スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

横浜 KIKUYA(キクヤ)

2009年06月11日 | 料理/グルメ
最近、横浜で一番立ち寄る場所は野毛になってきました。野毛の下町風情が気に入ってしまって、泊まりになると晩ご飯は野毛で済ませることがほとんどです。もちろん中華街やみなとみらい周辺も好きですし、元町や伊勢佐木町だってお気に入りの街です。でもこのところ何故か野毛の芳香に惑わされるように自然と足が向きます。歳をとったのでしょうか。つい先日もうろついたばかりでした。今日も横浜方面に仕事でやってきたのでお昼ご飯を食べることになり、野毛に来てしまいました。夜の野毛ではなく昼の野毛はどうかなと期待も大きく。野毛坂にある「KIKUYA」(キクヤ)さんは、野毛坂にあるスリランカ・カリーが売りの洋食屋さんです。ハンバーグ、グラタンとも看板に書いてありました。13時頃到着したので一段落着いたところかとふんでいたら、意外にも満席で外で待っている人までいました。食べ終わって店を出るまでお客の足は止まることはなかったので、本当に人気があるようです。ご主人と女将さんで切り盛りする小さなお店ですが、コンクリート打ちっ放しのモダンでさっぱりしたインテリアが何だかアンバンスに感じます。キーマ・カリーのランチメニューが目についたので「海老とアサリのキーマ・カリー」(900円)を注文しました。しばらく待ちます。カレーって大体どこでもすぐ持ってくるのが普通ですが、「KIKUYA」さんは違いました。食べ終わってからお店の人に聞いてみると、具を調理してからルウと合わせ、それから食器鍋ごとオーブンで温めているそうです。道理でカレーの中の具は、すべて食材の味が損なわれていませんでした。独特のスパイスを効かせたスウプカレーに、小海老とアサリ、その他にブロッコリー、レンコン、インゲン、ミニキャベツ、玉子などたくさんの具が入っています。辛さが選べたので僕はハードを頼みましたけど、ちょうど良い辛さでした。具材とカレー・ルウを煮込んで出汁を染み込ませるお店がほとんどですから、かなり独創的なお店だと思います。スウプ・カレーですからスプーンにライスを載せてからルウをすくっていただきます。はっきり言って、病み付きになるくらい美味しいカレーでした。お客が押し寄せるのも無理ありません。スパイスの粒立ちを感じるほど、辛さに深みがあるというかハーモニーを感じます。ランチはセットでライスとサラダと野菜スウプがついているのでお腹が満腹になります。野毛にはあるんですねえ。こんないいお店が。増々、好きになってしまいました。



住所 神奈川県横浜市中区野毛町4-173 天悦ビル 101
電話 045-231-0806
場所
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さいたま 清河寺温泉

2009年06月08日 | 温泉
最近、温泉に行ってないなあ。と考えると行きたくなるのが人情。仕事で埼玉県までやってきたのでどこか適当温泉はないかと探してみるとありました。さいたま市に。埼玉県は温泉が多くある所ではありません。それも、さいたま市内ということで、スーパー銭湯の延長線のようなものだろうと軽く考えて向かいました。ところで、埼玉は田舎だ田舎だと口々に言われ聞かされていますが、その主な理由は畑が目につくことだと思います。割と広大な畑が多いのです。そしてどこへ行っても土の匂いが漂い、羽虫が飛び交う姿が珍しくありません。日本は都会より田舎の方が圧倒的に広いのだから、埼玉だけ田舎臭いと言わなくてもいいと思うけど、東京から離れて初めて田舎臭い匂いを嗅ぐと「やっぱり埼玉だ。」と思い浮かべてしまうのでしょうねえ。僕もそう思ったし。「清河寺温泉」(入泉料700円)はその田舎に(失礼)相応しい環境にある真新しい温泉です。アプローチに整然と手入れされた庭がとても印象的です。行きはJR西大宮駅から歩きました。家族連れを対象にした温泉だけに一人で徒歩でやってくる人は皆無でしょう。車で来るかバスを利用しましょう。で、「清河寺温泉」のことを褒めておきます。驚くほどちゃんとしていました。ナトリウム塩化物温泉、低張性、弱アルカリ性でえ成分も詳細に告示していました。何?入ってみるとぬめり感もあるし湯は茶褐色がわずかに確認できます。露天には、なんと源泉かけ流しまで用意されていて、モダンなインテリアデザインの中にも本格的な温泉があるという決して馬鹿にしてはいけない温泉でした。地元の人にも人気があるようです。かけ流しの源泉の温度は38.3度C。ぬるい温度です。これが何とも心地よくて一度入ると出られなくなります。僕はこれが一押しです。檜の内風呂も段差があって半身浴ができたり、ジェットバスもいいものを使っているので、利用して初めてわかる良さが随所に感じられました。寝湯から眺める竹林もいい感じです。人工的と言ってしまえばそれまでですが、里山の風景だって人為的はものなんですから、これもありだと思います。しっかりリラックスできました。

