これぞ映画という映画に年度末に出会える。モノローグで始まり、モノローグで終わるまさに一人の男のモノローグ映画だ。ニューヨークでの3日間のジョン・レノン殺害に至る男の心境、行動、思想を通して現代人の閉塞感と病理を追及する。
主演のジャレッド・レトがすごい。セリフの言い回しといい、30キロもこの役のために太ったデブ体形、感情の起伏の激しさを表情で表現するその繊細さ、彼のこの演技は本当に演技賞ものだ。この映画は彼に負うところが多いだけにものすごい俳優がいるものだと思う。
彼がなぜジョン・レノンを殺したのか、結局解りそうで不可解なのだが、それ自体が現代という闇の中にすっぽり嵌まり込み、まさに人間が生きていく上での孤独という深遠と対峙しなければならないということを知らされる。
ジョン・レノンとやっと会えて新作レコードにサインをもらえるとき、レノンの人としての優しさを享受したのに殺してしまう彼の心の闇は現代人には永遠に謎として残るのか。
やはり現代というものに対しての不安感はこの映画を通していっそう深く感じることになる。素晴らしい秀作。
主演のジャレッド・レトがすごい。セリフの言い回しといい、30キロもこの役のために太ったデブ体形、感情の起伏の激しさを表情で表現するその繊細さ、彼のこの演技は本当に演技賞ものだ。この映画は彼に負うところが多いだけにものすごい俳優がいるものだと思う。
彼がなぜジョン・レノンを殺したのか、結局解りそうで不可解なのだが、それ自体が現代という闇の中にすっぽり嵌まり込み、まさに人間が生きていく上での孤独という深遠と対峙しなければならないということを知らされる。
ジョン・レノンとやっと会えて新作レコードにサインをもらえるとき、レノンの人としての優しさを享受したのに殺してしまう彼の心の闇は現代人には永遠に謎として残るのか。
やはり現代というものに対しての不安感はこの映画を通していっそう深く感じることになる。素晴らしい秀作。
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