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CSSセレクタ形式の条件に一致する要素ノードを取得

2024年07月07日 | JavaScript

CSSセレクタ形式の条件に一致する要素ノードを取得

【開発環境】
OS:Win11(64ビット)
VSCode1.72.2、

【querySelector メソッドおよび querySelectorAll メソッド】
querySelector メソッドおよび querySelectorAll メソッドは、CSS のセレクタ形式で条件を指定して一致する要素ノードを取得します。 id 要素の指定といった簡単なものから条件を組み合わせた複雑なものまで指定することができます。

【querySelector メソッド】
querySelector メソッドは CSS セレクタ形式で条件を指定して要素ノードを取得します。
・書式

document.querySelector(selectors)

引数には CSS セレクタ形式の値を DOMString オブジェクトで指定します。戻り値は Element オブジェクトです。 querySelector メソッドは単一の要素ノードを返しますので、複数の要素が条件に一致した場合は最初の要素ノードを返します。見つからなかった場合は null が返されます。

【querySelectorAll メソッド】
querySelectorAll メソッドは、CSS セレクタ形式で条件を指定して要素ノードを取得します。
・書式

document.querySelectorAll(selectors)

引数には CSS セレクタ形式の値を DOMString オブジェクトで指定します。戻り値は Element が 1 つまたは複数含まれる NodeList オブジェクトが返されます。条件に一致したすべてのノードを返します。見つからなかった場合は length が 0 の NodeList オブジェクトを返します。

【NodeList オブジェクト】
Element オブジェクトは単独の要素ノードを表すのに対して NodeList オブジェクトは複数の要素ノードの集合です。 NodeList オブジェクトでは length プロパティと item メソッドが用意されており、次のように取得したノードの数を取得したり、取得したノードを取り出すことができます。

let elements = document.querySelectorAll('.box');

// 取得した要素の数を取得
let len = elements.length;

// インデックスを指定して要素を取得
let element = elements.item(0);

// 次の形式でもインデックスを指定して要素を取得
let element = elements[0];

同じ CSS セレクタに一致する要素ノードは、 HTML ページの中で記述された順番にインデックスが割り当てられています。インデックスは最初が 0 で 1, 2, 3... と続いていきます。

【CSSセレクタの種類と指定方法】
CSSセレクタというのは、HTML ページに対してスタイルをどの要素に設定するのかを指定する時に使用する書式です。 querySelector メソッドおよび querySelectorAll メソッドでは同じ書式を使って HTML ファイルの中の要素を取得するための条件を記述します。

1.すべての要素を対象とする(*)
すべての要素ノードを対象とする場合は * と記述します。
書式は、let elements = document.querySelectorAll('*');

2.タグ名を指定
p や div, h1 などのタグ名を指定する場合は、タグ名をそのまま記述します。記述したタグの要素ノードを取得します。
<div>だけを取得したいときの書式は、
let elements = document.querySelectorAll('div');

 3.id属性の値を指定(#id)
要素に設定された id 属性の値を指定する場合は、 #値 と記述します。指定し id 属性の値が設定された要素ノードを取得します。id 属性の値が main の要素ノードを取得したい場合
let elements = document.querySelectorAll('main');

4、class属性の値を指定(.class)

要素に設定された class 属性の値を指定する場合は、 .値 と記述します。指定した class 属性の値が設定された要素ノードを取得します。 class 属性の値が box の要素ノードを取得する場合は
let elements = document.querySelectorAll('box');

特定のタグの要素に設定された class 属性の値を指定する場合は、 タグ名.値 と記述します。下記はタグが div の要素ノードの中で class 属性の値が box の要素ノードを取得する場合。
let elements = document.querySelectorAll('p.box');

<div>
p class="box">さようなら</p>
</div>

5,複数のセレクタのいずれかに一致する(A B C)
セレクタをカンマ(,)で区切って記述することで、複数のセレクタの少なくともいずれか一つに一致する要素ノードを取得します。下記は id 属性の値が main か、または class 属性の値が box の要素ノードを取得します。
let elements = document.querySelectorAll('#main,.box');

6,Aのセレクタに一致する要素の子孫要素の中でBのセレクタに一致する(A B)
セレクタを空白で区切って記述することで最初のセレクタに一致する要素の子孫要素の中で、次のセレクタに一致する要素ノードを取得できる。

セレクタが 3 つ以上ある場合は同じように子孫要素を探していきます。下記は id 属性の値が main の要素の子または孫要素の中で、タグが p の要素ノードを取得します。書式は
let elements = document.querySelectorAll('#main p');  

<div id="main">              //親ノード
  <p class="box">こんにちは</p>//子ノード
  <div>                          //子ノードp class="box">いい天気ですね</p>//孫ノード
  </div>
</div>

7.Aのセレクタに一致する要素の子要素の中でBのセレクタに一致する(A > B)セレクタを > で区切って記述することで、最初のセレクタに一致する要素の子要素の中で、次に記述したセレクタに一致する要素ノードを取得します。

空白で区切った場合子および孫要素が対象でしたが > で区切った場合子要素だけが対象となります。下記は id 属性の値が main の要素の子要素の中で、タグが p の要素ノードを取得します。

・書式
let elements = document.querySelectorAll('#main > p');

<div id="main">//親
 <p class="box">こんにちは</p>//子
 <div>
   <p class="box">いい天気ですね</p>//孫
</div>
</div>

8,Aのセレクタに一致する要素の中で属性値Bを持つ要素に一致する(A[B])
セレクタに一致する要素ノードの中で指定した属性を持つ要素ノードを取得します。下記はタグが p の要素ノードの中で style 属性の値を持つ要素ノードを取得します。

・書式
let elements = document.querySelectorAll('p[style]'); 

<div>
<p style="font-size:10px;">こんにちは</p>
<p style="color:#fff;">さようなら</p>
</div>


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