えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

Cセグハッチの今

2024-06-20 | 車関連
正直なところ、ゴルフから始まってAクラス、1シリーズ、A3と名だたるCセグの代表格ですが、ここのところその存在感は薄い。
いつからって、徐々に徐々にといった雰囲気で、ゴルフに限って言えば8型となった時の市場の反応がそれまでとは明らかに違ったと思います。

おそらくこの中で一番存在感を示せているのはAクラスではなかろうか。
台形型グリルが割と早く装着されたAクラスは、次の世代の顔を持つとして評判は悪くないのだろう。
1シリは先日書いた通り、3代目はお世辞にもヒットしたとは言い難い。
A3もすっかりと影が薄くなったと感じます。

この手の輸入車として販売台数を稼ぐにおいて重要な役割を果たしてきたCセグハッチですが、SUVというジャンルに押され低迷期を迎えている。
無論同じパイを食い合っているのですから、1シリがX1に、AクラスがGLA、A3からQ3にと流れているのでしょう。
しかしゴルフからT-ROCにはあまり流れていないでしょうし、ティグアンでは価格帯が違ってしまう。
きっとここは今のVWにおいて弱いところで、自社で囲えていないだろうと推測します。

台所事情からすればID4を売りたいのでしょうけれど、それは現時点叶いません。
こう考えると、ドル箱モデルであったモデルのSUV版がコケると、それは一大事なのでしょう。
T-ROCは、その発売前には独特なデイライトを装備し、異国を背景とするショットから受ける印象は洗練されたものでした。
しかし日本に導入されてみると、傾斜したテールゲートにより、そのセグメントのライバルたちよりも明らかに小ぶりに見えてしまったのです。
ホンダのヴェゼルは同じような傾斜を持つSUVですが、T-ROCと比べてどう見えるでしょう。
実は、ヴェゼルはBセグであるのです。
SUVという市場において、小さく見えてしまうのは弱点に他なりません。
こうしてT-ROCは存在感を示せずにいるのだと思われます。
当初、Q3スポーツバックの兄弟車でありましたから、デザインの自由度が少ないために苦戦を強いられたと思っていました。
ところが大本命であったQ3SBも好調ではないのでしょう。
デザインなのか、価格戦略なのか、もしくは出力性能(ラインナップ)なのか、複合的要素を持つのだとは思います。
しかし、VWグループのディーゼル不正が響いていない事はないでしょう。
これほどまでにイメージを落とし、その後の販売に影響した例はきっと多くはないのだろうと感じます。

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