さいたま 清河寺温泉 公式サイト
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名古屋 大須 ピッツア チェザリ

2009年06月07日 | 料理/グルメ
名古屋の大須にはよく訪れます。休日の今日は人通りも多く商店街は大賑わいでした。シャッターを閉めっ放しで伽藍として悩む地方の商店街組合から熱い注目を浴びています。若い人もお年寄りも男も女も元気に闊歩していました。この人通りを見ると、子供の頃地元の商店街を練り歩いた時の賑わいを思い出します。今日の用事は、下の娘が大須で服を買いたいと言うので連れてきました。古着も新品も個性豊かなショップが目白押しで、随分気に入った街になったようです。妻も昔の職場が近かったので割合土地には明るい方です。買い物が済むと少しお腹が減ってきたので何か食べようということになり、石釜で焼くピッツアを出す店があるはずと妻が勧めてくれました。それは多分「チェザリ」だろうと思って僕が案内しました。このお店は来たことがあるので場所は知っていました。ここはややこしい構造のお店で「ピッツア チェザリ」(ピザ)「トラットリア チェザリ」(イタリアン)「オフィチーナ チェザリ」(立ち飲みカフェと居酒屋と菓子)が一カ所に集まっていて、客はカウンターかオープンカフェかソファーを選んで座るお店です。貸し切りで結婚式の披露宴もできるんです。それで小腹を満たすためにピッツアを選んだのですが、今年からピッツアランチ(一日中OK)が凄いことになっています。なんと25センチ大のピッツアが350円に値下げされているのです!セットの缶ジュースが付いて500円。安い。セルフサービスでナポリピッツアを注文し、紙のお皿に載ってくるカジュアルなシステムです。頼んだナポレターナはモッツアレア・チーズとバジル(オレガノ?)とトマトピューレとニンニクだけのシンプルなピッツアですけが、ピッツアの醍醐味は十分伝わってきます。素材はすべて一級品です。薪釜は本場ナポリから持ち込んだ本格的なもので、ロベルトとルチアーナという名前まで持っています。ピッツア職人の牧島さんはナポリピッツア世界選手権で外国人部門で準優勝する腕前で、この店もナポリピッツア協会の認定登録店No.230なのです。写真を撮ろうとしたら、お店の方からもどうぞと快く引き受けていただけるし、職人牧島さんも仕事中なのに陽気にポーズをとってくれました。感謝です。ナポリ風はクラフトが厚く歯応えがあるし、縁取りが大きいので具が溢れることがないので僕は好きです。現地のピッツアみたいに気軽に食べて欲しいとか。こんな美味しいピッツアがこんなに安いなんて、これが本当のアンビリーバブル。



CESARI !! 公式サイト
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鶏肉のステーキ甘酢ちりめんキャベツ添えとジェノベーゼ風スパゲティ

