王様ニキビ（2008 於芸術創造館）（突撃金魚 作・演出：サリngROCK） 70点

前作「愛情マニア」は服部まひろ主演でとても身近な親近感のある演劇でした。今年は２回目の上演で楽しみにしていました。

サリngROCKさん、結構凝った演劇作りをしていて最初はその打って変わった変貌振りに目を白黒させ、とっつき憎い感じがしました。一見華やかなハナシに見えるが、結構意味深な内容だったので最初からどっぷり浸かるというわけにはいかなかった。女性の演劇陣が多く、見ているだけで楽しいが、結構奥深い演劇なのだと気づく。

随分と頑張っている感じもしたが、ある程度の飛躍はしないと演劇もただ小さく固まってしまうことを考えればその勇気に賛美を与えたい。この演劇の真意には僕は達しなかたっと思うけれどまだまだ可能性のある劇団だということはよく分かりました。頑張って欲しい。