職案人

求職・歴史・仏教などについて掲載するつもりだが、自分の思いつきが多いブログだよ。適当に付き合って下さい。

4/8;スタンフォード白熱教室

2011年05月27日 | テレビ番組
【スタンフォード大学・起業家育成コース】

このプログラムは、学生に“起業家”としてのスキルを提供することで、地球規模で突きつけられている深刻な課題の革新的な解決策を生み出すことを目指している。その手法は、徹底したブレーンストーミングで発想の展開を図り、そこから生み出される革新的なアイデアで、新たな技術や企業を誕生させる事である。

第四回「6色の考える帽子」

【講義の説明】

今回のテーマはチーム・ダイナミクスです。これは個人の創造性を、どの様にしたらチームの創造性へと展開するノウハウを学び、更にチームで働く上での注意点を学びます。

その為、学生たちに様々な人を演じてもらいます。それは、クリエイティブな人・事実しか信じない人・ダメ出し屋さんまで演じてもらう事です。

もう一つは、今回から最後まで課題に取り組むチームを編成し、どの様にしたら、より効果的に、よりクリエイティブに、働かせる事が出来るかを考えて行きます。

【授 業 開 始】

【ウォーミングアップ】

助手のレティシアからジャンケン戦争ゲームの説明がされる。
⇒私が合図をしたら”1・2・3・ハイ”と言って、隣の人とジャンケンをしてもらいます。勝った人は他の勝った人とやり続け、最後の一人に成るまでやり続けますが、最後の勝負は教室の真ん中でやります。

負けた人は、勝った人の後に並んで応援して下さい。その時は、必ず相手の名を叫んで下さい。そうする事で相手の名前を自然と覚えられるでしょう。

助手のレティシアから合図されゲームが始まる。
⇒最後の勝利者が決まり、学生たちは机などを元の位置に戻す。

【6色の帽子の説明】

ティナー先生から、「水平思考」の提唱者;エドワード・デボノ博士が開発した思考法である「6色の帽子」が説明される。既に、学生たちは心理テストを受け、自分の思考スタイルを示した色のシャツを着ている。⇒

≪思考スタイル≫
1)グリーン
創造性でリードする。アイデアを作り出す人。

2)ホワイト
事実を重視。データ好き。学者に多い。

3)ブルー
プロセル重視。段取りが好き。経営者に多い。

4)イエロー
和を重んじる。楽観的。仲間が上手くやって行く様に行動する。

5)レッド
感情で人を動かす。直感を重視。芸術家に多い。

6)ブラック
ダメだし屋。問題点を指摘する。

⇒これから行う「6色の帽子」は、人にはそれぞれ違う世界観をもっていて、仕事のやり方も違う事を確認する事です。また、様々なタイプになる事で、様々なタイプの人の事が理解出来る様になり仕事が楽に成った。

私は、何でも出来るタイプで、ブラックの人と正反対で、ダメだし屋さんが苦手でしたが、これをやった事で彼らを理解出来る様に成りました。

このテストは人の性格や趣味などを知ろうとする心理分析の一つで、星占いと同じようなものです。あまり深刻に受け止めず、人と会話するきっかけ作りの道具の一つだと思って下さい。

【グループ分けの実施】
一人に一枚づつパズルのピースが渡され、部屋の四隅にある動物(虎・ライオン・馬・シマウマ)のパズルを完成させて下さい。その絵のパズルを完成させた仲間が、最後まで課題をやる仲間です。

【スタイルの確認】
四人一組のクループが四つ出来た所で、シャツと同じ色のリボンを帽子に付けて、それを被って下さい。そして、始めの2・3分で自分たちがどんな仕事の仕方を好むのか話し合って理解して下さい。