2009年06月06日 | 料理/グルメ
休日のお昼ご飯を作ろうとしてあーだこーだと思案しているうちに、成り行きで作ってしまった料理です。妻の仕事がある時は娘達に料理を作るのは僕の仕事です。最初、バルコニーで栽培したバジルの葉があったので、使わないといけないと思い、バジルペーストを利用した料理にするつもりでした。冷蔵庫にあった鶏肉を焼いてソースにでもすればいいかと始めたのですけど、バジルペーストがよくできたのでパスタ料理にしてしまおうと心変わりして、それなら付け合せをもう少し増やした方がいいなということになって、塩茹でしていたニンジンは途中で変更しグラッセになりました。パプリカとアスパラガスはオイル・バターで炒めただけですが、調子に乗って最近覚えた甘酢ちりめんキャベツも付けちゃいました。出来上がってみるとちょっと豪華なランチプレートになったんじゃないかな。バジルペーストはバジルの葉はフレッシュがあるとは言え、松の実とパルメザン・レッジーノ・チーズは入手する必要があるため買い出しはしました。今回はミキサーを使って簡単にできるとたかをくくっていたら、量が少なくてなかなか粉砕してくれなくて何度も掻き混ぜながらの作業になり苦労してしまいました。チーズをおろすのも大変ですけどね。でも誰が思い付いたのか、バジルの葉と松の実とニンニクとオリーブ・オイルとパルメザン・レッジーノ・チーズを組み合わせるだけで(塩は入れます)最高に美味しいソースになってしまうんですから不思議です。スパゲティに絡めましたが、パンに載せて食べるのもお勧めです。是非お試しあれ。本日は、旬の味覚になりました。ちりめんキャベツは、手に入りにくい食材だと娘達に話していたのを妻がそんなこともないと反論して買ってきてくれたのでストックがありました。妻も反抗期に入ったようです。千切りにして水と白ワインとお酢とグラニュー糖で煮込むだけ。簡単です。鶏肉は筋と脂身を取り除いてから焼いてステーキ風にしてみました。肉汁とバターを煮詰めた即席ソースをかけただけですが、いい感じに仕上がりました。今日の料理は失敗もなく二人の娘達もご満悦だったみたいです。年頃の娘ですからね。これくらいサービスしておくと、父親に話の一つもしてくれるというものです。効果あると思います。

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堺 大泉緑地のコアジサシ

2009年06月04日 | ネイチャー/ペット
大泉緑地は、近くにある仁徳天皇陵より少し大きいくらいの広大な公園です。市街地でありながら、これほど大きな公園があるなんてそれだけでも凄いなと思ってしまいます。仕事で近くにやってきたので時間調整のため中に入ってみました。散策するには充分すぎるくらいの広さがあり、植林や池など自然も感じることができます。息抜きのために立ち寄ってみたのですが、どっぷり放心するぐらいハマってしまいました。子供が遊べる施設やスポーツができる施設の他に羊広場やバーベキューまで利用できる多目的な公園です。それに大泉池と呼ばれる大きな池には蓮が群生していました。蓮の花はあまり残っていなくて、一部の小振りな花が咲いているだけでした。巨大な花壇の先に屋根が付いた中央休憩所があって、池に突き出るように面しています。そこから大泉池を望み景色は、大阪市街の一角だとは思えません。何があるのかよく判らず入園した僕にはサプライズでした。池には大きな魚が生息しているようで、時折ジョボっと水泡の音が聞こえます。ミドリガメの大きなヤツも発見しました。夜店か何かで手に入れて放したものでしょう。雷魚と思われる魚影も二尾見つめました。どうやらこの池は生物の宝庫のようです。休憩所を見渡すと辺りは老人ばかりです。だだっ広い公園は、老人が寄り添う場所でもあるようです。三脚を立てバズーカのような望遠レンズで写真を撮っている人も幾人かいました。何を撮っているのか様子をうかがうとすぐにわかりました。鳥です。噴水口の周りに鳥がいっぱいいます。池の上空を低く飛ぶ白い鳥が目立ちます。キュイッと短く鳴く時もあれば、キューイーと響かせる時もあります。独特な翼の羽ばたき方。この鳥はひょっとしてアジサシ・・・?まさか。海鳥が河川づたいでもない池にいるの?と疑問に思ってカメラマンに尋ねると「コアジサシ」だよって教えてくれました。やっぱりそうでした。白い翼と長いくちばし。とても美しい鳥です。群れでやってきています。他にも海鵜と思われる鳥もいました。海岸に比較的近いとは言え場所からすればユニークなキャラクターです。後でわかったけど、大泉緑地の「コアジサシ」は夏の風物詩で有名なのだそうです。「コアジサシ」はホバリングをしたかと思うと真っ逆さまに急降下し、水面にダイヴして魚を捕っていました。これを眺めていると飽きません。10M先でダイヴが見られると小柄な鳥でもダイナミックです。携帯電話では動きが速くて写真には写りませんでした。それで仕事はちゃんとできたかって?それはまあまあ。

