海の行けば海の幸があり、山へ行けば山の幸がある。海のない埼玉へ来て山の幸を探すと、イノシシ料理に鮎料理などの山の幸があるみたいです。ホルモン焼きなんてものも名物みたいです。ですが秩父蕎麦と言うくらい蕎麦も有名です。今日はランチにどれにしようかと思い悩んでみましたが、営業時間からすると蕎麦くらいしか選べませんでした。車で移動すると秩父の道はワイディングロードが多く、ドライブ気分が味わえます。秩父鉄道と荒川と国道140号線は互いにねじりながら、くねくねと曲がり続いています。ハンドルを握りフロントガラス越しに飛び込んで来る飲食店の看板を見ていると、本当に蕎麦屋が多いです。たかが蕎麦を食べに行くのに山奥に行くのか?と自問自答しながら辿り着いたのは「手造りそば 福田家」です。旧家を思わせる一軒家です。ここの自慢は「福汁そば」と呼ぶゴマだれをつけて食べる蕎麦です。しかし、僕の気分は「鴨汁そば」(950円)でした。蕎麦は200円増しで大盛りにしました。鴨汁をジビエと言わないとは思うけど、幾つもの山を越えてやって来たのだからそれっぽいものを食べたくなったのです。早くも新蕎麦が出たらしく、香りの良い蕎麦ともに温かい鴨汁が堪能できました。一体誰が鴨汁と蕎麦を合わせたのだろうと考案した人に本当にありがとうと感謝しながら蕎麦をたぐりました。鴨汁は田舎らしい濃い味で、甘辛な味でしっかり出汁が出ていました。お焦げがついた長ネギの香ばしさと鴨肉を楽しみ、秋を感じる蕎麦をいただきました。秩父も立派な蕎麦処でした。この店は熱帯魚が趣味のようでお店の中に観賞用にタンクが置いてありました。思わず、お店の人としばらく熱帯魚について話をしました。グッピーの混泳槽は水が透き通っていてコンディションがかなり良さそうなので尋ねてみると、一番上手くいっているタンクだったみたいで嬉しそうに説明してくれました。白コリドラスなんて5年も生きているので図体がでかくなっていました。この辺りは生活用水にミネラルがたっぷり溶け込んでいるのでしょうか。水草も色が綺麗でした。水が綺麗な土地は蕎麦には欠かせない条件ですからね。
住所 埼玉県秩父郡皆野町皆野613-1
電話 0494-62-3515
場所
住所 埼玉県秩父郡皆野町皆野613-1
電話 0494-62-3515
場所