MA社会研究所情報

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近代、現代ヨーロッパ史。19世紀後半。国民国家の形成。明治維新と同時代。

2009-08-13 17:23:30 | Weblog
放送大学で19世紀後半のヨーロッパ史を聴いた。
1850年から70年にかけては国民国家の建設が進んだ。福沢諭吉は「西洋事情」を書いて、政治風俗を考え、歴史を読むべしといった。1860年代の日本は欧米列強の競争する競技場に放り込まれたようだった。帝国主義と戦争の時代になった。クリミア戦争でオーストリアが衰退し、ドイツ、イタリアが統一された。
ドイツのビスマルクは独仏戦争でフランスを破り、ドイツ帝国を作った。
ラテンアメリカの植民地では混血が進み、現地生まれの白人が独立戦争を始めた。
北アメリカでは合衆国がルイジアナ、カリフォルニアを得て国土を拡大した。南部では黒人奴隷を使い、西部ではインディアンを追放していった。イギリス出の白人が頂点にいた。南北戦争になり奴隷解放を唱える北のリンカーンが勝った。62万人の戦死者が出た。日本の各藩は留学生を送り、イギリスへ留学する人が一番多かった。当時のイギリスは産業革命を行い、海軍は世界の海を支配していた。リベラルな市民、紳士教育をしていた。日本は汽車や郵便の仕組みをイギリスから輸入した。福沢諭吉は議会、言論、病院などを勉強した。議員が論敵と食事をともにしているのを見て驚いた。欧米列強の近代化と日本の明治維新の国家形成、近代化は同時代のことだった。


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