地球温暖化を起こす温室効果ガスの排出量は毎日1億トン以上で世界の経済成長や人口増加で増えている。今後も増えていくとどうなるかシミュレーションした政府間パネルの見解が指針とされる。昨年末の報告によると、世界の平均気温は19世紀後半の世界の工業化以前と現在とで約0.6度上昇している。現在のペースで二酸化炭素などの温室効果ガスの排出が進むと今世紀末にはさらに2.6度~4.8度上昇する。4度以上の気温上昇が起きると生態系や植物の生存可能地域が移動し、世界的な食糧不足や生物の大量絶滅が起きる。グリーンランドや南極の氷が解け海面が上昇し島々が水没する。農作物の品質低下や減少、熱中症が増えて健康が損なわれる、海面温度が上がり、集中豪雨や巨大台風が起きやすくなる。シリアのように干ばつで内戦になるという。中国の経済成長が鈍化して、工業化や自動車による温室効果ガスが減少すれば気温が低下して世界の気候変動が少なくなるかもしれない。年末に開催される国連の会議で京都議定書に代わる枠組みを作ろうとしている。日本国内の温室効果ガスの排出量は前年度より1.2%多い14億800万トン(二酸化炭素換算)だったと環境庁が公表し国連に報告するという。
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