スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

我が心のトムとジェリー

2009年06月21日 | 芸術/演劇
子供の頃、何度見ても飽きないアニメがありました。「トムとジェリー」です。本当に大好きでした。いつ頃からか夢中になって観てました。小学校の高学年になっても再放送されていたので、恥ずかしながらテレビの前で釘付けでした。この度、宝島社からDVDが発売されたので買ってもらいました。買ってもらいましたとは子供のおねだりみたいな表現になりましたが、実は妻から父の日の贈り物に村上春樹の「1Q84」を予約してもらい、そのついでに「トムとジェリー」のDVDも欲しいなあ。なんて指をくわえるように話してしまったからです。980円で30作品を発売し、その後34作品を収録して第2弾も発売されました。両方買っても2000円以内!お買い得です。著作権保護期間が終了したので安価に提供できるようになったとは言え、ファンには泣きたくなるような奉仕特価企画です。下の娘も大好きらしく、一緒に見入っていました。吹き替えではないのでちょっと雰囲気が違いますが、十分その魅力は味わうことができます。確かジェリーの声優役は一休さんと同じでしたよね。♪トムとジェリー!仲良く、喧嘩しな♪とエンディングテーマの歌もよく覚えています。ドタバタ喜劇の面白さもさることながら、アメリカ人の裕福な家庭環境も同時に知ることになり、子供ながらに贅沢な生活の一端を垣間見て憧れたものでした。トムがジェリーを探す時に観葉植物を根ごと持ち上げるシーンを見て、鉢植えの大きな植物なんか自分の家には無いよなあ。と思ったり。大きな冷蔵庫にはデザートを含め、御馳走がぎっしり保存されているのも驚きでした。細かい所を上手く使ってドタバタを演じるものだから、家財道具や調度品など生活様式の違いが何となく伝わってくるので、見ていて飽きが来ませんでした。ブラインド、ピクニック、芝刈り機、ステーキなんか印象的です。ゴルフやビリヤードを大人になって覚えましたけど、テレビを見ていた少年の僕が、将来同じことをするなんて夢にも思っていませんでした。そう言えばジェリーの大好物のチーズ。ネズミがチーズを好むとアメリカ人は考えていたらしいと思ってみたり、給食のチーズはどうして穴が空いてないのだろうと疑ってみたり文化の違いを発見できました。ネズミ捕りのデザインもこのアニメで知りましたが、本物は日本では売ってなかったような気がします。あったのかな?知らないだけかも。BGMはクラシック主体でマッチングが素晴らしかったです。リストのハンガリー狂詩曲なんて耳について離れませんでした。昔、友達との付き合いはトムとジェリーのように、仲良くしたり喧嘩したり入れ替わることだって当たり前だったような気がします。「トムとジェリー」は大人になった今でも、教えてくれるものがありそうです。

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