例えば、夜型なのか、昼型なのか、何が嫌いか、リーダがやりたいか、決定の仕方はどうするか、コミニュケーションの取り方などです。

≪デスカッション≫
Aチーム
締め切りが有った方が良い/ぎりぎりはやだ/気に食わない意見はどうすれば良い/意見ははっきり言ったほうが良い。

Bチーム
すぐ人の上に立ちたがる者は嫌いだ/必要なら直ぐに行動に起こす/どんな事を質問する。

≪発表・評価≫
⇒大まかな事でも、細かな事で役に立つと思ったら発表する。/ミティーングを短時間にすます。/リーダは自然の流れで現れる。

この中からティナー先生は、リーダのあり方についてコメントする。社会人では上司がリーダとなって話が進む。その反面、独断的に成り易い。学生ではフラットの関係の為、リーダが出来にくく話がまとまらない。どうすれば民主的にリーダを決められるかが課題となる。

『6色の思考スタイルを体験する』

【課題1】
小さな家族経営の店が、大型チェーン店と競合するにはどうすれば良いか?

≪ホワイト帽を被って課題1を考えよ。(5分)≫
ホワイトは客観的、中立的に物を見て下さい。
⇒品質重視/顧客に細かく対応する/場所を選ぶ。

≪グリーン帽を被って課題1を考えよ。(5分)≫
創造性でリードする。
⇒ローケーション/客が自由に選べる/客も参加できる/客が値段を付ける/マニアル化されてない/品物の並び替えを自由に出来る。

≪イエロー帽を被って課題1を考えよ。(5分)≫
仲間が上手くやって行く様に行動する。
⇒ポジティブに物事を考える。問題が出来てからでも遅くない。

≪ブラック帽を被って課題1を考えよ。(5分)≫
ダメだし屋になって否定する。
⇒チェーン店になる。/客を信用しない。/盗む客がいる。/怒る客もいる。

≪レッド帽を被って課題1を考えよ。(5分)≫
感情・直感を重んじる人
⇒儲けを度外視する。/ホームレスにもあげる。/赤ちゃんにも何かしてやる。/ボーナスを上げる。

≪ブルー帽を被って課題1を考えよ。(5分)≫
プロセス重視。今までのアイデアを整理する。
⇒客との関係をどうやって構築するか。/購買リストを作成する。/常連客にそう。/プロモーションをする。/メールで情報提供する。/値段の価格帯に幅を持たせる

≪自分が一番嫌いな色の帽子を被って課題1を考えよ。(5分)≫
⇒データが少ない。/大型店につぶされる。/店舗が少ない。/値段が安く出来ない。

≪自分が一番好きな色の帽子を被って課題1を考えよ。(5分)≫
⇒客と環境問題に関われる様にする。/客もメンバーに成れる様する。/商品金額よってサービスを変える。/付けで買える様にする。

【感想・まとめ】

皆さん、やって見てどうでしたか?
⇒学生の意見::自分の色が途中で分からなくなった。/ブレインストーミングの順序(分析・検討・提案・評価・改善)と同じだと感じた。/同じ色の時にアイデアが出にくい。

/違う色同士の方がアイデアが出易い。/考えに幅があると思った。/パターンが変る度にそのパターンが得意な人に頼る。/緑の時の方がアイデアが沢山出た。

ここで皆さんに知って置いて貰いたい事は異なるタイプの人がいる方が、より良いアイデアが出易い事です。

【学生;ルーの感想・質問】

・感想
私が共感した事は同じ色同士だと会話が進まず、逆に異なった色の方が進んだ事です。

・ティナ先生に下記の事を質問した。
Q1;この分野を目指したきっかけ?
⇒親が医者だった為に本が沢山あり、取分け小さい頃から脳の働きに興味津々であった。どうして人は色々なアイデアを出して行動出来るのだろうかと、それで精神科に進んだ。

Q2;今教えてハッピーな事は何ですか?
⇒私の興味の対象は、テクノロジーそのものでなく、どの様にしたらイノベーションと言う様な革新的アイデアが生まれ、それが製品にまでなるかを研究して体感できる事。

