若い野郎たちの劇団である。大学劇団の延長戦の有志を集めた劇団で、こういうのはよくありますね。僕でさえ、見知った人がいるので、けれど安心できる劇団である
脚本は既成のものなんだね。130分の長尺なので、セリフを全部覚えるのに大変だったんだろうなあと思う。でも、やりがいのある劇の構成なので、彼らが今いる地点。これからの人生を思うに実にいい演劇となった。
テーマは現代の若者が維新前の京都に舞い込んでしまう。そこには、新選組がおり、長州もいる。なぜ彼らは命を懸けてまで己の人生を闘ったのか。
それは我々現代人の問いでもある。ましてや、これから長い人生を歩み始めた演劇を目指す若者たちからは、遠いまばゆい星のような光をそこに見たのであろう。そんな彼らの思いがガンガンこちらに伝わってくる。
秀逸な演劇でした。彼らからさわやかな元気をもらいました。
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