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フィットネスのために泳ぐということ 12

2009年06月02日 | スポーツ
何かと用事ができてしまい、少しブランクになりました。今日は仕事帰りにプールで泳いできました。場所は「中村スポーツセンター」です。前回ここで足をつってしまって不本意なフィットネスになってしまったので、苦手意識を作らないためにも再度泳ぎにやって来ました。名古屋駅から地下鉄で3駅の「中村日赤駅」の近くです。地下鉄の路線はカーブを描いているので真っすぐ道を歩けばショートカットになって意外に近いよ。歩いた方が健康的だ。と人から聞いたので名古屋駅から歩いてみました。天気もよく日も暮れないので明るくて温暖な天気でした。下町風の市街地を歩くのも楽しいくらいです。確かに歩ける距離でした。そしていい運動になりました。到着して気付いたのは、これからトレーニングをするのにもう疲れてしまっている。ということでした。そう言えば泳ぐんだっけ。プールには社会人スイマーがしっかりいました。スイムコースが限られているので、ちょうど満員になるくらい泳いでいます。ロングをやりたかったけど急遽メニューの変更をしました。アップはクロールで200M、スイム50Mをクロールで1本、ブレストで3本、キックのブレスト50M、イージースイムのクロール50M、イージースイムのブレスト50Mを2セット、仕上げはハードスイムでブレスト25Mを4本、合計800Mです。はっきり申し上げればとても泳げるような状態ではありませんでした。体調のことではありません。疲れはあるものの泳ぎは満足できました。でもペースはコントロールし辛かったです。スイマーのレベルはプール、曜日、時間帯によって変化します。今日の「中村スポーツセンター」のアフターファイブにやってきたスイマー達は皆スローペースの人達ばかりでした。前の人に追いついてしまうために間を空けなくてなりませんが、15Mから20Mは欲しい所です。そうすると後ろの人が先にスタートしてしまうので僕は待たせれ続けることになります。ロングはあきらめるとしてもインターバルは組めません。人を避けて何とかメニューをこなしました。最近時間の余裕のある人が多いのでしょうかねえ。肩の痛みが徐々に和らいでいるので最近はクロールのメニューを取り入れています。肩を回すのもいいリハビリになります。
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エスカイア日本版が休刊!

2009年06月01日 | 文化/歴史/技術
あのエスカイア誌が2009年7月号をもって休刊することになりました。約22年間の発行の歴史を閉じることになったのです。僕はこの事実をすぐに受け入れることはできませんでした。まるで古い友人を失ったように虚脱喪神状態になりました。振り返ってみると1987年に創刊された当時から、男性誌の頂点としてハイクオリティな紙面を維持し続けてきたのは奇跡に近いことです。僕は愛読者でもあり、コレクターでもあるのかも知れません。気が付けばパイロット的に販売された季刊誌5誌のうち4誌と月刊化された後の第一号から最終号まですべて保存して持っていました。毎月、「エスカイア日本版」を購読するのは僕の日常になっていました。エスカイアを初めて手にしたのはまだ若かった時です。ジョン・レノンが表紙の季刊第3号を本屋で見つけた時は、「こんあ凄い雑誌は読んだことがない!」と驚き、月刊化されるとバックナンバーまで取り寄せて読み耽りました。最近は拾い読みになってしまいましたが、現在唯一定期購読している雑誌が「エスカイア日本版」なのです。テクストと写真がとにかく素晴らしい。どんな小さなコラムでもテクストと写真は作者の名前がクレジットしてあるのです。そんな雑誌、僕はそれまで知りませんでした。それに広告も記事もそうですが、すべてがハイソサエティなのです。若い僕にとっては、エスカイアの世界は憧れでもあり自分を奮い立たせる動機にもなっていました。エスカイアを読むことは人生道場に通うようなものなのです。そして22年間、欠かさず修行を続けてきました。スローフードを紹介したのもエスカイアでした。僕がこんなブログを書くようになったのもエスカイア抜きにはあり得ません。僕が作るものは地出な単語の羅列にボケた写真のオンパレードなので比べられるものではありませんけど、引き締まったテクストと綺麗な写真でメディアを構成するアイデアはエスカイア譲りのつもりです。特に写真家稲越功一氏の写真は衝撃的でしたし、影響を受けました。細野晴臣の連載コラム「アンビエント・ドライバー」も音楽シーンの背景や彼の音楽性を理解するには最高の記事でした。ファッション、旅行、食、スポーツ、文学、音楽、映画、アート、建築、その他多岐に渡る分野を網羅しながら、どうしてこんな奥深いコンテンツに仕上げることができるのだ?と今でも感心しています。今まで僕を導いてくれた「エスカイア日本版」に感謝したいと思います。またこの雑誌を出版し続けてくれたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。
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