Q3;学生にどんなアドバイスを?
⇒よく学生たちから将来についてのアドバイスを求められますが、私も失敗したり、チャンスも逃がしたりして将来の自分の姿が分かりません。いつも、学生には一連の真珠のネックレスの様なものと例えます。

つまり、一つ一つ経験を繋いで行きながら自分のストーリを完成させるのです。そして、その事が他の人にも役立てられる様にしといて上げるのです。だから、私の人生は、まだ道半ばです。

Q4;誰でもクリエイティブに成れますか?
⇒人間は誰でもクリエイティブに成れると信じています。そして、私はクリエイティブに成れないと思っている人やクリエイティブに自信を持っている人に興味があります。

そして、それを研究出来る事は嬉しい事と考えている。また、人がクリエイティブでないのは環境と受け取るメッセージが違うと思っています。

Q5;このコースのユニークな点は?
⇒ブレインストーミングが出来ない人も、科学の実験は出来る。学校教育は、科学の手法ばかり教えている。科学の手法とは、既にある現象を発見する事に主眼が置かれている。例えば蛍イカから液晶TVが生まれた様に、

クリエイティブの手法は新しい事を発明する事に主眼をおいている。ツイッター、ユーチューブ、スカイプなど

【最終課題・発表】

最終課題
「コーヒーの新しい飲み方」について
常識破りのアイデア・試作品などありとあらゆる事をビデオテープを用いて2分間でプレゼントする。また、チームのプロセルを5分間で発表してもらう。

では前回で設計のプロセスを習いました。共感・定義・考察(BS)・試作・検証などでしたよ。今回は最終課題を考えるのにコーヒー好きな人と共感する為に4人のゲストを呼びました。

コーヒー会社に勤務していたジョージ、DJのロイ、コーヒーショップ店員のイセラ、プログラマのニッキです。10分間で何でも尋ねて下さい。

以上

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NO5,”もしドラ”

2011年05月23日 | インポート
【もしドラ】

”もしドラ”とは、もし高校野球の女子マネージャー がドラッカーの『マネジメント』を読んだらの略で、経済の父と呼ばれたピーター・ドラッカーが書いた『マネジメント』を分かり易く紹介したもの。

第5話「みなみは過去の高校野球を捨てた」

シーン1
二階から野球部員にこれまでに無い新しい対戦相手を探している事を告げられ、監督からは新しい戦略、「ノーバント、ノーボール」作戦を告げられた後、全員でランニングを開始する。

シーン2
ランニング中、次郎は浅野に”すべてストライクを投げる事はそれだけ打たれる確立が高くなるけど、それで良いのか?”と聞く、だが浅野は”やってみたい”と答える。一方、みなみは自分の過去を振り返る。

シーン3
みなみと次郎は次の対戦相手を告げに夕紀の所へ行くと、祐之助が居た。二人は祐之助をからかい、祐之助は帰った。次に、夕紀は二人をからかいながらも、今まで拒んでいた手術を受ける事を二人に明かした。そして、みなみは夕紀を夏の甲子園に連れて行く事を約束する。

シーン4
二人は帰り道、バッテングセンターに寄る。そして、次郎はみなみに”いまでも野球が嫌いか”を尋ねると、みなみは”父親から野球を教わり、いつの日かは自分も野球選手に慣れるんだと信じていた。”

小学校5年の時、レギュラーから外され始めて中学校で自分より下手だった次郎ちゃんに抜かれて自分が選手に成れない事を知った。”

”その時、皆はその事を知っていたが、私はその事を知らされていなかった。なんだか野球に裏切られた気がして、嫌いに成った。その事は今でも変わらない。”と言う

だが、次郎はみなみに”お前のお陰で皆が変ったのだから、お前は凄い”と言うが、みなみは”監督や二階君が居たから出来た。”と答えた。更に、次郎は”きっかけを作ったのは、みなみ お前だ。俺は、お前に感謝している”と告げた。

