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えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

PRIUS(5代目プリウス)

2022-12-25 | 車関連
意地でも作り進化を続けるプリウスは、日本の宝である。(と思う)
今見れば、おっかなびっくりで仕上げた様な超保守的なデザインの初代から、2代目へのバトンは見事でありました。
ハリウッドスターが乗ってくれたのは、正にこの2代目でした。
何って、デザインが素敵でした。
玄人好みのするデザインは尖ったものではなく、かといって地味過ぎることもないものでした。
半歩未来が入ったような外観と、その中身の先進性のバランスが良かったと今でも思います。

しかしこの2代目も、若者が積極的に買ってくれる車にはなりませんでした。
3代目を見れば明らかですが、明らかに誰にでも分かりやすいデザインを取り入れたモデルとなりました。
多くのオーナーカーとして売れた3代目は、結果的にプリウスの品を下げたのは有名な話です。
エコカーであるにも関わらず、大径タイアを履き、車高を落とし、マフラーさえ変えた車両を見るのも珍しくはありませんでした。(まぁこれも普及という面から考えると想定内なのか)
身内でも購入した者がいるくらいで、甥っ子が乗り回していたのが印象的です。

4代目はというと、また少しだけ未来に向いたデザインを取り入れたように思います。
ここで言う未来とは、まぁ一目で誰でもが欲しいと思うデザインではなく、これでいいのかな?と考えさせられる部分を持つという意味です。
血の涙型の尾灯や、超変形型のヘッドライトが馴染みにくく、マイナーチェンジでスッキリとさせられてしまいました。
ここは何だかF20型のBMW1シリとよく似ています。
しかしこの4代目、初期型のイメージが悪かったのか、はたまた3代目のオーナーに響かなかったのか、大ヒットとはなりませんでした。

ここでトヨタが学んだのは、オーナーカーとしての媚でしょう。
つまり、アルファード戦略の一つです。
1歩先行くデザインを知らしめるのではなく、大ヒットした3代目を買ってくれた層を引き戻すデザインを作るということ。
そうして生まれた5代目は、サイドシルエットなど3代目によく似ています。
フロントを見ても、リアを見てもどこにも違和感などありません。
テスラといっても、BYDといっても通るような誰にでも好まれるデザインになったと思います。

これはトヨタの意地であり、戦争であるのです。
「いつまでHVを作っているのか」なんて諸外国で言われているのか知らないが、トヨタの2モーター式HVに太刀打ちできないと分かって談合し梯子を外された執念でしょう。
ガソリン車の販売禁止まで何年だろうが売れる時まで売り、トヨタのネームバリューを高め、その鞘を取らねばならないのです。

その5代目、知り合いが予約を入れたということです。
オプションと諸費用を含めると、470万にもなったと聞きました。
オーナーカーとしての魅力を高めるというコンセプトの通り、もう営業車としては走り回らないのだろう。
走りも相当に進化しているという新型、試乗の機会を楽しみにしています。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (クワヒロ・バラーナ)
2022-12-25 00:29:08
こんばんは。
3代目で250㎞ロングドライブし、ゴルフ7に4年乗った私のプリウスの印象は、ゴルフの対抗馬だと思っています。4代目までは。
5代目は一気に車格を上げた感じで、一方でカローラの車高が低くなってマフラーも変わると思えず、中古のセダンが高年式のプリウスが増えるかもしれません。
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Unknown (スライス)
2022-12-25 07:04:20
おはようございます
ゴルフの対抗馬とは、考えてもみなかったです
スタンダードを作るといった部分、ある意味そうかもしれないと思いました
私もプリウスは、初代以外にそれなりの日数借りた経験があります
3代目が発売になった頃2代目に乗り、これほど良くできた車だったのかと驚きたものでした
その基本性能の高さ、ゴルフに通ずるものかとしれません
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