MA社会研究所情報

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中国の海洋進出。西太平洋で演習。東シナ海で戦闘機が接近。南シナ海で基地造成中。

2015-03-28 14:26:57 | Weblog
 中国はアヘン戦争以来欧米や日本に侵略されてきたが、現在では経済成長し軍事力を強化して太平洋に進出している。西太平洋に2008年から中国艦隊が出動し訓練している。昨年は6回の演習をした。最近は南シナ海にも航行して訓練している。昨年の12月の演習では北海艦隊の5隻が大隅海峡から西太平洋に入り、東海艦隊の6隻が南周りでバシ―海峡を通り合流した。航空機も往来した。演習終了後、東海艦隊は宮古沖から、北海艦隊は宗谷海峡、日本海、対馬海峡を回って中国に帰国した。国際海峡を通り問題はないデモンストレーションだった。しかし、東シナ海では偶発的な事態が起きた。自衛隊の偵察機に中国軍の戦闘機が30mまで異常接近した。南シナ海では昨年3月にフィリピンのスプラトリー南沙諸島に座礁させて海兵隊が常駐し、基地にしているフィリピン揚陸艦への補給を中国が断とうとした。5月にはベトナムが領土だとしている西沙諸島に中国が石油探索リグを投入した。中国海警船は放水や体当たりでベトナムの警備船を追い払った。後方には中国の軍艦が控えていた。海警船40隻、補給船30隻、漁船40隻がリグの周辺を取り巻いていた。7月にリグは試掘を終えて引きあげた。南沙諸島では中国が海戦で獲得した6環礁の5島を基地化する埋め立て工事を行っている。飛行場も作って南シナ海を支配するための不沈空母化しようとしている。日本が中東から石油を輸入するシーレーンが脅かされそうだ。


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