シーン5
甲子園出場者が沢山いる中邦大学と練習試合が開始される。開始そうそう、一回の表で10点入れらる。程高は得点0で、7回まで来てしまう。

そこで、みなみはスコアブックを見て投球数や防御率が上がっているのに気付き監督に伝えると、タイムを取り浅野に伝令を出す。

選手はマウンドに集まり、「今は何も考えるな抑える事だけを考えろ」と言う監督の指示を仰ぐと共に、回想シーンが始まる。

は野球部の部室で、監督が「ノーバント、ノーボール」作戦についての説明。この作戦はピッチャーの負担を軽減する為の作戦。

つまり、ピッチャーの敵はバッターだけでも無く、夏の暑さもある。その為には投球数を減らす必要がある。

逆に、守備陣に負担が課せられる。なぜなら、ストライクを投げ続けると言う事は、必ず打たれる事である。その為、前進守備が必要になる。

前進守備に成ると、それだけ強い打球を受けなければ成らない。その為、エラーは避けられないもの考える。そして、次の事に注意する。

①エラーを恐れたり、あわてない事。
②連鎖を起こさない事。
③消極的な守備にならない事。

最後に、すべての責任はこの作戦を指示した監督にある。どれだけ打たれても、エラーをだしても気にする事は無い。

場面は7階裏、程高の攻撃で始まる。ランナー1・3塁で星出の番に成り、ヒットを打ち二点を返すが、試合は34対2のコールド負けを帰す。

シーン7
手術を受けている夕紀の携帯に、みなみからの試合結果メールが送られて終わる。

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NO4”もしドラ”

2011年05月21日 | テレビ番組
【もしドラ】

”もしドラ”とは、もし高校野球の女子マネージャー がドラッカーの『マネジメント』を読んだらの略で、経済の父と呼ばれたピーター・ドラッカーが書いた『マネジメント』を分かり易く紹介したもの。

第4話「みなみはイノベーションに取り組んだ」

シーン1
トレーニングの改革により、程高野球部はやる気を出し、他校との練習試合でもより良い結果を出す事が出来る様になった。

シーン2
昨年の西東京地区予選16位の明星との試合で2対3で負けた。未だに、エース浅野は100イニングを超えると、相変わらず乱れてしまう。

シーン3
宮田夕紀のお見舞い面談で二階が、このままでは程高野球部が甲子園に行けないと不安をこぼす。帰り道、、なぜ、と後悔したくない事を打ち明けた。

シーン4
みなみと二階は渡り廊下で野球部の将来について話すと、みなみは『マネジメント』を取り出し、イノベーションを提示した。

【マネジメント】
⇒企業にとってマーケティングだけでは企業としての成功はあり得ない。つまり、企業にとっての第二の機能、イノベーションが必要である。

イノベーションとは
つまり、新しい満足を生み出すことである。既存の常識をがらりと変えて、これまでに無い価値を生み出そうとしなければ成らない。

そして、みなみは陸上部のキャプテンに連れて行かれる。

シーン5
みなみは野球部を引き連れて、陸上部・柔道部・料理部・吹奏楽部と連携を取る。陸上部からは短距離の走り方を、柔道部からは重心移動の仕方を、料理部からはアンケートに答える事で観察力を、吹奏楽部からは演奏するチャンスを与える事で応援してもらう喜びを学んだ。

シーン6
二階は夕方、星出と出会い、バッティングセンターに行って星出に修北に進学しなかった訳を尋ねると、”リアリティが感じられ無いし、後悔もしたくない。”と話す。そして、二階はみなみに「俺頑張る」とメールを送る。

シーン7
翌日、二階は部員の前でマネージャになる事を宣言する。その後、みなみと今後の方針を部室で話し合う。

【マネジメント】
⇒企業の三つ目の役割として社会問題に対して貢献する義務がある。つまり、『マネジメントには自らの組織社会に与える影響を処理すると、共に社会に貢献する役割がある。』

