セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 84本、 演劇 57本

大阪放送劇団「その受話器はロバの耳」(作/土田 英生 演出/増田 久美子) 於A&Hホール 80点

2024-07-14 17:34:40 | 演劇遍歴

土田氏の作品だから見ておこうと見た演劇でした。とても卑近な話で、また会社勤めをしたことのある人ならだれもが悩む事柄を、実に等身大の距離感覚を持って演じられました。

登場人物がみんなキラキラ輝いており(それなりにみんな影を持ってはいるが)、2時間強の劇はアッという間に終わってしまう。いい小説を読んだ後に残る読後感もさわやか。素晴らしい演劇でした。

前半からちょっといい加減人間めいた役柄だった人たちが、最後では清々しく、とても心に残りました。いいホンですね。

会場はちょっと遠かったけれど、全然気にならなかったです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メイ・ディセンバー ゆれる... | トップ | 線の波紋 (小学館文庫 2012)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

演劇遍歴」カテゴリの最新記事