MA社会研究所情報

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近代、現代ヨーロッパ史。帝国主義で世界分割。消費社会、大衆社会が生まれた。

2009-08-13 22:15:40 | Weblog
放送大学で帝国主義と大衆社会の話を聴いた。
19世紀末にイギリス自由主義は終わり、軍事力で支配する帝国主義の時代になった。北の10カ国が地球を分割支配した。ロシアのレーニンは「帝国主義論」を書いて資本主義が帝国主義時代になり、戦争が始まるといい、解決策として社会主義革命が起きるといった。社会主義派は団結して第二インタナショナルの会議を開いた。女性解放運動も始まった。
人口が増加して大衆社会化が進み、19世紀中にヨーロッパの人口は1.8億人から4億人に増加した。自由意志による移民が多くなった。はじめはイギリス人がアメリカに移住し、次にイタリア人、ユダヤ人、東欧人が移住した。中国人、インド人もアジア各地に移住した。人種差別が多くなった。イギリスはインドを支配して豊かになった。第二次産業革命が起き、鉄、石油、プラスチック、合成繊維、電気製品、電話が発明され、軍事兵器にも使われた。
鉄道建設ブームが一段落して不況になった。鉄道や、船でロシア、アメリカから安い農作物が輸入され英、仏の農業に打撃を与えた。イギリスのジェントリーは金融にお金を回した。労働者の賃金を抑えて、購買力がなくなり物が売れず不況になった。利子収入でイギリスは黒字になった。戦争で軍産複合体ができ、膨張する軍国主義になった。
大衆社会になり会社勤めのサラリーマン、ホワイトカラーが増え、現代社会の原型になった。広告、消費生活、デパート、エレベーター、エスカレーターができた。
社会主義に対抗して保険、年金、福祉政策が採られた。
科学技術が発展して、軍事技術が発展した。植民地主義で文化人類学や民族学も発達した。国内生活向上のために、植民地を拡大して、帝国主義が進んだ。アフリカの領土を列強が取り合って、ベルリン会議で領土分割した。


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