MA社会研究所情報

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福祉、失業対策。イギリス、スウェーデンでは再教育で再チャレンジ。

2007-03-21 23:17:21 | Weblog
テレビで各国の福祉政策を放送していた。イギリスは社会福祉が充実した国だったが、サッチャー首相の構造改革、規制緩和政策で、競争社会になり、福祉削減でホームレスが増加した。
労働党のブレア首相になってから、「働くための福祉」という考えで、再就職支援、再チャレンジのための職業訓練が行われている。面接試験に備えて、スーツ、ネクタイを買って、身なりを整えさせたりしている。
イギリスでは、60歳以上の高齢者には年金が支給される。失業した人には、求職手当てがでる。生活保護者には、所得補助が行われる。こうした人々と低所得者には、住宅保障や地方税減税が行われる。
スウェーデンでは、社会民主党の政策で、働かなければ経済発展しないとして、失業者に再教育が行われる。失業してもダメな人と思われず、失業手当を権利だと思い、堂々としている。
日本は中途半端で、生活保護費もなるべく支給しない方針で、福祉として不十分だという。小泉構造改革でリストラされホームレスになる人が増えている。競争、競争で負けた人は死ぬしかなくなってしまい、自殺が増えている。
安心して、仕事に取り組めず、生活不安が増えている。正社員をパートに取り替えて、人件費を削減したり、ワーキングプーアという、働いても貧困な人々が増えていく。社会不安が増してくる。

人生の段階はどうなっているか。子供のころから知るべきだ。

2007-03-21 12:54:55 | Weblog
いきあたりばったりで、やみくもに生きてきた。人生計画は立てるのだが、受験に落ちて、希望もしない仕事をして、転勤で思いもよらない土地に行かされ、思いもよらない人と結婚してきた、この先どうなるか考えると心配になる。年をとるとあとから考えて、ああすればよかった、こうすればよかったと思う。そのうち、みな忘れてしまい、あの世にいってしまう。
人生の段階はサラリーマンでは、どうなっているのだろう。現代の状況では
0歳から5歳までは、赤ん坊、幼児、幼稚園。天才教育を始める。
6歳から15歳は義務教育で基礎学力をつける。
読み、書き、計算、社会、世界を学ぶ。名門校に入る受験勉強。
遊びで知力、体力、気力作り。音楽、美術、スポーツの天才教育。
15歳から22歳までは勉強、大学受験、世界の頂点、最先端を目指す勉強やスポーツをする。恋をする。愛し合う。人生を楽しむ。海外旅行。留学。
23歳から35歳までは就職、結婚、子作り、仕事、海外の仕事、旅行。
35歳から45歳には子育て、仕事のリーダー。海外駐在。
45歳から55歳にはデスクーワークで管理職。子供が受験。転勤。単身赴任。
55歳から65歳は第一次定年。子会社へ再就職。子供が結婚。孫生まれる。
65歳から75歳は仕事、家事ができなくなる。老人ホームに入る。
75歳から85歳は介護付き老人ホームにはいる。
85歳からは、いつ死ぬかわからない。ひ孫生まれる。
小学生、中学生時代はわけもわからず、勉強したり、遊んでいるので、この時期に人生の段階を知る必要があるだろう。もっとも、これからどんな社会になるか、変化しわからないから、型どおりに思い込むのも良くない。個人、個人、型にとらわれない、自分の人生があるだろう。


日本はアメリカの従属国か。国は愛するより恐れるもの。

2007-03-21 12:03:19 | Weblog
ラジオを聴いていたら、大学教授が「日本は米国の従属国だ」と言っていた。米国と戦い、占領され、米国製の憲法に従い、米国に車や電気製品を買ってもらって生きているのだから、そうともいえる。米兵の駐留費も払っていて、米国に米兵を居させるより、安上がりだという。同じ米兵駐留国のドイツや韓国はそんなに払っていないという。冷戦時代は日本はソ連、中国といった共産国を抑える最前線であったが、冷戦終了で米国は日本を通り越して、中国と直接取引きするようになった。米国の大学の日本語科はガラガラで、中国語科が人気だという。
米国占領時に日本は国旗を変えるべきだったが、変えなかったので、戦前の軍国日本のシンボルが残り、戦後の民主主義を教えている教員の反対にあい、卒業式で日の丸を揚げるかどうかでもめる。
カナダ人は国家とは生命保険会社のように人々が選んで国籍をとるものだという。フランスは自由、平等、友愛が国の基本精神で、国民がそういう国を愛する。移民排斥反対デモに国旗を掲げていくという。
日本は国といっても明治維新で大日本帝国として、国家統制を強めるまでは、大名が治める藩が独立国のようになっていた。島国で世界と離れて、自然に生まれ住んでいるところで、国という意識は少なかった。国は怖いもので税金を取り上げ、お上として言うことをきかねば罰されるという存在で、愛するものではなかった。
中国人は「中国」という国家意識は理念で、親戚や地域に帰属している意識が強いという。日本人が皆、日本人だと思っているのでおどろくという。