MA社会研究所情報

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家族生活研究。さようならのない永遠の別れがある。自殺が多い。

2009-07-04 22:50:46 | Weblog
放送大学で別れの心理を話していた。
猫が死んだり、親戚が亡くなっても心理的に存在している。喪失感が希薄になっている。まだ、猫がこたつで寝ているような気がする。親戚のおばさんも10年会っていないので亡くなっても喪失感がない。
ベトナム戦争で多くの兵士が行方不明になった。いつドアをノックして帰ってくるか、死んだかどうかもわからない。さようならのない別れになる。別れのないさようならもある。
毎日会っていた会社の人や友人、知人もなんとなく会わなくなって、クラス会やきっかけがないと永遠に会わなくなる。
家族関係も変わり、夫を下男のように思う妻や、子供だと思わない母がいる。家族でない気分である。家族ストレスがある。あいまいな別れがある。
飲み会をしようと思うとどこまで呼ぶか考える。
自殺のような明白な別れでも、死亡した事実を認めない遺族が多い。人生の時間が止まってしまう。自殺はキリスト教では神が与えた命を自らなくすことは罪だと言われる。
戦前、戦中は死は日常的なことで、結核などで15才までに75%が死んだ。戦死も普通だった。
ここ10年ほど自殺は毎年3万人を越えていて、不況で多くの中高年がリストラされて自殺するようだ。残された家族も後追い自殺するようだ。


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