セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

ももちの世界「ハルカのすべて」(作・演出 ピンク地底人3号)(於・神戸アートビレッジセンター) 90点

2020-02-09 18:40:57 | 演劇遍歴

ももちでは2作目。前作はラスト少々分からず、今回逆に期待を持って観ることに。

会場の広さ、俳優陣の多彩、映画へのオマージュ、音響の俳優によるアカペラ化(これがかなり効果を上げる)、そして何より地底人3号の脳内イメージの拡散という大胆なテーマ手法がぐんぐん我々観客の心をわしづかみにする。

もう圧倒的で、映画好きの吾輩はそこにフェリーニの8・2/1からはじまる映画の諸作品を感得し、俳優で揺れ動くモンタージュとしてしかと確認した。

今でも僕の脳内はこの作品の音楽が明瞭に流れており、演劇のもたらす可能性を強く感じることとなる。地底人3号の脳内と観客とは一体化し、素晴らしい世界を構築した。演劇を見ていてよかった。ほんとそう思える。地底人3号に感謝!

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴツプロ!>狭間の轍(作・竹... | トップ | 殺し屋、続けてます。(石持 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

演劇遍歴」カテゴリの最新記事