わーひと言ツブヤキタイ
『雪の女王』 §月夜の人魚姫
子どもの頃、人魚姫のお話はラストが悲しくてキライでした。
大人になって、本当に人を好きになって。
そうしてやっと人魚姫の気持ちが理解出来るようになったんです。
私もリリーみたいに、
「王子を殺しちゃえば良かったのに。」
って思ってたから。
だって自分には何の救いもないじゃない？と思ってたからです。
でも、そんな話じゃないんですよね。
無償の愛ってこういうものなんだ・・
本当に愛してる王子を殺して人魚の国に帰れても、
人魚姫のしあわせはそこにはないでしょう。
今回のお話でも、リリーは本当の友情を大切に思って、
カイのルーペをゲルダに返すんです。
ああ～泡になって消えてしまうのか・・
哀しくなってきたら、
海の中の魔女はリリーをそうはさせませんでした。
ゲルダのリリーを想って呼ぶ声が、彼女を助けたのです。
原作と違って良かった。
本当に好きな人の事を想って何かをしてもしなくても、
想いが実る事の方が少ないのかもしれない。
でも、人を想うそのこころこそが、
宝石のように光かがやくたからものなのではないでしょうか・・
その宝石をかがやかせたのはゲルダ。
素敵なお話でした
だって・・しょっぱなからまたハンスさんが出てきちゃって。
「この人ついにレギュラー入りなの？」と
驚いてしまいました。
本を読んでいるようにしゃべるラギさん、絵と噛み合わない演技のハンスさん。
やっぱりここはゲルダしかいませんわ。
今回の人魚姫のお話。素敵でした。
ちょっと泣いてしまいました。
でも・・季節は夏なんですか？いつの間に？
こないだ風の化身が現れた時は春が訪れる頃だったでしょうか。
あっという間に夏になってましたね。
私もハンスが出た時は、またか！って思ってしまいました。
もともとの人魚姫のお話をするのは、
彼じゃなくても（じゃないほうが・・）良かったんじゃない？
ゲルダには泣かされました。
でも、最後には感動の涙になったのでホント良かったですぅ