中国は経済成長して軍備を近代化し、増強して海洋に進出してきた。世界各国は中国の海洋進出に不安を感じている。中国が軍事力の近代化に乗り出したのは1980年代で、それから35年が過ぎた。中国の戦略は3段階になる。第一段階は国の内部に敵を引き込んで人数の多さを生かした人海戦術で持久戦を行う戦略だった。第二段階は1990年代後半からで、台湾の独立を阻む軍事力を目指し、ミサイルを台湾海峡に打ち込んで威嚇した。米国はこれに対して空母を2隻派遣して抑え込んだ。中国は空母キラーとしてミサイル駆逐艦や潜水艦をロシアから購入した。第3段階は2000年代中ごろからで経済大国化で海洋権益を意識し、海上物流や海洋資源を確保し成長しようとしている。中国は各国との国交で、台湾や香港は中国の一部であるという一つの中国史観とアヘン戦争以来、欧米や日本に中国は侵略されたことを認めることを条件にしているという。日本もこうした歴史観に同意しないと中国が相手にしないのだろう。
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