⇒成果とは100発100中では無い。むしろ、長期的なものである。逆に、100発100中は曲芸である。

そして、しばらくは各クラブと合同練習を行う事を決める。

シーン8
マネージャーチームの定例会議が始まり、二階から、これまでに無い、既存の概念を根本から覆すような画期的はイノベーションを考える様に提案された。

イノベーションとは
科学や技術そのもので無く、価値である。組織では無く 組織が起こす変化 そのものである。その戦略は今までの考えを古臭いと思わせる事。つまり、陳腐化させる事である。

この様に文乃がマネジメントを読み終えると、みなみが”うちの野球部の事だけでなく、高校野球や球界全体を変える事であり、しかも今までの方法が古臭いと感じさせる事である。”と言うと、更に、みなみは監督に今までに改革が行われたかを尋ねた。

シーン9
監督は
池田高校の蔦監督の「攻撃野球」と取手二高の木内監督の「のびのび野球」を取り上げた。

蔦監督はそれまでの守りから打撃に力を入れた攻撃野球を行った。そして、木内監督はスパルタ式の管理野球から、自己管理に任せたのびのび野球を行った。

そして、程高の新しい戦略が発表された。⇒「ノーバント、ノーボール作戦」

以上

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3/8;スタンフォード白熱教室

2011年05月18日 | テレビ番組
【スタンフォード大学・起業家育成コース】

今回は思考の枠組みを再設定する訓練を行う。まず、最初に身の回りのあらゆるのもで、ここは不便だ、ここがこうなったら、良いのにと言う改善の余地があるものを挙げ、それをどうすれば実現出来るかの設計のプロセスを考える講義です。

【第三回「最悪の家族旅行を考える」】

今回の授業の目的は常識を打ち破る手法を学ばせる。学生たちにあるテーマを与えて、常識を挙げて貰い、次にそれを根底からひっくり返し、全く新しいものに創り変える手法とツールを学ぶ。これは創造性とは何かを具体例から考えて行き、創造性のカギの常識、思い込みに挑戦する事に有ります。

【チェックイン】
ミーティングやワークショップでは、目的や目標を共有したり、互いが知り合うための時間やプロセスのことをチェックインと言う。

・今日はどんな一日を過ごしたか?
⇒学生の回答;「渋滞に成ると思って早く出たが、渋滞しなかったので早く学校に着いた」「昼寝が出来た」「従弟に子が出来た」「祖母と話をして生きている事の素晴らしさを教えられた」「三時間昼寝が出来る」「目覚めが良かった」

【ウォーミーングアップ】
助手の二人が新しい寿司の機械を作ろうと話し出し、機械のシステムの一部を体で表現し始めた。そして、「僕は××」と言って後に続いて下さいと言う。

更に、プロトタイプ(試作品)して実際に動かす物を作る訳ではありません。あくまでも空想的はものを作るのですよと言って、学生に寿司マシンの一部を演じさせた。

【BSだけで革新的なアイデアは生まれない】

まず、7つのボードに合わせて学生たちを7つのグループに分け、それぞれ違った色のペンを渡して課題が出された。

【課題1】
7分間で「最高の家族旅行」をブレーイン・ストーミング(BS)する。

⇒学生の会話;一流のホテル・見たことも無い景色・宇宙で食事・豪華客船の旅など既存のものが多い。

【課題2】
1分間でチームリーダが出し合ったアイデアの中から、一番気に入ったものを一つ選び、緑色の紙に書き出して、それをボードの隅に貼る。

【課題3】
次は7分間で「最悪の家族旅行」をブレーイン・ストーミング(BS)する。

⇒学生の会話;家族が来ない、砂漠に行く、沈黙の旅行、トラブル続きなど

【課題4】
次に、2分で「最悪の家族旅行」のアイデアをリーダが選んで下さい。

【課題5】
次に、「最高の家族旅行」のアイデアが書かれた紙を半分に折り、また更に半分に折り、四回折った所で破り捨てて下さい。

【課題6】
次に、「最悪の家族旅行」のアイデアが書かれた紙を隣のグループに渡しなさい。そして、渡されたグループは10分間で、それを「最高の家族旅行」に変えられる様にBSし、CMを作り発表しなさい。

