌声は素晴らしかった。
あまりの激しい劣化に、かつての名曲の数々が見る影も無く無残に崩壊していく様はあまりに哀しい…。
コレで、かつてのように高音が厳しいドンの替わりに、コーラスで高音を担当していたジェフの様なコーラス要員のメンバーがいれば良かったのだろうが、今のドンに合わせたコーラスはキーも低くて名曲を全く再現出来ていない。
コレはあまりに酷い。
久々の来日に当のドンは大変ご機嫌だが、全く唄えてないのにジャックダニエルのコーラ割りなんて飲みながら唄うなよ!(他のメンバーに「お前もジャックを飲め!」と偉そうに説教をたれる始末)。
オマケに尊大な態度と、ロック・スターを気取ったポーズも全く似合わない。
それにコイツは全力で唄っている雰囲気(全身全霊を込めて唄っているなら許せた)でも無くて、軽~く流している感じだ…と思うと激しい怒りが沸き上がってきた。

今のDOKKENの“救い”は、若い頃のジョージ・リンチを彷彿とさせるジョン・レヴィンの存在だろう。
彼は非常に卓越したテクニックの持ち主で、ジョージのあのギター・ソロを楽々と弾きこなして、自分なりのアレンジを加えてド派手に弾きまくっていた。
かつての名曲の数々が無残に崩壊していくDOKKENのLIVEで、誰もが予想…否、それを願いながらも絶対に無理だと思っていた『奇跡』が起きた。
ドンが「俺の古くからの友達を紹介させてくれ」と気取って言うと、何とギターを抱えたジョージ・リンチがステージに登場したのだ!!
この時、間違いなくメイン会場は全体が揺れる程の歓声が沸き上がった。
そしてバンドはそのまま“Tooth & Nail”を演奏!
ステージに向けて観客がドっ押し寄せ、あのコーラスのフレーズを大合唱がおきる。
思った、今やブクブクに太って満足に唄えなくなるまで劣化したドンだが、ジョージと競演する事により他のどのバンドには無い“マジック”をもたらす事が今も出来るのだ。
超高速ギター・ソロをDOKKENの新旧ギタリストが向き合ってプレイしている…身震いする程にカッコ良い。
ジョージはまるで弟子でも見るように、ジョンに対して「コレはこうやって弾くんだぜ。出来るかい? 坊や」と語り掛けているみたいな貫禄に溢れていた。
しかし、「マジック」はこの曲で終わり。
ジョージがステージを去り、バンドは必殺のキラー・チューン“In My Dream”を披露したが…かつての超名曲は面影も無く崩壊したままだった。
LOUDNESSで日本の誇りと感動を得て、DOKKENでどれだけ名曲を持っていても、それを再現出来ない哀しい現実、そしてかつての輝きを一瞬だけを取り戻す『奇跡』を目撃した。
そして、LOUD PARK 09は怒濤の後半に突入していく。
(PART-2に続く)
当日は朝4時起きで、新幹線に乗ってはるばる千葉・幕張メッセまで遠征となりました。
先にホテルに荷物を預け、いざ会場へ!
と意気込んだものの、会場前には長蛇の列が…。
LOUD PARK 09は初参戦だったが、いつもこうなのだろうか?
サマソニは1日・2日券の入り口は複数用意しており、大変入場がスムーズだった記憶があるが…。
入場で手間取ってしまい、会場に入ると既に一発目のBLESSED BY A BROKEN HEARTが熱いステージを繰り広げていた。

音も良く、観客からも反応も良い。
若さと勢いに溢れる激しいステージだが、演奏力がしっかりしているバンドでもあるので安心して観ていられる。
やはり、このバンドのLIVEにおける“要”はシンガーのトミー・ガンビーノ。

髪も伸びてメタル・バンドのシンガーっぽくなったし、その鍛え上げられた肉体を駆使するパフォーマンスには“華”がある。
しきりに客席(ステージと観客席にはかなり距離があり、「世界一カッコ良い」と言うドリル・スピン・ダイヴが観れなかったのは残念!)に降り、観客を煽りまくるアグレッシヴなフロント・マンぶりは秀逸だ。
ラストは、必殺のキラー・チューン“Move Your Body”が炸裂!!
会場内から大合唱がおき、バカ受けである。
「また来るぜ!次はSTEEL PANTHERだ!!」と力強いシャウトをかましてステージを去った彼ら、いや~こう言った「お祭り」には最高のオープン・アクトであり、パフォーマンスだったと思う。
今後の成長が非常に本当に楽しみな、将来有望な新人バンドだ。
今回のLOUD PARK 09も、メイン会場は2ステージ制。
少し離れた所に、“Sanctuary Stage”と呼ばれるステージが用意され、3ステージ制という豪華なもの。
ステージ・チェンジの時間も掛からず、次のバンドのパフォーマンスが早々に始まるので、急いで隣のステージにゾロゾロと民族大移動。
間髪入れずに、“Ultimate Stage”においてSTEEL PANTHERのショウがスタート!!

