日本という国をどうみるか、作家によって見方が違うようだ。テレビで司馬遼太郎と三島由紀夫の日本観について放送していた。司馬遼太郎は民衆の立場にたち、「街道を行く」という本で、日本の職人の物つくりや、農民の米つくりを描き、「坂の上の雲」という本では秋山兄弟の人生を通じて、騎兵隊の兄と海軍の弟が日露戦争を戦い、勝った姿を描いた。明治以来、日本の国民が日清日露戦争を国民全体で勝ち抜いたという。
三島由紀夫は天皇中心の「美しい日本」を夢見た。三島由紀夫が市谷の自衛隊に突入してクーデターをよびかけ、自決した行動を、司馬遼太郎は狂気の死だと批判した。
安倍首相の言う「美しい日本」とは、天皇制のことか、自然の山や、川が美しいことか、心が美しいことか、車が美しいことか、街が美しいことか、なんだろうか。
三島由紀夫は天皇中心の「美しい日本」を夢見た。三島由紀夫が市谷の自衛隊に突入してクーデターをよびかけ、自決した行動を、司馬遼太郎は狂気の死だと批判した。
安倍首相の言う「美しい日本」とは、天皇制のことか、自然の山や、川が美しいことか、心が美しいことか、車が美しいことか、街が美しいことか、なんだろうか。