【最悪を最高のアイデアに出来るか】

【CMの発表】
①不眠地獄で過ごす旅
⇒クラブのCM、刺激的な内容をアピールする。

②タイタニック号の二等船室の旅
⇒旅行会社のCM、激安なプランをアピールする。

③嵐の中で赤ちゃんが泣き止まずに一人でする旅
⇒旅行会社のCM、ゲーム感覚が味わえるプランをアピールする。

④試作品の電気機器のお陰で飛行機が故障する旅
⇒イベント会社のCM、アメリカンフットボールのハーフタイムで空からパラシュートで降りて来てパフォーマンスするプランをアピールする。

⑤混沌の中に閉じ込められてする旅
⇒旅行会社のCM、冒険的なテーマパークを旅行するプランをアピールする。

⑥汗かきの大男が降って来て奴隷にされる旅
⇒ゲームのCM、新しいロールプレインゲームのプランをアピールする。

【評価】
最高のプランはリゾートの延長をイメージにして出されたアイデアであるのに対して、最悪のプランは常識の逆をイメージして出されたアイデアであった。また、最悪のプランは短時間で沢山の奇抜なアイデアを生む事が出来きた。

【奇抜なアイデアを生むには自分の常識をリストアップせよ】

【常識を書く】
ファーストフードの常識をリストアップ。

⇒①不健康②低価格③ドライブスルー④食べ物である⑤沢山の人⑥椅子の座り心地が悪い⑦マスコットがある。

【誇張する】
常識を誇張し、ピンクのカードに書く。

⇒①体に毒②無料・店が料金を払う③考えただけで物が出てくる④すべて食べ物⑤全員で食べる⑥椅子が無い⑦定員がマスコット

【反対にする】
常識の逆を考え、イエローのカードに書く

⇒①スローフード・癌が治る②高価③ハイキング④サービスが無い⑤会員制⑥ベット⑦独特な店

【課題7】
各グループのリーダがピンクとイエローのカードを一枚ずつ選ぶ

【課題8】
リーダが選んだカード見て30秒のCMを10分で作り発表する

【CM発表】
①考えただけで料理が出る/ハイキングする
⇒客がマイクを付けて歩きながら注文して料理を上から落すレストランを提示する。

②店が料金を払う/招待客だけ
⇒テレビでセレブを見ながら食事するレストランを提示する。

③マスコットがサービス/予約が何年も掛かる
⇒WWFの募金活動に貢献しているレストランを提示する。

④体に毒/とんでもなく高い
⇒テレビ番組と連帯しているレストランを提示する。

【評価】
このような手法、最高⇒最低⇒クールな考え方は実際にシルク・ドゥ・ソレイユを考え出された時に使われた手法である。シルク・ドゥ・ソレイユは当時、廃れて来たサーカスを改善する為にサーカスの常識を覆して行った。

今回のレストランのCMはあまり良い出来ではありませんが、この様な手法を取る事でBSでは得られない斬新なアイデアが生まれる。

つまり、これまで思いも依らないアイデアを生み出すのも、発想させる為のプロセスがある事を知った。それは、今までの科学の様に既にあるものを探し当てる手法と違う。

そして、最高のアイデアを考える時は、これが最善であるか疑うのに対して、最悪を考えて出したアイデアに疑問を抱かない。また、短時間で斬新なものが出やすいのです。

すなわち、『最悪なアイデアこそ、最善なアイデア』

以上

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NO3、”もしドラ”

2011年05月16日 | テレビ番組
【もしドラ】

”もしドラ”とは、もし高校野球の女子マネージャー がドラッカーの『マネジメント』を読んだらの略で、経済の父と呼ばれたピーター・ドラッカーが書いた『マネジメント』を分かり易く紹介したもの。

