MA社会研究所情報

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教育の社会史。移民教育と異文化理解。欧米の個人主義、自由主義、日本の国家主義。

2009-07-04 22:17:25 | Weblog
放送大学で移民教育と異文化理解の話を聴いた。
現代はテレビで世界の出来事を茶の間でみれる。テレビで世界の国々を旅して見れる。
異文化共生にみえる時代になっている。異文化の障壁がないように感じてしまうが、実際には障壁はある。対立や戦争が現実にある。
移民が増えているために移民教育が必要になる。出稼ぎにきたり、永住する人もいる。日本と異なる文化伝統を持つ人々を教育することになる。
歴史は異文化との交流の歴史で、移住してくる人は多い。渡来人や、留学生が文化を吸収して日本に伝えた。
1853年にペリー艦隊が来航し日米和親条約を結んだ。
1868年にハワイに移住した日本人がいた。ハワイは当時独立国でカラカウア王は日本にきて明治天皇と対談し、ハワイの王女と天皇家の結婚を求め、対西欧のアジア同盟を作り、工事労働者をハワイに派遣するように求めた。日本政府は労働者の派遣だけを行った。その後、アメリカ海兵隊がハワイに上陸し占領して革命を起こし、ハワイ共和国にした。1900年にハワイはアメリカの属領になった。
ある地理学者は日本の人口は増えるので海外移住して近代の労働の仕方を学び、日本へ送金し、経済的利益をもたらす。日本人の島国意識を変える効果もあると述べた。日本人は儒教道徳教育で、親への孝行と君主への忠誠を教えられているが、人類の一員としての人類愛や、生き物としての動物愛護の心がない。西欧人は親類縁者以外の人にも親切にする。日本人に西欧人のような公徳心を学ばせなければならない。個人主義、自由主義の西欧人に学び、国家に閉じ込められた日本人の世界観を変える必要がある。東西文明の融合が日本の立場で使命であるという。


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