セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

父親たちの星条旗 (2006/米)(クリント・イーストウッド)

2006-10-29 20:21:58 | 映画遍歴
政治に利用される英雄論、戦友論、味方を誤射してしまう戦争の実態等、しかし、問題点を執拗に提示するその姿勢はそれほど鋭いものではない。硫黄島での日本軍の不気味さは感じられたが、反して安易な戦法があったり、意味不明。一番疑問に思ったのは戦後60年をたってもまだ戦場の悪夢が存在するのか、ということなのだが、戦争を知らない世代がのたまうことではないのだろう。
戦争のむごさはさすがイーストウッドらしい演出が続く。しかし、意表さではマリックの「シンレッドライン」には及ばない。いつもの乾いた鋭さからは程遠いと思ったのは僕だけだろうか、、。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トンマッコルへようこそ (200... | トップ | 炎のメモリアル (2004/米) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昨日観てきました。 (アスカパパ)
2006-11-07 15:45:20
こんにちは。
「手紙」とどちらを先にしようかと迷ったのですが、上映時刻の関係でこちらを観てきました。
観客の入りが僅か10人でした。ヌートリアEさまのご批評もあまり芳しくないようですが、人気がないようですね。
私は年齢的に酷似した他の9人の観客と同じく、当時の様相を新聞やラジオを通じて、少しはリアルに知っている関係からか、気に入りました。
私より2才年上のクリント・イーストウッド監督が描いただけあって、戦争映画であって戦争映画でないような力作だと思いました。
次ぎは「手紙」を観る予定です。
ではまた。
アスカパパ
返信する

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事