セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

白鍵と黒鍵の間に (2023/日)(冨永昌敬)  70点

2023-10-08 18:20:22 | 映画遍歴

池松がピアノレッスンかなり頑張ったと聞いていたので、行きゃなきゃと思い映画館へ。

映画としては外国映画でよくある、俳優が玄人なみに演奏している光景とかは見られなかったが、それなりに雰囲気は出していた模様。けれど、この映画における魂というものがそれほど感じられず約30分程度で、少々退屈感を持つようになる。

クリスタル・ケイが「客が私の歌を聴いてくれない」なんて言うボヤキはキャバレーの歌手なんてそんなの当たり前で、それが最初から最後まで変わらないものだから辟易する。

大体、昭和末期の時代性は映像を通してよく出ていたように思う。けれど、どうもそれがストレートにこちらに伝わってこないのはなぜか。

最後の最後は面白い挿話を用意してくれ、これだけが見ものではあるが、でもだからって、今までのすべてを覆すものにはなり切れない。仲里依紗が意外と平凡だったのも評価しづらい点。


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