歌、演奏、ステージング、とにかく全てが上手い!
ただの色モノでもなければ、キワモノではなく、彼らが確信犯な真のプロフェッショナル集団であるのが良く判る。
観客もバカ受けだ。
特に、マイケル・スター(Vo)。

生で観る彼はデヴィッド・リー・ロスと言うよりも、そのまんま全盛期のヴィンス・ニールって感じだ(笑)。
しかも、マイケルは全盛期のデヴィッドやヴィンスよりも、圧倒的な声量と歌唱力を誇っている。
あと、圧巻だったのはラス・パリッシュ(G)。

意外にもショウのMCの大半は彼によるものだし、その見事なまでのギター・テクニックを存分に披露(自分でバス・ドラムを踏みながら:笑)、ありとあらゆるバンドの名曲を“触り”を交えたギター・ソロは凄かった。
彼らの強烈な皮肉とジョークと、熱いメタル魂に溢れた名曲“Death To All But Metl”が炸裂してショウは終わる。
素晴らしい、オープニング2連発だ。
イヴェントのMCが登場し、橋本直樹が復活したOUTRAGEの登場を煽りまくり、“Big Rock Stage”から野太い歓声が沸き上がる。
ごめんなさい、我々はここで昼食&お買い物タイムとしました。
チラって“Sanctuary Stage”を覗く。
これが何とデビューLIVEという、LIV MOONの彼女。

さすがは、元宝ジェンヌ。
ルックス、歌唱力、スタイル、共に抜群だが、まんまNIGHTWISHだわ。
しっかり観ていれば違う印象を抱いたかもしれないが、今やこんなバンドはゴロゴロいる。
今後、如何にして自分の個性を発揮するかが大きな課題だろう。
有望な新人だけに、今後の飛躍を期待しています。
さて、グッズだが事前にチェックして欲しかったTシャツが全て完売だったので、さすがに凹んでしまう(苦笑)。
まぁ~コレも何かの記念だと、キャンセルしたエース師匠がしっかりクレジットされた、今回のLOUD PARK 09のTシャツを購入する。
その後、ヨメはフォー、僕は辛みの効いたインド風炒飯で腹ごしらえをする。
その後、ヨメはFIREBIRDを観た後、Zeppのコピー・バンド、そしてLYNCH MOB(ベースのマルコ・メンドーサのファンだから:笑)を観る為に“Sanctuary Stage”へ。
僕はずっとメイン・ホールにいる、別行動となる。
さて、“Ultimate Stage”にはFIREBIRDが演奏中。

上手い、でもね…何か足りないって感じ。
確かにヘヴィでパワフルなリズム隊(ドウィッグ・ウィットのドラムは凄まじい!)、ビル・スティアーの“歌”とメロディーなギターも素晴らしい。
でも、個人的にはあまりに淡々と進行するライブは退屈だった。
そして、“Big Rock Stage”にはドタキャンかましたエース師匠の代打として、4日前にこのイヴェントへの緊急出演が決まった我らがLOUDNESSが登場。

正直、今の若いメタル・ファンにウケるのか不安だった。
しかし、それは杞憂に終わった。
張り切って前方に陣取っていたが、激しくモッシュ・ピットが発生し、殴られ蹴られまくったので慌てて少し後ろに退避(苦笑)。
それほどの熱烈な歓迎ぶりだった。
素直に「このフェスに出れて嬉しい」と言った二井原先生。
さすが幾多の過酷なLIVEをこなして来た百戦錬磨のベテランだけあり、巧みに観客を強引に自分達のペースに巻き込み、場を盛り上げていくのはさすがとしか言えない。

選曲も正に“Best Of LOUDNESS”、名曲の数々に場内が盛り上がる。
意外だったのは、名曲“Crazy Doctor”が演奏された時、「♪生き残るには今~」と大合唱が起こった事だ。