第3話「みなみは人の強みを生かそうとした」

シーン1
秋季大会を機に練習に参加しているエース浅野の姿から始まり、程高野球部が一丸と成った事を、みなみは確信する。

シーン2
期末テスト週間10日が過ぎると、野球部は元の姿に戻ってしまう。みなみはあきれ果てるが、そこには大会で失敗した祐之助と、陸上部と掛け持ちをしている朽木の姿が無かった。

シーン3
みなみは悪い噂がある陳花江と一緒にカラオケに入る祐之助を見つけ、連れ戻そうとするが失敗する。更に監督にも、祐之助・朽木を話すが、クラブ活動は学生の自主性を重んずるものであり、強制は出来ない。仮に強制しても直ぐに怠けると言われる。

シーン4
みなみは相談しに夕紀の病室に行き、「マネジメント」の本を読む。⇒消費者運動が企業に要求している物こそがマーケティングである。それは顧客の欲求、現実、価値からスタートせよと要求する。企業の目的は欲求の満足であると定義せよと要求する。

読み終えると、みなみは部員たちがサボる事は一種の消費者運動、ボイコットする事で野球の練習内容の改善を要求してる。そこで、どうすれば練習内容を変えれるかを夕紀に聞くが、監督に相談するのが一番と答えられると、みなみは苦手である旨を夕紀に伝える。

シーン5
みなみは夜、自宅で「マネジメント」の本を読む。⇒『人は最大の資源である。』、つまり人のマネジメントとは人の強みを発揮させる事である。組織の目的は人の強みを生産に結び付け、弱みを中和する事である。

シーン6
夕紀は病室に文乃を呼び、みなみが隣で「マネジメント」の本を読む。⇒成長には準備が必要である。準備が出来ていなければ機会は去り、よそへ行ってしまう。

そして、文乃に監督と一緒に練習内容の改革を取り組む様に依頼するが、もじもじする。しかし、夕紀に手を取ってお願いされると、二つ返事で引き受ける。

シーン7
みなみは文乃に野球部の部室に呼ばれる。部室には監督・文乃・二階・みなみが揃い。文乃から改革案の説明が成された。

まず、みなみの選手たちが練習に来ないで試合に来る訳を文乃が説明した。⇒練習は単調で、試合の様に勝敗の結果が伴わない事。練習は人が集まらなくでも出来るが試合は人が集まらないとスタートできない。その為、試合に出なければと言う責任が負わされるからである。

更に監督から試合と同じ競争原理を導入したトレーニング案が提出された。

シーン8
監督は選手を集め新たなトレーニングを説明する。全体を3チームに分けるチーム制と打撃・守備・走塁についてポイントを付けるポイント制を導入・他校との練習試合・ピッチャーが試合を組み立てる事を発表する。

その為、浅野・新見には別メニューを指示する。更に、文乃からポイント制の細かな説明かされる。最後にみなみから、一周間毎にマネージャがポイントを集計し、最下位のチームにはグランド整備のペナルティーを課すと告げられた。

その後、狭いグランドを有効活用するサーキットトレーニングが開始された。

みなみは文乃が「マネジメント」を参考した事に気付く⇒人に働き甲斐を与えるには仕事に責任を負わせる事である。

シーン9
浅野はグランドを見詰めている祐之助を見付け、みなみに連れ戻す様に伝えると、逃げる祐之助を捕まえて説得した。⇒レギュラーとしての責任を取って欲しい、大会で得られたあなたのエラーの経験を私たちに生かして欲しい。それがあなたの強みだから

そして、祐之助は陳花江に背中を押されて野球部に戻った。その後、陳花江が野球部の練習を見て、”あいつらやりたい事あって良いなぁ”と言ったから、みなみは花江をマネージャにした。

シーン10
みなみがグランドに戻ると、陸上部を初め多くのクラブからみなみはマネジメントを依頼されるシーンで終わる。

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