セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

たそがれ酒場 (1955/日)(内田吐夢) 75点

2018-10-17 18:37:07 | 映画遍歴

グランドホテル形式を採った映像は日本映画にしてはモダンで冴え渡り、西洋映画を見ているようであった。新東宝映画というのも貴重で映画素材的にも、俳優の豪華さからももっと評価されるべき映画だと思う。

ただ、ラストの説教がこの形式のリズムを壊しているし、途中津島恵子のストリッパー舞踊シーンは度胸がなさすぎ、いかにも退屈。当時はあんなもので喜んでいたのだろうか、、。

とはいえ、当時の世相もよく分かるし(例えば、ウニと卵が30円。焼き鳥が10円。いかに卵が高かったか。)内田としても野心的な作品だと思います。

若い時の多々良純と宇津井健に、はっとさせられるね。カッコいい。天地茂は分からなかった。女優のお二人はホント、美女美女だ。当時映画女優になろうと思うと、そんじょそこらのお人では無理だったんだと分かります。現代との相違に改めて驚く。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イコライザー2 (2018/米)(... | トップ | 血槍富士 (1955/日)(内田吐... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事