あと、高崎晃のカリスマ性に満ちたギター・ヒーローぶりにはシビれた。
華麗かつ超人的なテクニックの数々に、観客から歓声があがる。
あと、個人的には“アレスの嘆き”が演奏された時。
不覚にも泣いてしまった…。
ツー・バスの轟音が鳴り響く今のLOUDNESS(現Drのアンパンも素晴らしいドラマーです)、あの樋口さんの豪快なドラムが不在と言う事実を思い知らされた。
必殺の名曲“S.D.I”でLIVEは終わるかと思ったが、二井原先生は亡くなった樋口さんの事に触れ、新作より樋口さんのドラム・トラックを使用した新曲“Hit The Rails”が演奏された。
こんな華やかイヴェントに出演したLOUDNESSをみて、きっと天国の樋口さんも喜んでいるに違いない…そう思える素晴らしいLIVEでした。
個人的には、前半のハイライトはLOUDNESSでした。
LOUDNESSの感動を抱えたまま、“Ultimate Stage”に移動してDOKKENを観る。
名曲“Kiss Of Death”からスタートした訳だが…。

ファンとして、敢えてハッキリ言わしてもらうが、コレが本当に酷かった。
何が酷いかって、他のメンバーの熱演に対して、ブクブクに太ったドン・ドッケンの“歌”だ。
高音が出ない以前に、太り過ぎで声が全く出ていないし、基本的にまったく唄えていない状態だった!!

以前よりLIVEにおいて、その不安定さは批判の対象だったドン。
しかし、メロディアスな楽曲においては、その繊細な歌声は素晴らしかった。
あまりの激しい劣化に、かつての名曲の数々が見る影も無く無残に崩壊していく様はあまりに哀しい…。
コレで、かつてのように高音が厳しいドンの替わりに、コーラスで高音を担当していたジェフの様なコーラス要員のメンバーがいれば良かったのだろうが、今のドンに合わせたコーラスはキーも低くて名曲を全く再現出来ていない。
コレはあまりに酷い。
久々の来日に当のドンは大変ご機嫌だが、全く唄えてないのにジャックダニエルのコーラ割りなんて飲みながら唄うなよ!(他のメンバーに「お前もジャックを飲め!」と偉そうに説教をたれる始末)。
オマケに尊大な態度と、ロック・スターを気取ったポーズも全く似合わない。
それにコイツは全力で唄っている雰囲気(全身全霊を込めて唄っているなら許せた)でも無くて、軽~く流している感じだ…と思うと激しい怒りが沸き上がってきた。

今のDOKKENの“救い”は、若い頃のジョージ・リンチを彷彿とさせるジョン・レヴィンの存在だろう。
彼は非常に卓越したテクニックの持ち主で、ジョージのあのギター・ソロを楽々と弾きこなして、自分なりのアレンジを加えてド派手に弾きまくっていた。
かつての名曲の数々が無残に崩壊していくDOKKENのLIVEで、誰もが予想…否、それを願いながらも絶対に無理だと思っていた『奇跡』が起きた。
ドンが「俺の古くからの友達を紹介させてくれ」と気取って言うと、何とギターを抱えたジョージ・リンチがステージに登場したのだ!!
この時、間違いなくメイン会場は全体が揺れる程の歓声が沸き上がった。
そしてバンドはそのまま“Tooth & Nail”を演奏!
ステージに向けて観客がドっ押し寄せ、あのコーラスのフレーズを大合唱がおきる。
思った、今やブクブクに太って満足に唄えなくなるまで劣化したドンだが、ジョージと競演する事により他のどのバンドには無い“マジック”をもたらす事が今も出来るのだ。
超高速ギター・ソロをDOKKENの新旧ギタリストが向き合ってプレイしている…身震いする程にカッコ良い。
ジョージはまるで弟子でも見るように、ジョンに対して「コレはこうやって弾くんだぜ。出来るかい? 坊や」と語り掛けているみたいな貫禄に溢れていた。
しかし、「マジック」はこの曲で終わり。
ジョージがステージを去り、バンドは必殺のキラー・チューン“In My Dream”を披露したが…かつての超名曲は面影も無く崩壊したままだった。
LOUDNESSで日本の誇りと感動を得て、DOKKENでどれだけ名曲を持っていても、それを再現出来ない哀しい現実、そしてかつての輝きを一瞬だけを取り戻す『奇跡』を目撃した。
そして、LOUD PARK 09は怒濤の後半に突入していく。
(PART-2に続く)
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