最近、横浜で一番立ち寄る場所は野毛になってきました。野毛の下町風情が気に入ってしまって、泊まりになると晩ご飯は野毛で済ませることがほとんどです。もちろん中華街やみなとみらい周辺も好きですし、元町や伊勢佐木町だってお気に入りの街です。でもこのところ何故か野毛の芳香に惑わされるように自然と足が向きます。歳をとったのでしょうか。つい先日もうろついたばかりでした。今日も横浜方面に仕事でやってきたのでお昼ご飯を食べることになり、野毛に来てしまいました。夜の野毛ではなく昼の野毛はどうかなと期待も大きく。野毛坂にある「KIKUYA」(キクヤ)さんは、野毛坂にあるスリランカ・カリーが売りの洋食屋さんです。ハンバーグ、グラタンとも看板に書いてありました。13時頃到着したので一段落着いたところかとふんでいたら、意外にも満席で外で待っている人までいました。食べ終わって店を出るまでお客の足は止まることはなかったので、本当に人気があるようです。ご主人と女将さんで切り盛りする小さなお店ですが、コンクリート打ちっ放しのモダンでさっぱりしたインテリアが何だかアンバンスに感じます。キーマ・カリーのランチメニューが目についたので「海老とアサリのキーマ・カリー」(900円)を注文しました。しばらく待ちます。カレーって大体どこでもすぐ持ってくるのが普通ですが、「KIKUYA」さんは違いました。食べ終わってからお店の人に聞いてみると、具を調理してからルウと合わせ、それから食器鍋ごとオーブンで温めているそうです。道理でカレーの中の具は、すべて食材の味が損なわれていませんでした。独特のスパイスを効かせたスウプカレーに、小海老とアサリ、その他にブロッコリー、レンコン、インゲン、ミニキャベツ、玉子などたくさんの具が入っています。辛さが選べたので僕はハードを頼みましたけど、ちょうど良い辛さでした。具材とカレー・ルウを煮込んで出汁を染み込ませるお店がほとんどですから、かなり独創的なお店だと思います。スウプ・カレーですからスプーンにライスを載せてからルウをすくっていただきます。はっきり言って、病み付きになるくらい美味しいカレーでした。お客が押し寄せるのも無理ありません。スパイスの粒立ちを感じるほど、辛さに深みがあるというかハーモニーを感じます。ランチはセットでライスとサラダと野菜スウプがついているのでお腹が満腹になります。野毛にはあるんですねえ。こんないいお店が。増々、好きになってしまいました。
住所 神奈川県横浜市中区野毛町4-173 天悦ビル 101
電話 045-231-0806
場所
住所 神奈川県横浜市中区野毛町4-173 天悦ビル 101
電話 045-231-0806
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